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“アオ”が似合う君

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“アオ”が似合う君

第7話 - 第7話守りたい人

294

2022年03月19日

#桃青

#感動系

#stxxx

莉羽

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莉羽

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莉羽

こんにちは！

莉羽

莉羽です！

莉羽

またしばらく投稿できなくてすみません

莉羽

察してる方も居るかもしれませんが、例の騒動から精神的な余裕が無くなってしまって

莉羽

しばらくテラーを見るのも書くのもやめていました

莉羽

やっと少しづつですが余裕ができたので

莉羽

更新頻度はまた少し落ちるかもしれないけど、再開しようと思います

莉羽

遅くなってすみません

莉羽

ちなみに私は、降りるつもりは一切ありません
これからも6人のすとぷりを応援しようと思っています

莉羽

それでは！

莉羽

“アオ”が似合う君

莉羽

第7話守りたい人

莉羽

今回はさとみくん視点に戻ります

莉羽

本編へどうぞ！

これはnmmnですご本人様とは関係ありません

苦手な方は見ないでください

さとみ

そんなことがあったのか.......

君は、ずっと抱えていた過去と、アザの秘密を、俺に打ち明けてくれた

ころん

.......うん

そう言って俯いている君の手は震えていた

さとみ

(.........そりゃそうだよな)

さとみ

(何度も裏切られて傷つけられてるのに)

さとみ

(そう簡単に俺のことも信用できないよな)

さとみ

(また裏切られるんじゃないかって、怖いよな.......)

さとみ

さとみ

.........ころん

そう言って震える君の手を握りしめた

そして優しく笑いかけた

さとみ

ずっと一人で戦ってたんだな....

さとみ

誰にも助けてもらえなくて、辛かったよな

ころん

...........うん...

さとみ

でも、もう大丈夫

さとみ

これからは、俺がころんを守るから

ころん

.......！

さとみ

辛いことがあったら、なんでも相談して？

さとみ

俺は絶対に、何があっても、ずっところんの味方でいるから

さとみ

もう一人で我慢しなくていいんだよ

さとみ

今まで、よく頑張ったなﾆｺｯ

ころん

....っ....さとみ....くんっ...ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ころん

僕....いいの？......ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ころん

さとみくんのこと、信じてもいいの....？ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

さとみ

うん、信じて

さとみ

絶対に裏切らないって誓うよ

ころん

っっ......ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ころん

ｷﾞｭｳｯ

ころん

ありがとうっ......ありがとうっ.....さとみくんっ......ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

俺はもう一度、固く君を抱きしめた

放課後

さとみ

あぁ〜...やっと終わったぁ.....

さとみ

今日の時間割地獄だったな....

ころん

確かにちょっとキツかったね

さとみ

ほんとだよ....www

ころん

それに、僕の話も聞いてくれて....

ころん

ほんとにありがとう....！

さとみ

.......ふふっ

さとみ

ちょっとでもころんのためになったなら、良かったよ

さとみ

あ、そうだ、今日は遊びに行けないんだっけ？

ころん

あ、うん、その....

さとみ

ん？

ころん

もしかしたら、もう遊びに行けないかもしれない

さとみ

え.....？

ころん

親に....バレちゃったの

ころん

遊ぶって言うと怒られちゃうから

ころん

残って勉強して帰るって言ってたんだけど.......

さとみ

......そっ....か....

ころん

っ....ごめんなさい.....

さとみ

あのさ

さとみ

そうやってすぐ謝るの、やめろよ

ころん

.....え？

さとみ

ころんは全部自分のせいだと思って重く受け止めすぎ

さとみ

何も悪くないんだから、な？ﾆｺｯ

ころん

....！

ころん

うん、ありがとう....ﾆｺｯ

ころん

じゃあ、僕こっちだから....

さとみ

うん、気をつけてな

ころん

うん、バイバイ

君は小さく手を振り、俺に背を向けて歩いていく

そんな君の小柄な背中を見つめていた時

ふと君が振り返った

ころん

さとみくん...！

さとみ

ん？どした？

ころん

えっと、その.....

ころん

あ、明日からは....

