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・💙⛄️病み ・うつ表現が見られる場合があります ・苦手な方はここでバックを お願いします

・ご本人様とは全く関係ありません ・全て捏造です、迷惑をかける事の ないようお願いします

それでもOKな方はどうぞ

集合時刻まであまり無かったので、 ふっかと共に仕事場まで走ってきた。

先程よりも頭痛が酷い。 息切れの所為か、いつもの頭痛かも 分からなかった。

Tatsuya

ギリセーフ!!

残り二分ほどの所で 楽屋に入っていく。

当たり前だが、メンバーは俺達以外 全員揃っていた。

俺達が入ると、全員の目がこちらを 向く。

Shota

っ、

……嫌だ。

その目が、嫌だ。

Shota

(駄目だ、落ち着け……相手はメンバーだ、大丈夫だから、)

……ずき

Shota

(いたい……、)

痛みが、酷くなって。

『しょった!!』

Shota

っあ、

Koji

そんなぼぉーっとしてどしたん?

康二の呼ぶ声で我に返った。

Daisuke

大丈夫ー?

Shota

あ、あぁ……ごめん、ちょっと寝不足だから、

Shota

それの所為かも。

Tatsuya

やっぱ体調悪いじゃん!

Shota

……ごめん、そんな深刻じゃないから大丈夫だと思って、

Hikaru

今日行ける?

Shota

今日レコーディングだけだろ?

Shota

余裕っしょ。

だから来たくなかったんだ。

メンバーに余計な心配を掛けてしまうし、スタッフの人達にも迷惑をかける。

Shota

(……ちゃんと、しないと。)

Raul

あ、翔太君。

Raul

これ歌割りの表。

Shota

さんきゅ。

いつもの様に歌割りが載った紙を 渡される。

見てやれば、やはり俺のソロが多い。

メインボーカルだから仕方無いけれど、 こんな時に多いと少ししんどくなる。

Shota

(……喉、持つよな。)

Shota

(頭痛も、その内治る。)

Shota

(だから、大丈夫……。)

そんな考えが、後の俺を 苦しませる事も知らずに俺は レコーディングへと向かう。

『渡辺さん入られまーす。』

Shota

よろしくお願いします。

大体、いつも俺は最後の方に レコーディングをする。

歌割りが多いからだ。

Shota

……、

不安が募る。

その間も頭痛は酷い。

『では、声の確認に入りましょうか。』

『声出しお願いします。』

Shota

あー、あー。

Shota

んん"っ、

Shota

あー。

『はい、ありがとうございます。 今日少し調子悪い感じですかね?』

Shota

あー……そう、ですね。

Shota

ちょっと喉の調子が良くないかも知れないです。

『あまり無理をせず、体調が悪くなってしまった場合は遠慮せず仰ってください。』

Shota

ありがとうございます。

……駄目だ、これ以上迷惑はかけられない。

Shota

(……大丈夫、)

『では〜〜〜〜……の歌詞から音を撮りましょうか。』

『音楽流します。』

音楽が流れ始めた。

俺の歌う歌詞が、流れてくる。

息を吸って、歌おうとした。

…………声が、出ない。

Shota

ぁ、

『渡辺さん?』

Shota

っ、あ……す、すみません、

『あぁいえ、大丈夫です。音聞こえてますか?』

Shota

だ、いじょうぶです、

Shota

もう一度、お願いします。

『分かりました、音楽流します。』

再び音楽が流れる。

…………でも、声は出てくれなかった。

Shota

(なんで、どうして、)

Shota

(このままじゃ、)

『渡辺さん大丈夫ですか?』

『体調が悪いとかであればまた後日にでも……。』

……ずきり

Shota

っ"……!

痛い、痛い痛い痛い。

Shota

っあ、

……翔太君どうしたのかな?

……今日調子悪いのかな。

Shota

(だめ、だ、)

Shota

(いやだ、)

Shota

(みないで、)

『渡辺さん!!』

Shota

っ!!

『大丈夫ですか!?』

Shota

あ、れ……俺、

何故か座り込んでいた。

目の前には音声を撮ってくれるスタッフさんが居て、焦った表情をしていた。

Shota

何して……、

『今日は辞めておきましょうか……体調も悪そうですので……。』

Shota

え、いやそんなっ、

Shota

俺は大丈夫なんで、!

『ですが……。』

Shota

俺だけの為にそんな事出来ないですから、

その時、部屋の扉が叩かれる。

『!、宮舘さん……。』

Shota

(は、なんで……、)

何故か幼馴染である涼太が来た。

Ryota

大丈夫ですか?

Ryota

照に言われて様子見に来たんですけど。

Shota

(……照か。)

Shota

(……今日は、上手くやろうと思ってたのに……。)

少しスタッフさんと話した後、涼太は 俺に目を合わせた。

Shota

っ!

Ryota

行くよ、翔太。

Shota

……、

Ryota

体調悪いんだから仕方無いよ。

Ryota

まだ時間もあるし、次に音撮るって言ってもらってるからさ。

Shota

……すみません、ありがとうございます。

『いえ!お大事になさってください。』

閲覧ありがとうございました。

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