百音
百音が慌てて走り出す。
イザナ
イザナ
百音
百音が立ちすくんでいるイザナの手を引っ張った。
百音
そこには頭や腕、背中から血を流して倒れている武道の姿が…。
イザナ
百音
イザナ
イザナがまたもや血を流して倒れている百音の母、兄(次男)、弟、妹のもとへ駆け寄る。
イザナ
だが返答はない。 イザナは即座に安否確認した。
イザナ
百音
イザナが百音を優しく撫でる。
イザナ
百音
百音
イザナ
イザナ
百音
イザナ
百音
イザナ
二人はお互いに空気を和まし合う。
そうしているうちに、百音がふと何かに叩き起されたように我に返る。
百音
イザナ
イザナが再び駆け出す。
イザナ
イザナが手で口を覆う。
百音
百音
百音が静かに俯く。
イザナ
イザナもとうとう涙がこみ上げてきた。まるで何かを悟ったかのように。
百音
百音
百音が大泣きして崩れ落ちながら姉にもたれかかる。
イザナ
百音
イザナ
イザナ
百音
百音
イザナは孤独だった過去の自分と今の百音を重ね合わせる。
イザナ
イザナ
百音
イザナ
イザナ
百音
イザナ
百音
イザナ
百音
イザナ
イザナ
百音
百音
イザナ
百音
百音
百音
イザナ
イザナ
百音
イザナ
百音
ブーーーン!!🏍💨💨
2人は大急ぎで家を出た。イザナがカッコいいコールを吹かしながらどけどけと言わんばかりにゴリ押しで暴走する。
百音
イザナ
百音
百音
イザナが気持ちいいコールを切りながらもにやりと照れる。
百音
イザナ
百音
イザナ
百音
とその時だった。
タケミッチ
イザナ
百音
タケミッチ
百音
イザナ
百音
イザナ
すると武道がイザナの背中を強く蹴った。
イザナ
イザナ
突然武道の姿が見当たらなくなった。
百音
百音
イザナ
百音が辺りを見渡すと…
百音
百音が後方の木のそばに立っている武道を指差した。
イザナ
百音
百音が武道に駆け寄っていく。
百音が武道の肩をゆらしながら心配そうに顔を覗き込んだかと思うと…武道は咄嗟に百音を振り払い、百音はそのまま仰向けに倒れた。
百音
イザナ
次の瞬間武道が百音に四つん這いになって覆い被さり、ぐああああ、と大きく口を開けて猛獣のような声を荒らげてうなる。
イザナ
イザナ
百音
イザナ
百音
イザナ
武道は再びゔおおおおん、と威嚇し、百音に襲いかかろうとする。
その武道は瞳が猫のようで爪も長く牙が生えていて皮膚も白くなっていて、もはや人間ではなかった。
イザナ
イザナ
イザナ
百音
百音
イザナ
百音
イザナ
イザナがタケミっちの襟を引っ張る。
百音
イザナ
百音
イザナ
百音
武道は幹をくわえる。すると彼の目から涙がこぼれる。
百音
その時…ドーーン!!
百音・イザナ
大きな音とともに辺り一面が不思議な霞で包まれた。
そしてそこには…
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!