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ころん

こんばんは!

ころん

実写真夜中になるかもしれへんけど、許してな!

ころん

あと、三十分くらいで消すかも!

ころん

って言ってる。
いってらっしゃ~い

ころん

あ!さとみく…

!   

さとみ

莉犬ー?

莉犬

さとちゃんどうしたのー?

さとみ

好きだよ?

チュッ

ころん

ズキ…

ころん

さとみくん‥

その後のことはあまり覚えていない。

ただ、ずっとさとみくんとの思い出を思い出していた。

まるで、走馬灯のように。

僕の何が駄目だったんだろう。

あまり甘えなかったとこ?

それとも、セックスを拒んだってとこ?

でも、でも…。

さとみくんは今日もいつもどおりだった。

浮気なんて、他人のことだと思ってた。

こんなに簡単に、心って壊れてしまうんだ。

家に帰っても何もする気が起きなかった。

かと言って何もしてないとつまらないのでスマホを触っていた。

検索していたのは『自殺の方法』

大好きだったのに。愛してたのに。

でもそれは僕だけだったの?

さとみ

ころん!好きだよ

さとみ

大好き。

さとみ

死ぬまで、離さないからな。

さとみ

ころん

ころん

ころん

ころん?

さとみ

ころん?

ころん

え?

僕いつの間にか寝てた?

ころん

あ、さとみくん。おかえり

あれ?今までどうやってさとみくんと話してたっけ?

さとみ

俺、編集してくるな?

ころん

あ、うん。

さとみくんの笑い声。

大きくて、何もかも飲み込んでしまいそうな瞳

そして、さとみくんが呼ぶ僕の名前。

何もかもが、大好きだった。

でももうそれは僕のものじゃないみたいだ。

これこそ本当の潮どきなのかもしれない。

まあ、でももういいかな。

幸せになってね。さとみくん。

元々僕がすとぷりメンバーに付き合ってるのを隠そうって言ったんだし。

しょうがないかも。

思い残すことはないのに。

なんで、昨日は出なかった涙が出て来るんだろう。

なんで、頭の中にはさとみくんの顔しか出てこないんだろう。

でももう終わりだな。

さよなら。

体が浮いてる。

変な感じ。

さとみ

ころん!!!

あれ?さとみくんだ。どうしたんだろう。

さとみ

待って!ころん!

は?何してんの?

なんで飛んでんの?

さとみ

ころん!追いついた!

ころん

何、してるの?死ぬよ?

ほんとに馬鹿なの?莉犬くんどうするの?

さとみ

ころんがいないなら、俺も死ぬ。

ころん

っ!なんで!

ころん

僕‥まだ死にたくなかった。

さとみ

手紙、読んだ。

さとみ

ごめんな?ころん。

ころん

いいよ。ありがとう。さとみくん。幸せだった。

さとみ

ニコ

さとみくんへ 昨日、莉犬くんにキスしてるのを見てしまいました。 ごめんなさい。 もう、辛いのは嫌だから、逃げてしまおうと思います。 どうか、幸せになって。 僕の分まで。莉犬くんを幸せにして。 大好きでした。 いや、大好きです。 最後に僕を好きになってくれてありがとう。

ころん

終わり!

ころん

ようわからんけど、許してな!

ころん

またねー!

すとぷり 短編集①

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コメント

77

ユーザー

フォロー&ブクマ失礼します!

ユーザー

桃くんちゃんと青ちゃんを幸せにしないとダメだぞ!

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