一覧ページ

ぬらりひょんの嫁

第79話 - 🔥漆拾捌話（修学旅行編⑮）

2025年12月13日

#妖はじ

#妖怪学校の先生はじめました！

#夢小説

#業業-カルマカルマ

ゆず🍊‪

姫華

……ごめんね、焔はそこで待ってて

そう言って姫華は立ち上がる

焔

姫華さッ……

姫華

私はこの件を一度片づけるから

姫華は優しい目をして焔を見つめて

姫華

大丈夫、大丈夫

姫華

私ずっと京都住んでたし地形はほぼ覚えてるし

姫華

結構強い方だからさ

ニカッと笑って

姫華

まあ、焔はそこで待って休んでなさいな

そう言って走って行ってしまう姫華

姫華を追いかけようと足に力を入れる焔

しかし足に力が入らない

行けないと悟ったのか

焔

……バカっ

そう呟いて

焔はどこか心配そうに姫華の背中を見つめる

姫華

凜太郎！！

凜太郎

なんやの！？

凜太郎

てか名前呼び（（

姫華

そんなのはどうでもいいから！！

名前呼びをなかったことにする姫華

姫華

酒呑童子のアホとまだ繋がってる！？

凜太郎

え。繋がっとるけど…

姫華

ちょっと貸しなさい

凜太郎

え。あ。おん……

戸惑いながらも姫華に携帯を渡す凜太郎

姫華

おい淫乱！！（

酒呑童子

『黙れ小娘（）』

姫華

るっさいわね～ッ！！

姫華は若干逆ギレしながらも

姫華

大江の妖怪共は！？

酒呑童子

『既に勘づいた妖怪が人を喰わんと市内へ向かっておる』

姫華

チッ……

姫華は舌打ちをして

姫華

アンタならまず人間を襲うとしたら誰から襲う？

突然変な質問をする

酒呑童子

『なんじゃ貴様、気でも狂ったか』

酒呑童子

『もちろん外にいる人間からに決まっておろう』

酒呑童子

『まあ昔なら普通に口から魂出せば良かったから関係なかったんじゃがな』

そんなバカな質問に答えるコイツも大概である

姫華

へぇ……

姫華は笑いながら

姫華

やっぱ大妖怪様の言うことは頼りになるわね

姫華

途中で割り込んだから入道くんとかは思いついてたのかもしれないけど

姫華

先ずは人間共を屋内に避難させなさい！！

姫華は大きな声で命令をする

入道

尾形兄弟、台風並みの雨風を頼む…！！

尾形兄弟「りょ！！」

マンドラガイド

君ら顔は全然似てないんだね

姫華

この状況で言うことじゃないわよそれ

林

お互いこの修学旅行はいいところなかったけど

光

やっぱ風神雷神はセットで強いからね

その瞬間、かなりの量の雨が降ってくる

入道

よし、とりあえず外に出てる人はかなり減ったな

林

外から来る妖怪は生徒に任せて

林

大江の妖怪が来る前に先生たちでこの状況なんとかしてください

入道

佐野は晴明のそばにいてやんな

佐野

あっうん

入道の言葉に戸惑いながらも返事をする佐野

入道

晴明

入道

アンタならなんとかしてくれるって信じてるから

入道

平和的にな！

入道は拳を突き出してそのまま晴明と合わせる

晴明

うん！！

晴明

絶対なんとかする

晴明の言葉を聞いて入道は笑い

ぎだに乗ってそのまま行ってしまう

隊長

うひゃー青春だねぇ

隊長

君も変わったね

視線を入道から姫華に移す隊長

隊長

前までは嫉妬だけで動く莫迦な妖怪だったのに

隊長

今は立派な先輩じゃん

隊長は笑って姫華の髪の毛を触る

姫華

触んなカス（）

姫華は隊長のもみあげを勢いよく引っ張り

隊長

い"でっ

姫華

アンタはずっと私のこと監視してたからわかるものね

姫華

ちょっと変わったところを見られてるのは腹立つけど

姫華

否定はできないわ

姫華は微笑みながら

姫華

