雨が降るこの街で
貴方の横顔を眺める
いつまでもこの甘い一時が
続いてほしかった
あの青空を眺めるのは好きだった
すっきりして心が満たされる
でも、その何倍も
惹かれる魅力が
あの小さな一粒に詰まってた
なんてたって
穏斗 オト
彼だってそんな事を言っていた
あの穏やかで、寄り添うような優しい音が大好きだった
嫌いな"雨芽"も
雨と彼の"音"で流してくれる
あの大きな水滴は私の頬を濡らして
地面に叩きつけられた
雨芽 アメ
雨芽 アメ
穏斗 オト
『止まない雨はない』
『散ってしまう恋だってある』
その一文で終わらせる
何故かあの静けさが消えると
やっぱり隣にあるのは幸せじゃなくて
退屈だって
そう実感してしまう
『止まないで』
願ったって何一つ叶わない
だからもういいの
晴れてほしいただその一心だけ
『あーした天気になぁれっ!』
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