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日本支部地下洞窟
鏡華
藍）私の独断です、貴方は天原光一よりも自由度が効きますからね
鏡華
黒雪
鏡華
鏡華
鏡華
黒雪
鏡華
鏡華
鏡華
黒雪
鏡華
黒雪
藍）お前の未来書の話は今はいい、今回の儀式に着いて説明をする
藍）儀式の名前は「魂呼び」魂を呼ぶと書いて魂呼びだ
鏡華
そんなことを話しながら歩いていると紫さん達がいる場所に着いた
紫）早かったわね
鏡華
紫）無事よ、でもあんまり良くない状況
紫）神が無理やり黄泉へ引きずり込もうとしているの
鏡華
紫）今は魂呼びの布陣を作っているの
藍）柊、時間が無い、作り方を教えるからお前も手伝え
黒雪
鏡華
近くの岩場に座り儀式の行方を見守る
魂呼びの儀式の後…
紫）どこぞの意地汚い神様が魂ごと持っていこうとしているわね……
鏡華
タバコに火を付け一服
紫）こうなれば縁切りをするしか……
黒雪
鏡華
黒雪
鏡華
紫）今回は神と小夜の縁を切るの
紫）1歩間違えれば貴方が彼を殺す事になってしまう
黒雪
鏡華
黒雪
鏡華
紫）……それもそうね、着いてきなさい
藍）(紫様と鏡華様は酷い事をする…)
黒雪君を連れて私達は神社へ向かう
黒雪
鳥居より向こう…境内には「黄泉の手」が強く濃く絡み付いている彼……小夜がいる
黒雪
鏡華
紫）命は無事って意味よ
黒雪
鏡華
黒雪
鏡華
鏡華
黒雪
黒雪君は一呼吸置いてから「天璽瑞宝(あまずしるしずいたから)」を取り出した
黒雪
黒雪
黒雪
黒雪
黒雪
鏡華
鏡華
黒雪君は天璽瑞宝を握り境内に入って行き縁を切り捌いていく
鏡華
紫）えぇ、例えるのならば……神の一太刀ね
これで一安心……そう思いたかったのだが、まさかこのあと少し問題が起きるとは誰も思わなかった…
黒雪君が調子よく切り捨てて行くが疲労がどんどんと蓄積されているのか動きが鈍くなり始めた
紫）藍、鏡華、あなた達なら分かるでしょうけども
紫）私達はあくまで保険…手を出せば黒雪が逆に動きづらくなる事を覚えていてちょうだいね
鏡華
藍）分かっております
紫）(とはいえ、嫌な役回りには変わりないんだけどね……)
紫）(人の域を外れているとはいえ…妖怪と神にはその基盤もなる実力に雲泥の差がある…)
紫）(無柵で挑めば殺られる…そこを見抜けないほど愚かでは無い……)
紫）私が持つ叡智の全てを込めた最高傑作…チャンスは一度、失敗すれば全てが水の泡
紫）貴方に賭けるわ……
鏡華
鏡華
紫）だからこそよ、分かっているのでしょう……貴女ならば
黒雪
黒雪
目の前にまた縁が現れ切り払うと地面から縁が生え黒雪君に怪我を負わせた
黒雪
黒雪
ｻﾞｼｭｯ
藍）(黒雪にイザナミを祓う事は出来ない…いくら月の天恵を受けていようと当の本人がその力についていけてないのが現状……)
藍）(だが源流を使った事で自体が好転したのも事実…判断を誤るなよ？)
鏡華
紫）どうして？
鏡華
鏡華
藍）…未来は分かっていても何処かで「分岐」が存在する、未来書の選択肢にない分岐を選んで見るのはどうです？
鏡華
紫）あら、お相手は誰かしらね
鏡華
紫）あなたは随分と愛されているわよ、身近な人に…ね
鏡華
そんな事を考えていると黒雪君が突然倒れ込んだ
鏡華
紫）行ってはダメよ！
鏡華
紫）スキマで繋ごうが何だろうが境内に入れば死ぬわよ！私たちにも影響が及ぶの！
鏡華
手のひらを強く握り込む
紫）限界の1歩手前…此処で黒雪と結月を失えば全ての希望が潰れることになる…この場における最良の選択、最適解を私が導くしかないの
鏡華
紫）分かっているわよ！(最も良いであろう決断はおそらく第一法儀式実験場「千本紅鳥居」で行う「神降ろし」！でもこれは人手と時間、道具が圧倒的に足りないからまず不可能！)
鏡華
鏡華
紫）詰み…
鏡華
紫）貴方はもう戦えない…ｯ！あなたを待つ幽々子の為にも…戦っちゃいけない！！
紫）柊 黒雪…一体何があなたをそこまで動かすの！？
黒雪
黒雪
黒雪
黒雪
黒雪
黒雪
地獄の閻魔、四季映姫・ヤマザナドゥが所属する公安組織「是非曲庁」からの伝令だった
お盆、幽明結界などの彼岸側の世界を隔てる結界が緩むスキを利用して脱走した怨霊を始末しろ……
なんてことない怨霊との事なので幽々子様の命で俺が出向く事になったのだが…
怨霊）おい？おいお、おい……しいねぇ…おいしいねぇ、うん、オイシシ…
おい、しいぃぃぃぃねぇぇえぇぇ？おい、おいお…しねぇ…
怨霊）おい！死ねぇぇぇ！？！？
ボリボリと今でもあいつの体を食う音が耳に染み込んでいる
そこからよく覚えていない…たしか怒りに身を任せて細切れになるまでに斬り続けたと思う…
その後優岐を永遠亭まで連れて行こうとしたが、アイツは「もう助からないから」と要求を無視した
意地でも連れて行こうとする俺の声を遮るかのように、アイツは俺にこう言った
優岐）『怪異になる前に…お前の手で俺を殺してくれ……』
もう色々と限界だったのを覚えている……でも死ぬ時くらいせめて苦しまぬようにと俺は刀を取った…
ｻﾞｼｭｯ
…弱さは罪だとどこかで聞いた事がある
その理屈なら俺は大罪人だ…辛いことから辛い過去から逃げようとして贖罪をするかのように刀を振るだけ……
黒雪
黒雪
黒雪
黒雪
ﾄﾞｺﾞｯ！ﾋｭｯ＿
鏡華
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