テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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星降る夜の願い事

第2話 - 星の紋章

2025年01月15日

#一次創作

#創作

#ファンタジー

結那

カイ

星の紋章？

カイ

…って何ですか？

Vega

ボク達星の魔女が力を使うときに
浮かび上がる紋章のことだよ

Vega

…試しに使ってみるね

Vegaが､力を使うと額に星の紋章が浮かび上がる

Vega

……まあ、こんな感じかな？

カイ

…ごい

Vega

え？

カイ

すごいです！！
どうやったんですか？！

Vega

えっ…力を…ためただけだよ

カイ

あっ！ごめんなさい！

カイ

それ…その力を僕も使えるんですか？

Vega

うん一応､使えるよ

カイ

どうやったら使えるんですか！

Vega

……修行が必要だけど頑張れる？

カイ

…………っ

カイ

はい！頑張れます！
友達の病気を治せるなら！

Vega

分かったでも…修行に行く前に
その服は､着替えなきゃね

カイ

え？着替え？

数分後

カイ

着ました
どう…ですか？

カイ

Vega

うん似合っているよ

Vega

じゃあ…夜になるまで
待とうか

カイ

えっ？！まだ夜じゃないんですか？！
じゃあ､あの時どうして力を使えたんですか？

Vega

星の欠片を使ったんだあれがないと
明るい間は､力が上手く使えないんだ

カイ

星の欠片？

Vega

星の欠片って言うのはね
星の森が夜になったら降ってくるんだ
季節によって降ってくる欠片も違うんだ

｢星の森｣夜になると星が降っているかのように周りが光る森力を使うために必要になる星の光や星の欠片が､落ちてくる

Vega

それじゃあ改めて
夜になるのを待とうか

夜

Vega

夜になったね
じゃあ､行こうか

カイ

は､はい！

カイ

あれ？何も持って行かないんですか？
使うためのアイテムとか…

Vega

使うにはまだ早いかな
もう少しうまく扱えるようになったらね

カイ

分かりました！

カイ

ここは…どこですか？

Vega

星の丘
ボクが知る限り 1番､星の光を感じる場所

カイ

村から見るより
もっと星がよく見えますね

Vega

結構高い場所だからね
あとは…明かりが少ないからかな

Vega

君の村も綺麗だと思うよ
ランタンの明かりが､一等星の星みたいで

カイ

どうして村のことを？

Vega

ここからだと少しだけ見えるんだ
君の村がさほら､あの辺

カイ

あっ！
本当だ…村が見える…

Vega

………………っ

Vega

あぁ～…そういえば､明日のご飯に使う
材料を切らしちゃってたんだった…君が良ければ
明日お使いに行ってきてくれない？

カイ

お使い…ですか？

Vega

君が良ければ……だけど良いかな？

カイ

大丈夫です！
お使い頑張ります！

Vega

う～ん……

Vega

あぁっ…忘れるところだった！
さあ､修行を始めようか

カイ

あっ！そうでした！
修行って…一体どんなことを？

Vega

ここで目をつぶって
しばらく集中してるの

カイ

え…？それだけですか？
他にやることは？

Vega

今の君は､星の力を感じ取れていないみたいだから
まずは､星の力を感じ取れるようにならなくちゃ

カイ

分かりました！
頑張ってみます！

Vega

眠かったらいつでも言ってね
帰りたいときでも良いからね

カイ

いえ！大丈夫です！
頑張れます！

Vega

…分かった
じゃあ…頑張ってね

Vega

ボクは､近くにいるから
帰りたいとか何かあった時は言ってね
もちろん､眠くなったときもね

カイ

はい！
分かりました！

Vega

それじゃあ目をつぶって

カイ

…………っ

Vega

集中して

カイ

………………っ！！

Vega

いいよそのままをキープして

カイ

…………っ

Vega

(ボクは､邪魔かなと思ったけど
この調子なら近くにいても大丈夫そうだね)

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結那

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