一覧ページ

元社畜の俺が魔王退治?!

第4話 - 初クエスト編

518

2024年07月30日

#冬類

#RPG

#司類

あかまる🍓🐾໊

冬弥

あっ、

あからさまに宝箱のような見た目のものを見付けた。

冬弥

これか…？いや、どう見てもこれだな。

類

おや、おめでとう。

冬弥

これどうやって開けるんだ…？

類

これちょっとコツがいるんだよねぇ。ま、最初だし見本見せてあげるよ。

冬弥

おお、ありがたい。

類

まず、この上と下を持つだろう？それで、

バキッ!!

冬弥

？！

類

こうさ。

冬弥

？？？

冬弥

いや、あの、バキッって言ったが…？？

類

ん？ああ、気にしないでいいよ。どうせ再生するし。

冬弥

「再生する」？？！？！

類

気にしない気にしない。さ、中身確認してご覧。

冬弥

あ、ああ…

▼宝箱を見付けた！

▼10000ゴールド、ゴブリンの皮、スライムの粘液を手に入れた！

冬弥

おお、10000ゴールドも…！

類

お〜。まぁ、このダンジョンならこのくらいかな。

類

レベルの高いダンジョンほど、宝箱の中身も豪華になっていくんだよ。

類

ま、その分敵も強くなるんだけどね。

冬弥

へぇ…

冬弥

あ、あった。

類

おお〜。じゃあ、次は自分で開けてみてよ。

冬弥

えっ、わ、分かった。

冬弥

(上と下をこう持って…こう？)

パカッ

冬弥

あっ、普通に開いた

冬弥

類さん…「バキッ」なんて音しなかったんだが…？

類

ん〜？君開けるの上手だねぇ

冬弥

えぇ…

▼宝箱を見付けた！

▼20000ゴールド、スキル『幽霊東京』を手に入れた！

冬弥

あっ、スキルって、

類

おおっ、良かったね。このダンジョンじゃ一番の当たりだよ。

類

スキルの詳細はプロフィールから見れるよ。

▶プロフィールを開く持ち物

青柳冬弥 (23) レベル14 HP 45000/50000 所有スキル『幽霊東京』固有スキル『虚ろを扇ぐ』スキルの詳細はここをタップ>>>> 好物クッキー身長 179cm ブラック企業に勤めていたが、ある日ひょんな事から異世界へ来て魔王退治を任される。意外とゲーム好きだったため、この世界への適応が早い。

▼所有スキル『幽霊東京』使用条件常時どんな敵と遭遇しても必ず逃げられる。

冬弥

必ず逃げられる…

類

おお、中々便利でいいじゃないか。

冬弥

あぁ、いいな。

冬弥

(こうやって、夢に逃げてる俺にピッタリだ。)

類

さて、多分もうこのダンジョンには何も無いし、そろそろ出ようか。

冬弥

ああ。

▼カマラードの街▼

冬弥

あっ、そうだ。武器のレベルを上げたいんだが。

類

ああ、そうだったね。じゃあ次は武器屋に行こうか。

▼武器屋▼

リン

いらっしゃ〜いっ！

類

こんにちは。

リン

あーっ！類くんだ〜！

リン

久しぶり〜っ！

類

久しぶり、リンくん。

リン

今日はどうしたの？

類

あぁ、彼の武器の強化をお願いしたいんだよ。

リン

彼？

冬弥

あっ、初めまして…

リン

わわ〜っ！！！もしかしてもしかして、勇者様っ？！

冬弥

えっ、あ、えっと、多分…？

リン

すっごーいっ！✨️て事は、武器って「勇者の剣」？！

冬弥

あっ、はい。そうです。

リン

えぇ〜っ？！見せて見せて〜！！✨️✨️

冬弥

これなんですけど、

リン

わ〜っ！！✨️✨️すごいすごい！本物だぁ〜っ！！

リン

レン〜！！勇者様が来たよっ！！

レン

ええっ？！勇者様？！

リン

うん！見てみて！本物の勇者の剣！

レン

…わっ！本物だ！！✨️

レン

すっげー！！初めて見た！！✨️

リン

あー！レン独り占め良くない〜！！

レン

もうっ！リンだって触ってただろ！

冬弥

(そんなにすごいものなのか…)

類

ふふっ、あれが普通の反応かな。

冬弥

あぁ…そういえば、類さんはそこまで驚いて無かったな。

類

いや、一応驚いたんだけどね？

類

それより、君のその変わった格好の方に目が行っちゃって。

冬弥

あー…

冬弥

(やはりスーツは珍しいんだな。)

レン

勇者様！この剣のレベルを上げるで良いんですよね？

冬弥

あ、はい。お願いできますか？

レン

もっちろん！任せてください！

レン

どこまでレベル上げますか？

▶限界まで(45000ゴールド消費) レベル5まで(1000ゴールド消費) レベル10まで(5000ゴールド消費) レベル20まで(10000ゴールド消費)

