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ーーか
ーー誰か
ーーねぇ、誰か
ーー助けてよ、
sha
冷や汗をかきながら俺は飛び起きた
心臓が大きな音を立てて、息が自然と荒くなっていた
sha
そう呟いてみても、どんな夢を見たのかは思い出せない
sha
sha
と、そこまで言ってから気が付いた
あれ? 別に朝ごはん食べなくても良くね? と
だって、前はロボロが来ていたから食べていただけだし
味のしないものを食べたって何も楽しくないし
料理が好きなわけでもないし
なぜこんな名案を思いつかなかったのだろう
sha
お昼ご飯は…面倒だが作らないと叱られるきがしたので作ることにした
冷凍食品を温めて詰め替えるだけだが
sha
着替えて、お弁当も用意したところで出発する
俺の部屋には昔大切だった人から貰った物だけが机の上に置いてあった
sha
今日はいつもより早く出発したから、少し回り道をしたらこのザマだ
つまりは道に迷いました☆
sha
?
?
特徴的な喋り方をする声が聞こえた
声のした方を振り向くと、姫川さん
によく似た女の人がいた
?
?
違うところは、長い髪を低めのツインテールにしているところと服装くらいだろうか
顔立ちはほんとうにそっくりで、一瞬姫川さんに錯覚するほどだった
?
sha
?
?
?
姫川 遥葵
姫川 遥葵
その名前はどこかで聞いたことがあるような気がする
姫川 遥葵
姫川 遥葵
sha
思い出した
昔、よく一緒に遊んでた
姫川 遥葵
感情がこもらないように聞こえるこの喋り方も
なんで忘れてたんやろ
sha
姫川 遥葵
姫川 遥葵
どこか残念そうな顔をして遥葵ちゃんはそう言った
姫川 遥葵
遥葵ちゃんが何かを言った気がして、きいてみても「何でもない」と返された
昔からそうだ
自分のことが知られるのを極端に嫌がるというか
姫川 遥葵
姫川 遥葵
そう言って右側の道を指さす
なんで学校行きたがってるってわかったんやろ
洞察力の鋭さはむしろ増してるんか
遥葵ちゃんがいなくなった道を見て、そんなことを思った
俺は右側の道に向かって歩き出した