もう一人の自分

そして、そんな会話をしてるうちに下校時刻となり蓮達は帰った

ただ1人を除いて

登場人物

蓮飛鳥霧矢亮平桜泰平陸麻理幹也

翌日

蓮達は毎日のように全員で登校していた

そう会話してる時、幹也が誰かとぶつかった

幹也は相手の顔を見て言葉が止まる

そう言って亮平が幹也を押して、ぶつかってしまった人の顔を見た

亮平も驚いた。幹也と同じ顔をしている人物がこっちを見てニヤリと笑っているのだから

全員が焦ってる中、突然幹也が苦しみ出した

苦しみながら幹也は空を見上げるそして近くにいた陸、麻理、亮平を押し蓮達のいる方へ突き飛ばした

蓮達は言葉を失った。そこには幹也の姿はなく大量の鉄パイプの山があったからだ。しかしそこには血だまりもなくただ鉄パイプの山があるだけだった

蓮と桜は昨日話したドッペルゲンガーと呪いの話を泰平達に話した

そう話してると作業服を着た2人が来て怪我はなかったかを聞いて来た。蓮達は大丈夫だといいその場を去った

学校に着き先生に幹也のことを聞いても知らないと言われる

蓮達は周りのクラスメイトを見渡す

桜の指差す方を見る蓮達は絶句した

そこには泰平がこっちをみて笑っていたのだ

そう言って泰平は窓から逃げようとする

そう言って窓を乗り越えようとする泰平はバランスを崩し窓から外に落ちてしまう

数秒後鈍い音が聞こえる

慌てて窓の下を見ると頭から血を流して動かない泰平の姿があった

みるみるうちに泰平の姿は消え、泰平が流していた血も無くなってしまう

見ると机もいつのまにか無くなっていた

当たり前だが幹也のも

しかしこの日はもう死ぬことはなく1日が終わる

翌日

蓮達はいつもの楽しい雰囲気はなく、ずっと下を向いて歩いて行った

しかし五分後その考えは甘いと思い知らされる

霧矢の方を見ると霧矢と同じ顔をしたやつがニヤリと笑いながら霧矢の顔を覗き込んでいた

走り去る霧矢を蓮達は追いかける

飛鳥が一番に追いつき肩を掴んだ瞬間車が突っ込んで来た

もう飛鳥と霧矢の姿はなかった

蓮達は無気力のまま学校へと向かう

ニュースでは、無人の車がガードレールに突っ込んだが死傷者はいないとやっていた

そういうと亮平は掃除用のロッカーからホウキを取り出す

そう言って近づく陸を亮平は持ってるホウキで殴る

そう言い今度は近くに置いてある椅子を手に取る

麻理も近づいて止めようとするが亮平は陸と麻理両方を椅子で殴りつける

あたりに血が飛び散る

麻理と陸の死体と血は消えていた

そこには亮平のドッペルゲンガーがいた

どんどん声に力を失っていき亮平は動かなくなり、そのまま消えていった

そう言って蓮はポケットからナイフを取り出す

嫌がり尻餅をつき後ずさっていく桜に蓮は表情のない顔で近づいて行く

桜を捕まえて一発、また一発とナイフを刺して行く蓮

次第に体から力が抜けていき桜は動かなくなり、消えて行った

そこに聞き覚えのある声が聞こえる

震える声でそう答える蓮

すると目の前に蓮のドッペルゲンガーが現れる

そして蓮の視界は真っ暗になった

薄れていく意識の中

そして蓮は動かなくなり消えた

完