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彼氏:西谷 夕
午後7時。
バレー部の練習が終わり、そろそろ下校する頃だ。
私は左手首に着けた腕時計を確認すると、机の上に広げていた参考書をまとめた。
学校と駅のちょうど間にあるファストフード店。
100円のジュースとポテトを買い勉強しながら時間を潰しているのは、
同い年で彼氏の西谷夕を待つためだ。
西谷夕
私
私
西谷夕
私
西谷夕
(爆速って、早く私に会いたいのかなぁかわいいなあ)
LINEで夕に連絡を済ませ、店の外に出た。
モブ
モブ
私
声のする方に目をやると、同じクラスメイトの女の子がガラの悪い男2人に絡まれている様子だった。
モブ
モブ
どうやら女の子と男がぶつかってしまったことでトラブルになっているようだ。
と言っても、お互い服は乱れておらず、男がイチャモンつけて女の子に絡んでいるようにしか見えない。
モブ
男が女の子の腕を強く引っ張る。
モブ
私
女の子の歪む顔を見た瞬間、思わず私は飛び出してしまった。
私
男の腕を振り払うように女の子を私の体に引き寄せた。
モブ
考えなしに飛び出してしまったが、もう引き下がれない。
少し後悔しながらも、きっと男たちを睨みつける。
私
モブ
モブ
1人が私を舐めるように見てニヤリとした。
モブ
モブ
モブ
私
いつの間にか男たちが私のことを囲み、肩をつかもうとしてくる。
私
とっさに振り払おうとして、爪で男の腕を引っ掻いてしまった。
モブ
私
モブ
(こわい、どうしよう、)
男が拳をふりかざす。
(誰かたすけ、)
モブ
と、突然目の前にいた男が1mほど吹っ飛んでいった。
私