これはきっと夢だ。 悪夢だ。
目が覚めたら隣には冴の顔があるんでしょ?
大好きな、大好きな冴が
ちゃんといるんでしょ、?
ねぇ、そうでしょ、?
私はあふれる涙を必死にこらえて そんな都合のいいことを考え続けた。
紬
紬
冴
それだけ言って私は彼の元を 走って去った。
勢いよく屋上のドアを開け、 人がいないことを確認した私は 今までこらえていた涙を流した。
冴を見るだけで胸のあたりが苦しくなって あの場にいることが耐えられなかった。
知ってるよ、 これは悪夢なんかじゃない、 現実なんだ。
あのとき確かに冴も私も死んだ そうだ、死んだんだ、
あの冴は私の好きな冴じゃない
紬
…冴がいないなら、
冴がいない世界なら、
もう、生きている理由が見つからないよ、
死んだらどうなるのかな
痛いのかな なにも感じないのかな
一度死んでこっちに来たなら、 もう一度死んだら元に戻れるのかな
そして私は4階の屋上から飛び降りた。
コメント
9件
もう神すぎます…!! めっちゃ泣けます…
ゆーちゃん!!!!!!!!!何なんだこの神作品は!?柚ちゃん飛び降りたの!?すぐさま下に行って自分が受け止めに行く!!!!待ってろ〜!!!!!!!!!ピューンヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3=3
泣ける(´இωஇ`)