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ユウ 。

(ユウ、ユウ……)

ユウ 。

(…ぁ、あった。)

_雄英高校入学式。

私…〝ユウ〟は自分のクラスを確認する為、

土間の壁に貼られたクラス表を見ていた。

ユウ 。

(1年A組、担任は__)

ユウ 。

(_相澤消太?)

ユウ 。

(…イレイザー・ヘッドか。)

他の生徒は苗字と名前、どちらも書かれているのに対し、

私のところにはカタカナでたった二文字。

なぜか、って?

_私が、公安所属のヒーローになる予定だから。

近い将来、この国を支える存在になりかねないから

_個人情報を晒してはいけない。

これがたった一つの、

〝私に設けられた〟公安のルール

ユウ 。

(…なにあれ)

さっきまでは新入生でごったがえしてた廊下にも人が少なくなってきた。

…と思ったら、廊下に芋虫みたいなのがいた。

相澤

担任の相澤消太だ、よろしくね

ユウ 。

イレイザー…!?

前公安で会ったときはもっとちゃんとした身なりだったと思うんだけど…

…いや、当たり前か。学校と公安じゃ全然違うもんね。

どうやら、私たちはジャージを着てグラウンドに行けばいいらしい。

…入学式始まる前に友達作りたかったけど、それはまた後で_かな。

_更衣室_

…流石雄英、とでもいうべきか、

ぱっと見ただけでも強そうな人ばっかだ。

ピンク色の肌にツノを生やした子

透明で体が見えない子

耳がイヤホンみたいになってる子

…等、公安並みに面白そうな人が集まっている。

ハガクレ 。

ねぇねぇ、あなた名前は!?

ハガクレ 。

私、葉隠透!

ユウ 。

えっと…ユウ、です。

ウララカ 。

ユ、ユウって…!

_私が名乗った瞬間、その場にいた全員がこっちに目を向けた。

…あらたか、〝何故名簿に本名が載っていなかったのか〟が気にはなるけど_

〝軽々しく聞いてもいい内容なのか〟迷っているのだろう。

興味深そうな目を向けながらも、どこか戸惑っているような表情をしている。

_そういう反応、あんまり好きじゃないな。

ユウ 。

あの…どうかした?

ウララカ 。

やっ、ううん!なんでも!!

ウララカ 。

クラス表見た時に何となく気になってたから、この子がユウちゃんなんや…って、

ウララカ 。

…ちょっとびっくりしただけ!!

ユウ 。

…そっか、よかった。

ユウ 。

あの、…名前は?

ウララカ 。

麗日お茶子!

ユウ 。

…よろしくね、二人とも。

ハガクレ 。

うん、よろしくっ!

…ちょっと気になるところはあるけど、

入学式前に友達×2は結構優秀では?

(名前知り合ったらもう友達理論)

# きみにはわかんないよ。

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