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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

布団に転がって目を閉じていたら

いつのまにか朝。

ふわっちまだかなと待っていたら

ふわっちがまゆを 連れてやってきた

不破湊

ただいま。

不破湊

うどん作ったから
先食べといて

三枝明那

え?一緒n

不破湊

俺みんなの分配りに行かないと…明那ごめん

そう慌ただしく出て行った

忙しそうだなぁ…

俺のせいなんだけどね。

まゆが俺の布団の上て

おばんを膝の上にのせて うどんをちゅるちゅると食べ始める

食欲のない俺でもまゆが食べているのをみたら食べたくなってくる

俺も食べ始めた

あれ、味ない…?

お茶を飲んでも味がない

三枝明那

味がしない、、

黛灰

俺も。

黛灰

多分精神的ストレスから

精神的ストレスならふわっちの方が感じているだろうに、、

と思いながらとりあえず うどんを食べる

匂いはするのに 味はしないって変な感じ

食べ終わるとおぼんを 机の上に置いて

まゆに抱きつく

まゆも黙って俺を抱きしめてくれる

特に深い意味はなかった

けどお互い考えていることは 一緒な気がした

三枝明那

まゆ

黛灰

明那

名前を呼び合って顔を見合わせて すこしふきだす

黛灰

ぷ は ッ 、 、 w w

三枝明那

w w w

何が面白かったとか そういう訳じゃなくて

ただ単純に

言葉には表せない何かを ふたりで分かち合っただけ。

これが親友の特権

俺、今はまゆとふわっちに 支えてもらわないと

壊れちゃいそう、、

きっと3人ともそうだろう

明日は3人で空桜のお見舞いに行こう

それを決意した

俺達3人でなら 乗り越えられる__。

目が疲れて

ぐーっと伸びをした

あぁ、もう朝方か

マグカップに口をつけて

コーヒーを飲む

そして曇った眼鏡を外して

窓の外を見る

俺はなんて馬鹿なんだろう

あの屋敷は寮だから

皆さんと暮らしている

家事も当番制

だけど、空桜が誘拐されたあの日を境にみんな火が消えたようにぼんやりとしている

現に俺だって 心にぽっかり穴が空いたみたいで

なんにも集中できない

俺だって手伝わないといけないのに。

幹部リーダーなのに。

みんながそうなってから 家のことは伏見さんと不破さん、 そして夕陽さんに任せっきり

活気を失った皆さんと、自分を 見るのが辛くなって

あの家を置いて

俺はアジトに入り浸っている

加賀美ハヤト

何をしているんですかね、私は

人間失格だ

あそこに戻りたくなくて 現実から目を背けて

一体自分はどうしたいのだろう。

もう分からない

現実逃避の為に俺はまた

加賀美ハヤト

仕事、再開しよう…

パソコンに向き直る

この仕事が終わったら

皆さんのところに帰る

そう誓って___。

俺のせいなんだ

ごめん

ごめん

ごめん。

あの時俺がしっかり止めていたら

空桜は助かったかもなのに

あの時俺が気づいて 止めに行けていたら

犠牲者は俺だけだったかもなのに

俺のせいで 空桜がッ…

みんなも…

ごめんッ、

ごめんなさッ、、

誰かの泣き声と 謝る声が聴こえる

出来損ないでごめんなさいッ、。

役立たずでごめんなs

不破湊

まゆ?

不破湊

違うよ、大丈夫だから

あ、これ

俺が言ってたんだ

やけに顔が濡れてるなと 思ったけど

泣いてたの俺だったんじゃん

不破湊

ホストの仕事
切り上げて今すぐ帰るから

不破湊

迎え行くわ
どこにいる?

黛灰

川のところ

不破湊

了解、待ってて

不破湊

それまで変なこと考えないこと

ねぇ、なんで分かるの?

俺が地獄に行こうとしたこと

なんで、、?

黛灰

ポロポロ))ゎ、かった、

不破湊

ん、偉い

死ぬ恐怖と自分への恨みの気持ちがスーッと軽くなった

俺、止めて欲しかったんだ

だから最期に

不破くんに 電話をかけたんだ

黛灰

雨やばいなぁ、w

黛灰

川の水増えてる

ここに溺れられたらって

そう思っちゃうんだけど

だめなのかなぁ、

不破湊

まゆ!

不破湊

風邪ひくよ、帰ろう

黛灰

うん

空桜、俺おかしくなっちゃった

お願い、起きて

また俺に

笑顔を見せて

借金を押し付けられまして。【NIZISANNZI】

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コメント

16

ユーザー

まゆのとこめちゃ感動する!

ユーザー

これが友情ってやつか...

ユーザー

感動するಥ⁠‿⁠ಥ ハピエンかバドエンどっちでも楽しみですಥ⁠‿⁠ಥಥ⁠‿⁠ಥ

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