黒雪サイド
部屋の外から紫さんと幽々子様の話し声が聞こえてきた
紫)そう、じゃあ今は落ち着いているのね
幽々子)えぇ、ごめんなさいねわざわざ…
紫)気にしないで頂戴、映姫からも「亡霊はほぼ片付いた」って報告を聞いたもの
紫)幸いな事に生成りは起きなかったようですし
紫)…私が言うことじゃあ無いかもしれないけど、あまり気を落とさないほうがいいわよ?
幽々子)そうは言ってもね…師としてはもちろん、私はあの子の母親のような存在になりたいと思って、理解しようとした…
幽々子)でも結局、私はあの子が持つ苦しみを分かってあげられなかった…守ってあげられなかった…
幽々子)あの子が起きたら伝えてあげないとね…
黒雪
幽々子)ごめんなさいって…
ガラガラ…
体は強く灯篭に当たり俺はぐったりしていた
黒雪
黒雪
黒雪
鏡華
黒雪
黒雪
鏡華
紫)〜!!
黒雪
鏡華
彼女は目に涙を貯めて静止する紫さん達に強く当たる
鏡華
紫)それは私たちも一緒!でも今ここであなたまで居なくなったらどうするの!
藍)そうです鏡華様、貴方は天原光一と同様、日本の要であり世界の要なのです
鏡華
黒雪
ふと団子を食ってる結月の顔が頭に浮かんだ…その横では鏡華さんが笑って結月の団子をねだる姿…
黒雪
黒雪
黒雪
黒雪
グシャッ_
今私の目に映っているのは…現実なのだろうか
今の彼は…彼では無い、そう思わせる動きだ
いや、現に…そうなのだろう、疲弊しきった彼は有り得ないスピードで縁を切り捨てて行く
黒雪?)やれやれ、実の母とこんな対面になるとは…
黒雪?)これは僕への当てつけと受け取っていいのかな?
鏡華
紫さんの真後ろに現れた黒雪君…いや、今はこう呼ぶとしよう【ツクヨミ】
ツクヨミ)子妖怪
紫さんは少し顔を引き攣らせながらも「術に応じたのは貴方」と返した
ツクヨミ)生憎と僕は親バカでね…愛する我が子らの為なら38万キロなお朝飯前なのさ
彼は手を叩き「だがいい仕事をしたのは事実だ、此度の無礼を水に流すとしよう…」と笑った
だがその後…少し恨みを見せながら「月面戦争の件もあったし、正直ぶち殺したいけれど君が死ぬと玲夜が少なからず悲しむ事になるからねぇ…今回は見逃すよ」と言った
鏡華
紫)第3次おっぱじめてやろうかクソ神💢(寛大なご処置感謝いたします💢)
ツクヨミ)はいはーい、苦しゅうないよお
その後ツクヨミは何故か私の後ろに周り抱き締めてきた
鏡華
ツクヨミ)ふむ…美形だな
鏡華
藍)成功した…とみてよろしいのですか?
鏡華
ツクヨミ)次の嫁に迎えるか(?)
鏡華
ツクヨミ)子妖怪、僕はこの子が気に入ったぞ!
紫)勝手に持っていかれるのは困るからやめて欲しいんですけど…?💢
鏡華
ツクヨミ)僕が目一杯可愛がってやるからな♪
鏡華
流石の私でも神に反抗しようものなら簡単に消し飛ばされそうなんで嫌なんですけど…
紫)…召喚に応じたのってもしかして……
ツクヨミ)ご名答、子奴か可愛いからな♪
鏡華
まぁ…でも応じてくれたのは感謝極まりだ、なんてったってちゃんと…という言い方はアレだが神が応じた…イザナミの子供…ツクヨミがな
鏡華
ツクヨミ)む?すまんすまん笑
鏡華
ツクヨミ)それは嬉しいが…時間は持って7分ぐらいだ
鏡華
ツクヨミ)来たのはいいが…豊姫達になんて言い訳しようかな…
鏡華
ツクヨミ)む?そう身構えるな小狐、心配せずとも応じた以上「仕事」はするさ…
ツクヨミ)それに…次期嫁が見ているのだ、ちゃんと仕事はする、そこは安心してくれ
鏡華
ツクヨミ)…月に連れて行けないのか……?
…黒雪君がしょぼんってすると…私弱いんだよね……つまり何が言いたいかって?ツクヨミがいま憑依しているのは黒雪君な訳だ、つまり…めっちゃ可愛い!
鏡華
ツクヨミ)…地上で暮らそうかな…(ボソッ)
鏡華
ツクヨミ)まぁいい、今はこの国の子らが背負った数千年の苦しみを今ここで解くなんて大層なことは出来ぬが…
ツクヨミは私の前で手を合わせ「臨」と唱えるとイザナミと小夜ちゃんが居る場所と無事繋がった
ツクヨミ)この愚行の代償は払ってもらうぞ?母上
鏡華
小夜)鏡華さん!?え、な、ないて…えぇ?
鏡華
小夜)こ、光栄…だと思います…(?)
ツクヨミ)今日は辞めておくが…次は覚悟するのだぞ?次期嫁よ
鏡華
ツクヨミは私を抱え「親子喧嘩」に巻き込まれないように少し遠い所に座らされツクヨミは母親…イザナミと小夜ちゃんの所へ向かった
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