ころん

一緒にご飯食べてもいい？

さとみ

......！

さとみ

もちろん！

さとみ

俺もころんと一緒に食べたい！

ころん

うんっ！

ころん

ありがとう！ﾆｺｯ

ころん

じゃあ、また明日！

さとみ

うん、じゃあな！

そう言って帰って行った君の笑顔は

また少し明るくなったように見えた

さとみ

暇になっちゃったなぁ....

さとみ

家帰ってもすることないしなぁ......

さとみ

ゲーセン行くか...でも一人で行ってもなぁ

君と別れた後の道を、ゆっくり歩きながら呟く

さとみ

あ、そういえば......

ふと昨日の出来事を思い出した

回想

俺は昨日も、君を誘ってゲーセンに来ていた

さとみ

次どのゲームしようかな

さとみ

あ、あれとかどう？

ころん

..........

さとみ

.....ころん？

ころん

ｼﾞｰｯ.......

さとみ

ころん？どうした？

ころん

あ、え？ど、どうしたの？

さとみ

なんかぼーっとしてたから....

さとみ

なんかあった？

ころん

え、あ、ううん、なんでもないよ

さとみ

そっか....

さとみ

あ、じゃあさ、あのゲームやろうぜ！

ころん

うん！

あのとき君の目線の先にあったのは

確か、クレーンゲームだったような.....

さとみ

もしかして、なんか欲しいものでもあったのかな

さとみ

さとみ

よしっ

さとみ

さくっと取って、明日ころんに渡すか！

さとみ

あいつ、何が欲しかったのかな....

さとみ

お菓子？フィギィアとかか？

さとみ

いやでもあいつアニメとか興味なさそうだしなぁ.....

さとみ

ぬいぐるみとか？

さとみ

ころんとぬいぐるみ.......

さとみ

........似合うな

呑気にそんなことを考えながら、ゲーセンに向かっていた時

ｶﾞｼｬﾝｯ....ﾄﾞｻｯ....

さとみ

？！

路地裏から何かが倒れるような物音がした

そして

？？？

---------！www

？？？

----------------wwww

？？？

----------！！！

数人の男.....だろうか

騒いでいる声が聞こえる

俺は気になって、物音の方に近づいた

？？？

------！！www

？？？

wwwwwww---！！

薄暗い路地裏に響く声が少しづつ大きく、聞き取れるようになってきた

？？？

まだ3発しか殴ってねぇのにもうバテてんの？wwww

？？？

早すぎだろwwwまだまだこれからなのによぉwwww

ﾄﾞｶｯ.....ﾄﾞｻｯ.....

？？？

うぁ゛っっ....

挑発する声、倒れる音、短い苦しそうな悲鳴

喧嘩か....？

物陰から恐る恐る覗いてみると、近くの高校の制服を着た3人の男子がいた

ただ、いじめられている人の姿は、死角になっているのかここからでは見えない

高校生

ほら立てよwwww

高校生

おらっ！ﾎﾞｺｯ

？？？

あがっ゛っっ.....ﾄﾞｻｯ

高校生

ふっははっwwwwよっわwwww

さとみ

(これ完全にいじめだよな、こんなところで....悪質すぎる...)

さとみ

(どうしよう、助けるか....？でも3対1じゃ.....)

どうしようか迷っていたその時だった

耳を疑う言葉が飛び込んできた

高校生

ほらぁ、どぉしたぁ？ころんくーんwwww

さとみ

......え....？

その名前に反応して、もう一度物陰から覗き込む

そこには

ころん

っっ....もう....やめてっ.....ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

泣きながら腹を押さえて、倒れ込んでいる君がいた

高校生

はぁ？何言ってんの？www

高校生

失敗作は黙っておもちゃになってりゃいいんだよwww

高校生

うっわお前さいてーwwww

高校生

事実だろwwwwwww

高校生

お前のその気持ち悪りぃアザ、もっと濃くしてやるよww(胸ぐらを掴む)

ころん

やっ.....誰かっ....ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

たすけて......

その言葉に突き動かされるように

気付いたら俺は

物陰から飛び出していた