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桐山 凌

今は、

桐山 凌

好きだ

涌井 明里

えっ

すき、?

SU

KI…??

涌井 明里

(…って、いやいや!!)

そういう好きなわけないでしょ!

恋愛的な意味じゃなくて

ただの"好き"だ

涌井 明里

あ、

涌井 明里

う、うん!ありがとう!

涌井 明里

あはは…

思わず明里は赤くなってしまい、凌から顔を逸らす。

桐山 凌

……

桐山 凌

それだけ?

涌井 明里

…えっ?

桐山 凌

好きだっつってんだけど

涌井 明里

ありがとう……?

桐山 凌

…はぁ

凌は明里をグイッと抱き寄せた。

涌井 明里

っ!?

涌井 明里

(何が起こってるの!?)

なんで私、ハグされてるの!?

涌井 明里

り、り、凌くん…

凌は抱きしめる力を強くさせた。

桐山 凌

明里が好きだ

桐山 凌

好きなんだよ

涌井 明里

…ッ!

「好き」の意味が理解できて、明里の顔はかぁっと真っ赤になった。

涌井 明里

う、うそ__

桐山 凌

本当

凌は明里から少し離れ、明里の顔を見て吹き出した。

桐山 凌

っはは

桐山 凌

真っ赤すぎ

涌井 明里

だって

涌井 明里

好きって__

桐山 凌

明里は?

昔は自分の気持ちを伝えるのが苦手だった

でも今は昔の私じゃない__

涌井 明里

好き

涌井 明里

私も凌くんが好きだよ

涌井 明里

自分の気持ちに素直な凌くんが好き

涌井 明里

素直なくせにツンデレなところも好きで

涌井 明里

バレーが上手な凌くんも

涌井 明里

勉強が少し苦手な凌くんも

涌井 明里

たまに見せる優しい笑顔も

涌井 明里

全部全部だいす__

その時、凌が明里の口を塞いだ。

桐山 凌

ス、

桐山 凌

ストップ…

凌の顔は真っ赤に染まっていた。

涌井 明里

桐山 凌

褒めすぎだろ…

涌井 明里

そ、それくらい素敵なんだよ!

桐山 凌

ありがとうな

桐山 凌

…改めて

桐山 凌

俺と付き合ってくれませんか?

明里はニコッと笑った。

涌井 明里

はい

涌井 明里

お願いします!

明里と凌は焼肉屋の個室へと入る。

倉見 修也

あ、帰ってきた!

菊池 陽真

大丈夫だったか?連絡も返さずに

倉見 修也

心配したんだよー

尾瀬 一颯

ごめん、2人とも

涌井 明里

いえいえ!全然大丈夫ですよ

涌井 明里

私たちも道に迷ってたんで

桐山 凌

おう

倉見 修也

なにしてんのw

菊池 陽真

やっぱ俺が行けばよかったな

涌井 明里

あはは…

桐山 凌

……

涌井 明里

(凌くん顔に出てるよ!!)

ー付き合ってから数分後ー

桐山 凌

は?なんで?

桐山 凌

なんで俺らが付き合ってること言っちゃいけないんだ

涌井 明里

だから

涌井 明里

付き合ってることバレたら私がヤバいの

涌井 明里

(もし凌くんファンの女の子たちにバレたら__)

明里はゾッと体を震わした。

桐山 凌

バレー部のヤツらにも?

涌井 明里

んー…

涌井 明里

(信用してないわけではないけど…)

涌井 明里

万が一噂が広まったら嫌なの

桐山 凌

………

凌はムス〜っとさせた。

涌井 明里

ごめんね

涌井 明里

2人だけの秘密にしよう

桐山 凌

…うん

涌井 明里

(可愛い…)

桐山 凌

じゃあ__

凌は明里の手をぎゅっと握った。

桐山 凌

焼肉屋に戻るまで手繋ぐ

涌井 明里

なっ…

涌井 明里

(付き合った途端犬に…!?!?!?)

涌井 明里

かわッ…

桐山 凌

…なんだよ

涌井 明里

なんでもない、です……

尾瀬 一颯

ごめんね、涌井さん

尾瀬 一颯

俺のこと迎えに来てくれたのに俺、ここ着いちゃって

尾瀬 一颯

無駄足だったよね

涌井 明里

(いえいえ!尾瀬先輩のおかげで凌くんと付き合えたので…)

涌井 明里

い、いえ

涌井 明里

全然大丈夫ですよ

尾瀬 一颯

……

尾瀬 一颯

凌となんかあった?

一颯はそっと明里に耳打ちをした。

涌井 明里

えっ

尾瀬 一颯

顔、緩んでるよ

明里は分かりやすく赤面する。

涌井 明里

そ、んなこと__

尾瀬 一颯

ふーん

尾瀬 一颯

ならいいけど

遠くに座る凌は2人の様子をじっと見つめていた。

桐山 凌

………

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