マチコ
サチハ
そう言って私達は
小学校を出た
サチハ
急にさっちゃんが言い出した
マチコ
マチコ
と提案すると
サチハ
と返ってきた
マチコ
サチハ
サチハ
マチコ
マチコ
サチハ
小学生の私達は
そんなにお小遣いを持っていないから
500円は大金だった
マチコ
サチハ
マチコ
サチハ
マチコ
マチコ
サチハ
私はそう言いながらも
影を踏もうとするさっちゃんを避けていた
マチコ
サチハ
サチハ
ドンッ
鈍い音が私の中で響くと共に
赤黒い血が目の前で花火のように広がる
何が起こったか
私が止まった場所は
信号の前
道路にはみ出した影をさっちゃんは必死で踏もうとする
夢中になったさっちゃんは私の影しか見ていない
ゴロリと私の足元にさっちゃんの顔が転がる
マチコ
マチコ
マチコ
マチコ
マチコ
マチコ
マチコ
マチコ
マチコ
マチコ
マチコ
私は携帯の電源を入れると
ニュース速報が入った
マチコ
マチコ
コメント
2件
_のえる 様 コメントありがとうございます!
サチハちゃんがただただ可哀想すぎた