海斗
俺は殺し屋だ
海斗
今まで何人もの人を殺してきた
海斗
今の俺に罪悪感というものは消えてしまった
海斗
なんなら殺すことに快感を覚えるようになった
海斗
今日も人を殺す
海斗
ターゲットはうちの上司だ
海斗
いつも、仕事を押し付けてきて
海斗
俺はもう、限界を迎えた
海斗
殺しなれてる俺はいつものように
海斗
殺すプランを考えていた
海斗
そして、この日俺は上司を殺した
海斗
罪悪感はやっぱりない、それどころか
海斗
妙な達成感を感じた
海斗
会社の同僚からもこの上司は、嫌われていたため
海斗
会社の同僚も喜ぶことだろう
海斗
ふぅ
家に帰った俺はすぐにベットに倒れこんだ
海斗
あれ?なんだこれ
ベットの隙間に一つの封筒が落ちている
海斗
遺書?
封筒の中身は今日殺した上司の遺書だった
海斗
え...
俺は一瞬頭の中が真っ白になった
中にはこう書いてあった
謎の男
全部見てるんだからな
海斗
.....
俺はその封筒をビリビリに破いて捨てた
次の日
海斗
俺は今日も人を殺す。
海斗
ターゲットは会社の同僚だ
海斗
あいつは、俺が提案したプロジェクトをパクリ
海斗
おまけに成功しやがった
海斗
要するに手柄を盗まれたという訳だ
海斗
俺は今日もプランを考え
海斗
同僚を殺した
俺は今日もまたすぐにベットに倒れこんだ
海斗
あれ、またベットの隙間に封筒が...
俺は恐る恐る封筒の中身を空けた
謎の男
全部見てるんだからな
海斗
なんなんだよコイツ
海斗
そうだ...
海斗
俺は封筒を送ってくる奴を知っていた
海斗
達筆だがどこか不思議な字
海斗
間違いなく親友の祐樹だ
そして、俺は決意した。
海斗
殺そう。祐樹も
海斗
俺は祐樹を殺すプランをいつもより真剣に練っていた
海斗
よし。これで俺のやったことを知る奴は誰一人いない
海斗
そう。俺は祐樹を殺した
海斗
包丁でぐちゃぐちゃに引き裂いた
海斗
祐樹は死んだ
海斗
はずだった...
祐樹は生きていた
海斗
えっ!?
そう。俺は幻覚を見せられていた
今まで、殺してきた奴は確かに死んでいるのだが
祐樹は違った
祐樹
ふふっ驚いた?
祐樹
海斗が俺を殺しに来ることなんて最初から分かっていたよ
祐樹
だから、今日お前に幻覚を見てしまう薬をコーヒーに混ぜて飲ませた
祐樹
まんまと引っかかってくれて嬉しいよ
祐樹
じゃあさよなら。海斗。
そう告げると祐樹は手に持っていた拳銃を発砲した