こんにちはー!まろんです!
「赤いマグカップ」 見て頂きありがとうございます!
今回は解説編です👍🏻✨
意外な所に深い意味が隠されてるので是非最後まで見ていってください(⑉• •⑉)❤︎
⬆️めっちゃハードル上げた笑
まず、少しおさらいをしますね。
この物語は、結婚する直前に事故で死んでしまった彼(大吾くん)と、取り残されてしまった彼女(れな)が出てきましたね
進むことの無い時間の中でずっと彼女を想い続ける大吾と、進んでいく時間の中で大吾のことを少しづつ忘れていってしまうれな。
会うことのできない相手のことをずっと想う、思い出すことのできない相手のことを忘れていってしまう、 少しすれ違ってしまう切ない物語です。
「れな」という名前にも意味があります。
「大吾」の名前は「ウルトラマンティガ」を見ていたご両親がそこの登場人物の「マドカ・ダイゴ」隊員からとったそうです。
「れな」は、そのヒロインの「ヤナセ・レナ」隊員からとりました。
そして題名は、この物語でれなが大吾の存在を忘れないで居れた理由と言ってもいいくらい思い出が詰まっているアイテムである「赤いマグカップ」をそのまま題名にしました。
では物語本編のほうの解説をしていきます!
この物語は、ヨルシカさんの左右盲という歌をテーマに書いています(*´˘`*)♡
2話の初めの場面です!
この時は、大吾が死んでから何十年と時間が経っているため、赤いマグカップを見ても思い出すことが出来ませんでした。
そしてこの日はお墓参りに行きます。
時間が経って自分が何も覚えていないことが悔しく、忘れたくないという気持ちが強く現れています。
3話です!
ここから歌の初めぐらいの所に入ります。
大吾と過ごした楽しかった日々を思い出します。
この時は大吾が死んで1年ということが分かります。 「朝がこんなにも降った」という歌詞を、「私は1人でこんなにたくさんの朝を超えてきたんだよ」と解釈しました。
この辺りから私の考察が入ってきます🫠
現実の世界、つまりれながいる生者の世界では散らない牡丹なんてありません。散らない花はないです。
大吾がいる死者の世界にはそれがあると想像し、それでもいいから何かに幸せを感じて欲しい、そう願う場面です。
また、「心を亡れる」の歌詞について
本当なら、「心を忘れる」と書くのが普通です。
でもヨルシカさんは、「忘」の漢字の「心をわすれる」 つまり、亡と心、2つでつくられた漢字の心だけを忘れて「心を亡れる」と表現してます。 この表現おしゃれでめっちゃ好きです
右も左も分からないくらい手探りの夜の中を 大吾がいなくなってどうすればいいのか分からないこの気持ちを教えてあげたい、伝えたいという気持ちが現れています。
れなと大吾が出会ったきっかけのシーンです。
この歌のモチーフでもある「幸福な王子」の作者の本が出会うきっかけになっています。
だいぶ飛ばして〜〜
大吾が死んでしまうシーンです。 この時は結婚する数日前。
失ったものはもう戻らない、 現実が見えます。
大吾が死んでから5年、 ここから少しづつ忘れていってしまいます。
「左眉を垂らして」 間違いです。本当は右眉です。 「小説を右手に持って」 も間違い。 右手で頬をついているのに右手で小説を持つなんてできません。
5年経って、ここまで忘れてしまっています。
大吾と過ごした日々が少しづつ色あせていく、そんな現実がぶつかります。
時が経つにつれて大吾との思い出を忘れていってしまうれなが、もうこれ以上忘れる前に、と大吾への思いを綴る場面。
生者の世界には、夜に日差しが射すことなんてありません。夏に雹(ひょう)が舞うこともありません。これは全部死者の世界で起きること。 なんでもいいから、何かに美しさを感じられる、夢中になれる 生前の大吾のままでいて欲しい、というれなの願いです。
それが幸せなことでも辛いことでも、何も感じられなくなるよりはまし、そう思ってしまいます。 複雑です。
ここでは、いつかはれな自身も死者の世界に行く時が来ることを示します。
ここで少し幸福な王子のことについても触れています。
作中で王子(目や剣、体が宝石や金で出来た像)は貧しい市民たちのために自分の体の一部ずつを分け与えていきます。
れなは、みんなに配るんじゃなくて、大吾にしかあげない、それほど強く思ってるという場面です。 またいつか会う時、つまりいつか死んでしまう時に鉛の心臓、心だけを持って行くよと言っている場面でもあります。
ここは歌の方ではラスサビ?ぐらいのとこです。
でも注目して欲しいところ。
今まで、れなは絶対に黒字でセリフが書かれていました。 でも、今は白字なので、これは視点が大吾に変わったことを示します。
それだけじゃなく、さっきれなは泣いていました。
「もう俺のせいで泣いて欲しくない」 このセリフも筋が合います
また、今までの情景描写は全て死者の世界で起こることでした。 ですが今は生者の世界で起こることです。 「小雨が止むための太陽」 雨が止んだら太陽が出ます。これは現実で有り得ます。 しかし、それは必ずではありません。雨が止んでも曇ったままの時もあります。 「いつかれなの雨(涙)が止む時、太陽のような出来事、明るい出来事が起こって欲しい」 そんな願いも現れているシーンです。
もう俺のことなんて忘れてでも幸せになって欲しい。過去に囚われないで欲しい。 そんな願いもあります。
この部分が分かるか分からないだけでだいぶ感動できます…
ここは大吾が自分の気持ちと葛藤する場面です。
れなに幸せになって欲しいのが1番だけれど、自分のことも忘れて欲しくない。 せめて靴跡だけでも残したい。 世界を超える愛があったら… 心の中で矛盾する、でも諦めたくない。 切ないです。
最終話です🥹 視点がれなに戻ります。
この頃は、もうれなはそろそろ寿命が尽きるくらいの年齢になっていました。
当然、何も覚えておらずデータだけで残った大吾を見つめます。
「あなたの心と私の心がずっとひとつだと思ってたんだ」 死んでからもう時間が止まってしまい、れなのことを決して忘れない大吾と、大好きだった人が死んでしまったとしても時間は進んでいくれな。 2人の対照的な心でも、愛する気持ちがあればずっとひとつ、そんな意味が込められています。
そしてれなも、もうすぐ死者の世界にいきます。
その時は忘れてしまった思い出をまた作り直そう、そんな約束をしました。
「あの頃みたいに」 毎朝話していたあの頃です。 どれだけ何を忘れたとしても、あの日々は記憶に残っていなくても、体が覚えている。それほど楽しかった日々がまた帰ってくるなら、こんなに幸せなことはありませんね。
解説はこんな感じです!
最後まで読んでくれてありがとうございます!
この話では 「今の日々が当たり前ではなく、いつそれが失われるかは誰にも分からない。急に大吾のように死んでしまうかもしれないです。だからこそ今ある日々を、1日1日を大切にして欲しい。」 という私の気持ちも込めました。
長かったですが見て頂きありがとうございます!
次回はリクエストを元に短編小説投稿をしていきます!
テーマはお楽しみに🤫
是非今回の連載の感想お待ちしてます✨
この解説だけじゃ分かりにくかったところも質問して頂けたら解説しますので遠慮なく言って下さい🙇♀️
では!ばいばい👋
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コメント
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良かったらみっちーやってもらうこと出来ますかね?
歌が左右盲だったからセカコイの続きを読んでいる感じがして感動しました😭
めっちゃ泣いた