冬弥

えっと…

冬弥

(どうしよう…)

冬弥

(今の所持金が45100ゴールドだから、限界までだと残り100ゴールドになってしまう…)

類

そうだ。最初だし、ゴールドなら僕が払うよ。

冬弥

え？！

類

はい、とりあえず45000ゴールドでいいかい？

冬弥

えっ、いや、そんな…！

類

大丈夫だよ。僕、あんまり使わないから有り余ってるんだ。

▼類に45000ゴールド貰った！

冬弥

えっ、あの、すみません、ありがとうございます…！

類

ふふ、いいよ。そこまで畏まらないで。

冬弥

…じゃあ、限界まででお願いします。

レン

はーい！了解です！

レン

少々お待ちください！

レン

お待たせしました〜っ！

▼勇者の剣(レベル 22) 使える技･切り刻む(50000ダメージ) ･振り回す(40000ダメージ) ･ぶっ叩く(35000ダメージ) 謎の男から貰った勇者しか持つことのできない剣。ただの剣では無いようだが、参考資料が少ないため謎が多い。

冬弥

おお…！！

冬弥

(だいぶ攻撃力上がったな。)

類

おお〜、流石勇者の剣。いい武器だね。

類

そういえば、勇者の剣ってあの岩から自力で引き抜いたのかい？

冬弥

え？

冬弥

い、いや。これは貰い物だ。

類

貰い物…？

冬弥

えっと…この世界に来た時に、知らない男の人が俺に魔王退治をしろと、この剣を渡してきたんだ。

類

ふむ…

類

見たところ、その剣は本物だろうけど…

冬弥

その人…名前すら教えてくれなくて、

類

う〜ん、何者なんだろうねぇ…

類

まぁいいや。レンくん、リンくん、ありがとうね。

冬弥

あっ、ありがとうございました！

レン

うん！どういたしましてー！

リン

またいつでも来てね〜っ！

▼カマラードの街▼

冬弥

武器のレベルも上げたし…次はまたダンジョンでレベル上げか？

類

う〜ん、それもいいけど…どうせなら、クエストもやってみるかい？

冬弥

クエスト？

類

ああ。ほら、丁度困ってる人がいるみたいだよ。

村人A

困ったなぁぁ…

冬弥

お、おぉ…露骨だな…

▶話しかける無視する

冬弥

えっと…すみません、どうかしましたか？

村人A

おおっ！これはこれは勇者様ではございませんか！

村人A

実は困ったことになっておりまして…

村人A

私の大切な指輪を、バーグの森で無くしてしまったのです…

村人A

しかし、バーグの森にはモンスターもいて危険なので、探しに行くにも行けず…

村人A

勇者様、どうか探してきてくれないでしょうか？

▼クエスト「指輪を探して」報酬経験値3000、勇者の指輪or勇者の首輪村人Aはどうやら妻との結婚指輪をバーグの森に落としてきてしまったようだ。というか、どうやってモンスターのいる危険な森に指輪を落としてきたんだ…？人に頼むくらいなら、初めからそんな森に行かないで欲しいものだ。

冬弥

こ、このコメントみたいなのは誰が書いてるんだ？？

類

さぁ…？君の脳内じゃない？

冬弥

え、俺はこんなに辛辣なのか？！

類

ふふっ

冬弥

まぁ…とりあえず、受けてみるか。

▶クエストを受けるクエストを受けない

村人A

ありがとうございます！勇者様！

類

じゃあ、バーグの森へ向かおうか。

冬弥

バーグの森…ってどこなんだ？

類

マップから確認できるよ。

類

あと、マップの「ピン刺し機能」を使うと目的地までの矢印を示してくれるから便利だよ。

冬弥

そ、そんな便利な機能があるのか？！

冬弥

(本当にゲームの世界だな…)

▶マップを開く

冬弥

えっと…ここから南東か。

冬弥

ピン刺し…ってこうか？

言われた通りにやってみると、突然目の前に矢印が現れた。

冬弥

？！

類

ああ、これこれ。これに着いて行けば迷子にならないよ。

冬弥

す、すごいな。本当に矢印だ…

冬弥

えっと、着いて行けばいいんだよな。

▼バーグの森▼

冬弥

こ、この森の中から指輪を探すのか？！

類

あぁ、落ちてるアイテムは分かりやすく光ってくれるから多分簡単に見つかると思うよ。

冬弥

へぇ、便利だな。

冬弥

そういえば、森にはたしかモンスターがいるって…

類

いいじゃないか。折角武器レベルも上げたところだし、闘ってみたらどうだい？

冬弥

そうだな…襲われたら闘おう。

冬弥

…全く見当たらないんだが、

類

だねぇ

冬弥

もしかして湖の中とか…？

類

う〜ん、可能性としては…

キラッ

冬弥

ん？

何かが光に反射して輝いて見えた。

ゴーレム

♪♪〜

冬弥

…あっ

ゴーレム

？

俺は指輪を見付けた。

…ゴーレムの手の中に。

類

おや…

冬弥

あ、あの…すみません、その指輪なんですが…返していただけないでしょうか？

ゴーレム

ｳﾞｩ…!!

