ですちゃんねる

目が覚めると全く見知らぬ土地へ 来ていた

2人とも深夜で寝起きにもかかわらず 物凄く元気だった

はしゃぎながら歩いていく2人を 少し後ろからついていった

珍妙な猿のお面を被った男が1人と、 男女が2人ずつの同世代くらいの 4人が立っている

見知らぬ4人組もこちらを窺うように じっと見つめている

10人…？

きらーの数え間違いか…？

俺の疑問をよそにきらーがその場を取り仕切る

それからは順に自己紹介をしていった

俺達とは別の参加グループは 大学生の4人組グループで

｢ですちゃんねる｣をきっかけに 仲良くなったらしい

リーダー格の少しチャラそうなタクヤ

反対に真面目そうなカズキ

スタイルがよく、社交的なナギサ

小柄でまさに小動物系のミカ

4人と仲良くなるのに時間は かからなかった

特に女子トークは留まることを知らないようだ

男子グループもそれなりに 盛り上がっているようだ

真っ先に優人が手を上げる

きらーの奴、何考えてんだ…？

まあ元々何考えてるかわからない奴か

急に話を振られ、思考が切り替わった

俺が取り出したのは中学時代に 使っていたバットだった

その後、タクヤ達の道具確認もされた

タクヤ、カズキ、ナギサの3人は 俺達と同様に武器になりそうなものを 用意してきたが

ミカだけが違った

ミカが用意したのものは

くじ引き

①

製作する小道具は

あらかじめ 決めておくこと

②

塗料以外の 材料や素材は

自分で 準備すること