わたしも参組の子（あの子達）に影響されたのかも

姫華

特に焔に

姫華は掴んでいたもみあげを離して

姫華

とにかく、結界の件は頼んだわよ

姫華

私は大江の近くの妖怪どもを片っ端から倒してくるから

隊長

へいへい

そして姫華が大江の方向へ走っていくのを確認した隊長は

隊長

何とかするっつっても、あっちゃんも白虎ちゃんもボロボロだしどうしようもなくない？

困った様な顔を見せる

佐野

いや

佐野

本当はもうどうするべきか

佐野

答えは出てるんだよな

「晴明」

焔

（足に力が入らないッ……）

焔

（行かなきゃいけないのに……）

焔

（なんでいつもこういう時に……）

焔

（役たたず、出来損ない…ッ）

焔が自分の事を責めていると

ＲＲＲＲ...

突然焔の携帯がなる

焔

……？

焔は不思議に思いながらも電話に出る

？？？

『あ。火事の時に俺のそっくりさんの隣にいた赤髪さん……この呼び方長いな（）』

？？？

『火之迦具土神様じゃなくて…』

？？？

『焔さんやっほー』

焔

え。あ。その…

突然知らない相手に自分のことを言われて戸惑う焔

？？？

『あ。自己紹介が遅れたね』

？？？

『俺は…』

山田

『獄卒の山田』

焔

えっと山田さん…？

焔は自分を落ち着かせながらも

焔

なんで僕のこと知って…

山田

『あ。なんで知ってるのかって？』

山田

『まあ宗くんとか秦ちゃんに閻魔のこと脅してもらって情報もらったんだよ』

山田

『火之迦具土神様とか黄泉津大神様の黄泉の代表者と』

山田

『うちの閻魔は結構関わりあるしね（）』

焔

あー…（察）

なんとなく察する焔

山田

『あ。時間がないから急ぐね』

焔

あ。はい

山田

『今日たかのんの付き添いで京都に来てるんだけどさ』

山田

『アイツ亡者に好かれやすいから（？』

焔

（たかのん……あ。高乃さんのことか）

呑気に考える焔を無視して話を進める山田

山田

『まあそしたら亡者じゃないけど妖怪が暴れだしたわけだ』

焔

あ。なんかすみません…

山田

『謝んなくていいから』

山田

『とりあえず早く妖怪達戻してね』

山田

『亡者も数人すぐ近くにいて』

山田

『たかのんの護衛と亡者の回収の両立は難しいからさ』

山田の声は少し焦っているようにも聞こえる

山田

『あ。あとさ』

焔

？

山田

『正直、元朱雀だけじゃ今までの京都の均衡を保つのは難しそうなんだよね』

山田

『君も一度死んでいるとはいえまだ神の端くれなんだから……ね？』

山田

『言ってる意味、わかるでしょ？』

山田は先を見越したように話す

焔

……ッ

山田

『別に絶対とは言わないからさ、自分で考えて決めな』

山田

『俺達も亡者回収の合間に妖怪どうにかするから早めにね』

プツッ

そして通話が切れる音がする

焔

僕は……ッ

道端で一人悩む焔

焔はどうするのか

京都は一体どうなるのか

次回に続く＿＿＿…

ぬらりひょんの嫁

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

5件

業業!!ってなた次回楽しみにしてます⸜(◍´˘`◍)⸝

ゆず🍊‪

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

ぬらりひょんの嫁

第79話 - 🔥漆拾捌話（修学旅行編⑮）

作者の他の作品すべて見る

#妖はじの新着小説
一覧

関連するタグ

ぬらりひょんの嫁

第79話 - 🔥漆拾捌話（修学旅行編⑮）

作者の他の作品すべて見る

#妖はじの新着小説一覧

関連するタグ

#妖はじの新着小説
一覧