TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

土曜日の朝

凛久

(あー、やばい!てっきり寝過ごした!)

凛久

(初日からこれとかやばい、走らなきゃ)

凛久

ダダダダダ←走ってる音

角名

っ、うわ!

凛久

は?!?!

ドーン☆

凛久

いった…!

角名

いてて、

凛久

なんで角名がいる?

角名

超こっちのセリフ

凛久

あんたこっちじゃないでしょ家

角名

こっち近道なんだよ

凛久

そんなんあるの?

角名

ある

角名

こっち来て!

凛久

え、そっち近道なの????

凛久

どうみても林の中だけど!

角名

でもここ通れば10分は短縮できる

凛久

よし、行く

凛久

本当にこっちであってるの?

凛久

めっちゃ森なんだけどっ

角名

あってるよっ、

角名

何度も通ってるんだから

凛久

あんた一体何回遅刻しそうになってるわけ?

角名

数えてる暇ないから

角名

こっち来て

角名

ほら、着いたっ……

凛久

本当だっ…

角名

今時間何分?

凛久

えっと、7時50分

角名

ほら、余裕だったでしょ?

凛久

まぁ、かなりハードな道のりだったけど…

角名

まぁ、結果オーライってことで

凛久

そうだね、ありがと

角名

ん、早く体育館行こ

凛久

うん

角名

おはざーす

凛久

おはようございます

角名と一緒に挨拶をしてからたいいくかんにはいると、入り口付近に銀がいた

銀島

あ、角名に凛久!

銀島

おはよーさん

凛久

はよ〜

そう言ってパァーッと笑顔を振り撒いてきた

凛久

(なんか、朝から可愛い子いるんだけど)

凛久

(180超えてんのになんかめっちゃ犬みたいで可愛い……)

凛久

(大型犬……ゴールデンレトリバー…秋田犬?)

凛久

(普通に可愛い…同い年だとは思えない)

凛久

(侑とかに見習ってほしいわ)

銀島

ん、凛久森でも走ってきたんか?(笑)

凛久

え、なんで?

銀島

髪の毛に葉っぱついてんで

凛久

え、まじ?

銀島

おう

銀島

ほら、ここ

そう言って銀は私の頭についていた緑色の葉っぱを取ってくれた

凛久

ん、ありがと

銀島

どういたしまして

角名

(………)

みんな揃ったか?

稲荷崎のみんな

はい!!

じゃあ、練習始めるで

凛久

(よし、今のうちにドリンク作りに行こう)

そう考えた私はすぐに体育館を出た

体育館から出てきて水道まで来た

昨日同様にドリンクを作ろうとボトルに水を入れようと蛇口を捻ろうとした

けど、蛇口が回らなかった

凛久

あれ……

凛久

(蛇口が回らん…誰だよ、こんなに固く閉めたの……)

凛久

グググ

両手に力を込めて蛇口を思いっきり回そうと試みる

凛久

(おりゃぁあ!!!)

キュッ

凛久

わっ!?!?

ビシャァァァァアア

凛久

わああぁぁぁあ?!?!

凛久

……………

気がついたら、全身びしょ濡れだった

頭からずぶ濡れで少し悪寒がした

凛久

はっ??

凛久

(え、えぇ?最悪なんだけど)

凛久

(どうすんのこれ、ガチ最悪じゃん……着替えないんだけど……)

私は完全に動きが停止した

角名

ちょ、なになに

角名

めっちゃ大声聞こえてきたけど?

角名

って……

凛久

あ、角名

角名

………なんでそんなに濡れてるの?

角名

「あ、角名」じゃないから

なんやなんや〜、大声聞こえてんで〜

角名

?!?!?!?!

ギュッ!

凛久

は?

え?

侑の声が近づいてきたとわかった途端、角名が血相を変えて、なぜか抱きついてきた

意味がわからなすぎて、は?しか言葉が出なかった

え、は?

いや、何やってんねん!?!?

侑のその声に少しだけ現実に引き戻されて思考が動いた

凛久

おい、何すんだ角名!

凛久

離せオラ!

角名

ちょっと、侑どっか行って!

はぁぁぁあ?!

いやいやいや、意味わからん!

まじ何やってんねん!?ハグ?!なんでや!!!

角名

いいから早くどっか行ってっ

凛久

オラ離せ!!

角名

お前はちょっと黙る

凛久

なんでだよ!

え、えぇ…???

角名

後で説明するから、一短戻っててっ

〜〜っ!!

わ、わかった…!

後でちゃんと話せよ!

侑が体育館に戻ったことを確認して角名は私のことを離した

凛久

急に何すんだ!

角名

……ごめん

角名

その、Tシャツ…透けてる

そう言いながら角名はそっぽを向いた

凛久

は……

角名の言葉に恐る恐る自分がきているTシャツに目をやった

完全にやらかした、そう思った

Tシャツは濡れた部分が透けていた

凛久

え……うわ……!

急に羞恥心が心を支配して最悪な気分になった

なんだこの少女漫画でしかなさそうなシュチュエーションは、マジで最悪だ

凛久

ああぁ、、、ごめん!!

角名が取った行動を理解して、すぐに謝った

角名

いや、俺もごめん…

角名

とりあえず、俺のジャージ貸すよ

角名

体育館に置いてきたから、すぐ取ってくるから待ってて

そう言って角名は駆け足で体育館に向かっていった

凛久

(本当に最悪、あー、あぁ…)

凛久

(わざわざ隠してくれたのに、マジで悪いことしたなっ)

凛久

(てか、元はと言えば蛇口のせいだよな?誰だよマジでこんなに固く閉めたの)

凛久

(はぁ……1つ借りができた)

1分くらい経って、角名はジャージを持って戻ってきた

その時も視線はこっちは決して向かなかった

角名

はい、これ

そうして角名は私にジャージを差し出してきた

凛久

ごめん、濡れて大丈夫?

