TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

【注意】

・💙⛄️病み ・うつ表現が見られる場合があります ・苦手な方はバックをお願いします

・ご本人様とは関係ありませんので 迷惑をかける事のないよう お願いします

・全て捏造です

それでもOKという方はどうぞ。

レコーディングも出来ずに、俺は涼太に 楽屋へ連れられていた。

その道中で、俺は涼太に話しかける。

Shota

……照に何言われた?

Ryota

翔太の体調が気になるから誰か見てきて欲しいって。

Ryota

照はスタッフさんと話があったみたいだし、他メンバーも帰ったから。

Ryota

唯一残ってた俺が来た。

Shota

……気にしなくていいって言ったのに。

Ryota

でも実際には体調悪いじゃん。

Ryota

レコーディング中に倒れたんでしょ?

……頭痛い。

……うざい。

……イライラする。

Ryota

翔太聞いてる?

Ryota

照が車で家まで送ってくれるから、楽屋で待っt……、

Shota

気にしなくていいっつってんだろッ!!!

Ryota

……、

Shota

(……あ、やべ……怒鳴っちゃった……。)

当然、ここは撮影スタジオの場。

スタッフさんも行き交っている。

俺が怒鳴ると同時に周りのスタッフさんが何事かとざわつき始め、涼太に至っては唖然としていた。

辺りの何処を見ても"目"が合う。

Shota

ぁ、

……嫌だ、嫌だ嫌だ。

……見るな。

『機材トラブル?』

『分からない。』

『翔太君の声聞こえないね。』

『でも他のメンバーの声は聞こえるから、機材トラブルじゃないんじゃない?』

『え、じゃあ声出してないって事?』

『口パク……?』

……いやな、きおくが、

Ryota

……翔太……?

Shota

っ、

もう耐え切れなくて。

そこに居るのがただ辛くて。

どんな目で見られているのか想像するのが怖くて。

俺は、そこから逃げ出した。

Ryota

え、しょ、翔太!?

後ろから涼太の声がしたけど、もう振り向かなかった。

外はもう夜になっていた。

自分の荷物も楽屋に置いてきて、 スマホだけポケットに入れたまま飛び出してきた。

今日の天気予報では別に雨とは言っていなかったと思っていたのに、雨が肩に痛いほど打ち付けてくる。

Shota

(……俺、どうかしてるな。)

メンバーの事を邪魔だと思ってしまった。

その上、幼馴染の事も。

Shota

(……涼太に悪いことしたな……でも、こんなんじゃ顔も合わせらんねぇか。)

雨が嫌と言うほどに服に染み込んでくる。

明日は仕事も無いし、今日はこのまま家に帰宅して風呂にでも入ろうかと 俺は歩き出した。

その時だった。

『翔太ッ!!』

Shota

は、

突然、背後から名前を叫ばれた。

振り向いてみれば。

Shota

ひ、かる……?

リーダーである照が傘もささずにこちらへ走ってきて抱きしめてきた。

Hikaru

翔太……っ良かった……、

Hikaru

まだ遠くに行ってなかった、

Shota

……何で、居るんだよ。

Hikaru

舘さんが血相変えて楽屋に戻ってきたから、事情聞いたら翔太が出てったって言うから、

Shota

っ構うなって言ったろ……!

Hikaru

何があったんだよ……?

Hikaru

誰かメンバーと喧嘩した?

Hikaru

仕事で何かあった?

Hikaru

辛いんだろ……?

Shota

っ……!!

……邪魔。

Shota

うるせぇなッ!!!

Hikaru

っ痛……!

俺は照の腕を無理矢理に振りほどいた。

Shota

構うなって言ってんだろ!?

Shota

何だよお前らッ!!人の心に勝手に入って来ようとして、!!

Shota

余計なお世話だって分かんねぇの!?

Hikaru

違っ、俺達は……!

……もう、どうなったって良いや。

Shota

"邪魔"なんだよッ!!

Hikaru

……え、

Shota

邪魔だって言ってんの、!!

Shota

その優しさが俺には要らないって言ってんだよ!!!

Hikaru

……翔……太、

Shota

……。

照の目からは、涙が静かに流れていた。

泣かせてしまった。

でももう遅かった。

照は何かを発する事も、何か行動する事も無く、ただ立ち尽くして泣いていた。

だから俺も、もうそれから何も言わずに立ち去った。

家に着いた。

風呂に入って、タオルで身体を拭いて、布団の中に潜り込んだ。

スマホも充電器に刺して、枕元に置いて。

今日持っていった荷物も仕事場に置いてきてしまったし、何もかもがどうでも良くなっていた。

すぐに眠りにつきたかった。

ずっと夢の中に居たいと、そう思った。

けど眠れなかった。

照と涼太にあんな事言ってしまって。

終いにはメンバー全員を邪魔だと思ってしまって。

心の中で、何かがモヤモヤしている。

それの所為で眠れないのだろうか、それは分からないけれど。

Shota

……死んでしまえば良いのに。

Shota

こんな、俺なんか、

その夜は、ずっと泣いていた。

全てが嫌になった。

嫌な記憶も鮮明に思い出してしまった。

……何で、こうなってしまったんだろう。

憂鬱にさようならを

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

105

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