冬弥

あっ、ダメ…ですか。そうですよね…

類

困ったねぇ…

冬弥

戦うのも気が引けるしな…どうしたものか、

類

何か代わりになるものがあればいいんだけど…

冬弥

代わりに…

▼指輪の代わりになるものを探そう！

冬弥

あぁ、探すのか。

冬弥

しかし、指輪の代わりと言ってもな…新しい指輪でも買ってきて与えてみるか？

類

え〜、ちょっと面倒じゃない？

冬弥

そうか…

冬弥

うーん、ゴーレムが喜びそうな指輪の代わり…？？

冬弥

…磨かれた石の指輪とか？

類

ん？結局買いに行くってことかい？そんなもの売ってるかなぁ

冬弥

どうにかして、作れないだろうか？

類

…え？

冬弥

えーっと…あ、この綺麗な石とか削れば…

類

ん？！自力で作るのかい？！

冬弥

？ああ、もちろん。

類

いやいや、僕がいるじゃないか！僕は魔法使いだよ？？

類

指輪の1つや2つ作るなんて容易いんだけど？

冬弥

えっ、けど…

類

もー！折角僕が仲間なのに、全く使ってくれないのって結構寂しいんだからね！？

類

君の、自力でやれる所までやってみたいっていうのは凄い好きだけどさぁ…

冬弥

す、すまない。まさかそんな風に思っていたとは…

冬弥

じゃあ…指輪、頼めるだろうか？

類

…ああ、任せてよ。

類

"創造魔法(クリエイト)"

冬弥

！！

一面が光に包まれ、目を開けると類さんの両手の上にとても綺麗な石の指輪があった。

類

はい、どうぞ。

冬弥

おお…！！✨️す、すごいな！！

冬弥

とても綺麗だ…ありがとう。

類

ふふっ、どういたしまして。

冬弥

あの、ゴーレム…さん！

ゴーレム

？

冬弥

こちらの指輪とそちらの指輪、交換して頂けませんか…？

ゴーレム

！！✨️✨️

ゴーレム

(*꒪꒫꒪)( ._.)ｺｸｺｸ

冬弥

ﾎｯ

冬弥

ど、どうぞ。

ゴーレム

♪♪

冬弥

無事交換に応じてくれて助かった。

類

良かったねぇ

類

じゃ、依頼主の所まで戻ろうか。

▼カマラードの街▼

村人A

おおお！！！✨️これです！この指輪です！！

村人A

ありがとうございます！勇者様！

▼クエストクリア！！

▼クリア報酬として、経験値3000up！

▼勇者の指輪or勇者の首輪を選んで下さい

冬弥

指輪と首輪か…

類

どっちも性能は変わらないし、好きな方選べばいいよ。

冬弥

…

冬弥

首輪…がいいな。

▼勇者の首輪を手に入れた！

▼初のクエストクリア！経験値5000up！冬弥はレベル15になった！

類

おお〜、レベル上げも順調だねぇ。

冬弥

ああ、1日で14も上がった。

類

大丈夫？流石に疲れたんじゃないかい？

冬弥

あぁ…まぁ、少し。

類

もうすぐ日が落ち始めるし、今日はもう休もうか。

類

近くに宿があるんだ。そこで休ませてもらおう。

冬弥

あぁ、そうだな。

次回>>>>新しい仲間編

元社畜の俺が魔王退治?!

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

518

6件

まってゴーレムかわよいよよよ...( ◜ω◝ )(？) そして、クエスト内容に冬弥くんの心の中反映されてるの面白すぎる🤣

ホントに好きこの連載‼️‼️🥲 全然頼ってくれなくて寂しがってる類が可愛すぎて🫨🫨もっと頼れ冬弥…っ！！😬😬😬😬 次回めちゃめちゃ気になるんだが！！新しい仲間……ふふふ😚

指輪にすると思ったら首輪!? 社畜のアレ（？）が残ってるのか…？リンレンが鍛冶屋とか賑やかでファン多そう(⁠*⁠´⁠ω⁠｀⁠*⁠)

あかまる🍓🐾໊

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

元社畜の俺が魔王退治?!

第4話 - 初クエスト編

作者の他の作品すべて見る

#冬類の新着小説
一覧

関連するタグ

元社畜の俺が魔王退治?!

第4話 - 初クエスト編

作者の他の作品すべて見る

#冬類の新着小説一覧

関連するタグ

#冬類の新着小説
一覧