赤くん
(この声は…)ハァハァ ゲホッ
紫くん
大丈夫。俺たちがいるよ。
赤くん
ハァハァ (紫くんだ…) ポロポロ
赤くん
ゲホッ (安心する声…)ポロポロ
紫くん
サスサス ゆっくり呼吸して
赤くん
ハァハァ
赤くん
ハァ…ハァ…ゲホッ
紫くんは何も言うことなく、背中をさすりながらただずっと、俺が落ち着くのを待ってくれた
赤くん
ハァ……ハァ……
紫くん
もう大丈夫?
赤くん
コク
紫くん
良かった ニコ
紫くん
…今日は買いに行くのなしにしよっか
赤くん
えっ…
紫くん
急にいろいろ困るよね…ごめんね
赤くん
!いやっ、俺のせいです
赤くん
謝らないでください…
紫くん
…赤くん、
赤くん
?
紫くん
俺たちはずっといるから、焦らなくていいんだよ
紫くん
ゆっくりいこ ニコ
赤くん
っ…
赤くん
あ、ありがとうございます…
紫くん
じゃあ…みんなに言ってくるね?
赤くん
はい…
ガチャ
赤くん
…
赤くん
やっぱり俺はここにいちゃダメだ…ポロポロ
ここにいる人は、みんな優しい
間違いなく俺が今まで会った人の中で、1番安心する
だからこそ、困らせたくなかった
迷惑かけたくなかった
赤くん
俺は…帰った方がいいんだ…ポロポロ
もちろん、家には帰りたくないけど
今は彼らに迷惑をかけるほうが嫌だった
それから俺は、黄くんから借りた服を脱いで、綺麗にたたんだ
赤くん
(…こっそり出よう)
赤くん
…
赤くん
大丈夫、
赤くん
これが俺にとっても、みんなにとっても1番いい選択なんだから。
そう自分に言い聞かせるようにして、俺は部屋を出た
ガチャ
赤くん
(誰も…いないよね…)
<うん…かっ…
<じゃ……うしよ…
赤くん
(良かった、みんな向こうにいるっぽい)
赤くん
…
赤くん
大丈夫大丈夫…(ボソ)
赤くん
…スゥーーー よし、(ボソ)
余計なことは考えなかった
そうしないと、足が止まってしまうから
赤くん
本当にありがとうございました(ボソ)
赤くん
ペコ
俺は誰もいない玄関に、深々とお辞儀をした
そしてドアに手をかけた
ガ…チャ…
みんなに気づかれないように、ゆっくりとドアを開けた時だった
ガシッ
赤くん
!!
赤くん
(だっ誰!)ガバッ
次回に続く▹▸






