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中世ヨーロッパ風の街並みが広がる。

多くの商人や買い物客で その通りは賑わっていた。

その中に独り。

ポツンとたち、 その者を囲うように小さな 円が出来上がる。

Qn

……理由も知らずにッ( ボソッ

まるで諦めたかのような。 失望したかのような。

その霧がかった瞳は、 一点を見つめていた。

辺りの人々が作る円は 次第に大きさを増していく。

その眼は、 汚物を見るような眼。

恐怖を覚える眼など、 様々だった。

そして彼が聳え立つ所もまた 普段なら賑わう 名門校の校門であった。

国立ということもあり 、 敷地内は広い 。

そこに長年勤務する 老教師ですら 偶に迷子になるという 。

Qn

国立の名門校 …… ね 、

その言葉に嫌悪感を抱くような 落ち着きつつも苛立ちが 垣間見える声で言葉を放つ 。

その時もやはり 、 彼を中心に円ができていた 。

Mb

おい 、お前 ‼︎

Mb

国立の名門校だぞここはっ !

Mb

清き神聖な場にお前のような悪人が
立ち入ってはいけない !

Mb

今すぐに出ていくか 、
ここで俺に殺られるか選べっ !

Qn

…… はぁ 、

まるで 、 「 面倒くさいことに巻き込まれたな 」 とでも言わんばかりの表情 。

小さなため息の中には 、 大きな呆れが混じっている 。

Qn

入学許可 … 貰ってるのに ?

そう言いながら手にした 、 一枚の紙切れ 。

Mb

[ メラ ]

その一声と共に 、 小さな炎が放たれる 。

Qn

…… はぁ 、

今度のため息は 、 先ほどのものとはまた違う 。

呆れというよりかは 失望のため息だ 。

Qn

[ スプラッシュ ]

小さな声で 。

でも周辺の人々には 聞こえないように 。

Mb

…… ⁉︎

Qn

入学許可証 、 燃えなかったね 。

炎魔法を放った張本人 。 状況を理解できずその場で ただただ唖然とする 。

Qn

… そもそも 、 他人の入学許可証を
燃やすことや無くすこと。

Qn

更に言えば 、 触れる事さえ
校則で禁止されているはずでは ?

Qn

…… 、 此処もそこまで
落ちぶれたのかな 、っ( ボソッ

寂しいようで嬉しいような 。

複雑な感情が彼の心の中で ぐるぐるとループする 。

Mb

…… 、 ッ
覚えてろよ 、 っ ‼︎

そう言って去っていった 。

ネクタイは青 。

Qn

先輩 、 ね …… 。

一つ上の相手に対しても 、 全く怖気付かない彼の姿に 周辺の人々はまた恐怖を覚えた 。

一歩 …… また一歩と 、 彼から足を離して行く 。

それはまるで 、 スローモーションで見る 波紋のようだった 。

??

…… ふ ~ ん 、

??

一年生の彼奴 、 ね 。

その時の状況を 傍観者の中で唯一把握し 、 微笑む者がいた事は まだ誰も知らぬ事実である 。

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コメント

4

ユーザー

Qnはなにかした?でも「何も分からないくせに」って。やらないといけなかったとか、まわりからみたこととQnがやったことのすれ違いとかな可能性も… 最後の人、Bn味がある((

ユーザー

qnlちゃんはやはり強いのか……?まだ、全然分かんないけど………強そうな雰囲気ではある…() なんか先輩でそういう人とか居そうだなぁ………本当にああいう人とかめんどくs((( 最後の人はmn………なのかな、、?けどなんかbnさんかdzさんのようにも思えてきたな、((

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