角名

別にいいよ

凛久

ありがと

私はジャージを素直に受け取り着た

凛久

(でっか……)

角名

着替えあるの?

凛久

いや、ない……

角名

だよね……

角名

でも、そのままじゃ風邪引くだろうし

角名

俺、予備のTシャツ持ってるからそれ貸すよ

凛久

え、いいの?

角名

うん、サイズはかなり違うと思うけど大きい分には大丈夫だろうし

※男子バレー部更衣室

角名

はい、これ

凛久

すまぬ、

謝罪をしながら私は黒色のTシャツを受け取った

角名

いいよ、別に

角名

女子部室あるんだよね?

凛久

うん、ある

角名

じゃあ、そこで着替えてきな

凛久

うん

凛久

まじ助かった、ありがと

角名

うん

※女子部室

凛久

(うぇ〜、ぐちょぐちょする……)

凛久

(早く着替えよっ)

凛久

(とりま、角名が貸してくれてよかったぁ……)

早々と着替える、だけど予想以上にTシャツは大きくてブカブカだった

半袖のはずなのに、肘あたりまで裾が来ていた

凛久

(うわっ、でっかいな…)

凛久

(まぁ、ないよりは全然マシだよな)

凛久

(感謝しないとな…)

凛久

お待たせ

角名

(うわ、Tシャツブカブカじゃん…)

角名

(写真撮りてー…)

凛久

Tシャツとジャージ洗濯して返すね

角名

別にそこまでしなくてもいいよ?

凛久

いや、させてくれ

凛久

これは義務だ

角名

まぁ、凛久がそうしたいなら良いけど

凛久

うん

凛久

練習時間削らせてごめん、もう戻っていいよ

角名

うん、まぁ、何かあったらすぐ呼んでよ

凛久

わーった、ありがと

角名

ん、じゃ

角名が体育館に戻ったことを確認してから私は颯爽にドリンク作りを開始した

凛久

(超タイムロス、早く作らないと)

シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ

凛久

(よしっ、持っていかないと)

私はドリンクカゴを両手に体育館へと走った

凛久

ドリンクです、遅れてすみません!

稲荷崎のみんな

あー、ドリンクきた!

稲荷崎のみんな

生き返るぅ〜!!!

凛久

本当にごめんなさいっ、

稲荷崎のみんな

いいや、全然大丈夫やで〜

ちょうど休憩に入ったらしい部員たちが汗を拭きながらドリンクを飲んだ

凛久

凛久

あ、はい。どうしました?

さっきすごい悲鳴聞こえてきたけど大丈夫やったか?

角名が行ったと思うんやけど

凛久

あ、はい!

凛久

全然大丈夫です、心配かけてすいません

凛久が大丈夫ならええで

凛久

(仏か……)

凛久!角名!

結局さっきのなんだったん?!意味わからんまま終わったけど!!

凛久

ちょ、バカ侑!

凛久

声でかいよアホ!

えっ、

す、すんません。

角名

しょげてる 笑

で、結局なんだったん?あの状況は

凛久

…水に濡れてTシャツ透けてたから角名が見せないように隠してくれただけ

え、なんそれみたかった

凛久

あ"?

うそやん!怖いわ!

凛久

てめぇ、変態か?

冗談やん!!

凛久

変態野郎!!

声デカいわ!

凛久

将来は痴漢有望か?!

そこまで言わんでもええやん!?

角名

オッホホww📸パシャパシャ

凛久

角名も撮ってるんじゃねー!

練習開始すんで

稲荷崎のみんな

はい!!/おーっす!

タップお疲れ様でした!

ここでちょい報告あります!急ですみません

投稿頻度が落ちます…🥺

今は毎日投稿してたんですけど多分1週間くらい投稿できないかもです(泣)

理由としては、最近は暇な時間が多くてチャラーっと書けてたんですがリアルの方が学校とか塾で忙しくなっちゃって💦

ごめんなさい(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

凛久

みんな、主はバカだからさ

凛久

勉強せんとあかんのよ

凛久

わかってやってくれ……

事実だけど、他人に言われるとムカつくんだよな

凛久

あ"?

すいません。

でも、見てくれてる人のためにも、ハート押してくれてる人のためにも頑張りますᕦ(ò_óˇ)ᕤ

凛久

次投稿しようとした時にはハートが増えてたら嬉しいなー

欲張りダメだよっ!

まあ、その場合は嬉しい死をすると思うけど

凛久

そんなんで死ぬなアホ

そんなんでって言うな!!!

ガチ、死ぬほど嬉しいんだから!

凛久

あー、わかったわかった

次回予告でもしておこうかな

凛久

次回予告?アニメかよ

いいじゃんっ!なんか憧れるしっ!!

凛久

はぁ、

凛久

勝手にすれば

次回は、凛久ちゃんの身に何かが…

強く生きてね…凛久ちゃん……

凛久

はぁ?

凛久

ちょっと意味わかんない

では、また次回に!

凛久

とりあえず、バイバイ?

ℕ𝔼𝕏𝕋

稲荷崎バレーボール部の日常とは如何に(修正中)

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

396

コメント

7

ユーザー

銀さんが尊い、

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