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今日は、8月15日

つまり、お盆

それだけじゃなく、

…今年の3月に亡くなった おばあちゃんの初盆である

お母さん

彩希っ

お母さん

夕方は送り火するからね

お母さん

お母さん、ちょっと買い忘れあったから今からスーパー行ってくるわねー

お母さん

あとね……

お母さん

おじいちゃんの近くにいて、少し話してあげて

彩希

うん…

それもそのはず

おばあちゃんが亡くなってから

おじいちゃんはずっと元気がない

お母さんが心配するのも、無理もないよね

彩希

おじいちゃんー?

彩希

いないなぁ……

彩希

あっいた!

彩希

お昼寝しちゃってる…

カタカタ

彩希

ん?

彩希

なんか音が……

カタカタカタカタカタ!!

彩希

嫌っ!

なんと、

仏壇が揺れていたのだ

彩希

やだ、無理っ!

彩希

お母さん!

彩希

おじいちゃん!

シッ

彩希

ッッッ!!!!

プツン___

そこで私の意識は途切れた

彩希

んっ

彩希

何ここ…

ここは…異空間

彩希

おばあちゃん…だよね?

おばあちゃん

そうよ

おばあちゃん

こんな早く死んでごめんね

彩希

っっ

彩希

おばあちゃんのせいじゃないよ

彩希

私…ここから出られるよね?

おばあちゃん

もちろん

おばあちゃん

彩希ちゃんにお願いがあるの

彩希

え?

おばあちゃん

おじいちゃん、とっても憔悴してしまっているでしょう?

おばあちゃん

これを、おじいちゃんに渡して欲しいの

そう言って おばあちゃんから渡されたのは

中に写真が入る、コンパクトなペンダントだった

おばあちゃん

あぁよかった

おばあちゃん

彩希ちゃんに渡せばちゃんと実体化するのね

彩希

これって…?

おばあちゃん

おじいちゃんに渡せば分かるはずよ

彩希

わかった

彩希

ちゃんと渡すね

おばあちゃん

彩希ちゃん、ありがとうね

おばあちゃん

あなたは、特別な子___

彩希

えっ?それって、

プツン___

彩希ちゃん、あなたは___

ずっと______

お母さん

彩希っ起きなさい

パチン

目を開けると、元の世界

さっきのは…夢?

プルルルル

お母さん

はい。どうしましたか?……

お母さんは電話で外に出ていった

彩希

夢、だよね

ん?なんか手に感触が……

それは

さっきのペンダント、だった

彩希

夢じゃ、なかったんだ……

これ、おじいちゃんに渡さなきゃ…

だってこれは…

おばあちゃんの最後の願いだから

彩希

おじいちゃん

おじいちゃん

彩希

おじいちゃん

どうしたんだい?

彩希

あの、信じられないかもだけど

彩希

私、おばあちゃんに会ったんだ

彩希

これを渡して欲しいって

あの、ペンダントを渡す

おじいちゃん

こっ、これは……

おじいちゃん

ばあさん!

私は何も言うことが、できず

おじいちゃんが泣いているのを

半ばぼーっとしながら見ていた___

あれから、5年後___

今年はおじいちゃんのお盆だ

おじいちゃんもなんだかんだ幸せだったのだろうから

よかったと思う

5年前、おばあちゃんが言っていた言葉

「あなたは、特別な子___」

の意味はいまだわかっていない

いつか、わかる日が来るのだろうか

おじいちゃんの初盆か

今年も何かあるのかな?

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