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ジリリリリリッ...ジリリリリリッ...ジリリリ((カチッ
〇〇
何度目かの目覚ましの音で目が覚める。
春なのに、朝はまだ少し肌寒い。
〇〇
昨日夜更かししたせいなのか
とても身体が重く、起きたくもない。
ゲームとかをして遊び呆けていた
わけではない。
今日のテストの勉強をしていた。
手こずってしまったから遅かったんだ。
ただそれだけ。
〇〇
てす、と...だって?
は、待って?
〇〇
時計[AM8:00]ダゼッ☆
〇〇
これは困ったな。
大分急がないと間に合わないやつだ。
今日のテストって
結構大事だったはずなんだけど...。
しかも、高校生にもなって
テスト日に遅刻するなんてありえない。
しゃれになんてならないからっ!
急いで制服に着替え
学校指定の鞄を持ち一階に降りる。
バタバタバタバタッ
お母さん
〇〇
お母さん
〇〇
お母さん
朝ごはん、は...間に合わないぞ?
〇〇
お母さん
〇〇
お母さん
こうして私は
朝ごはんも食べずに家を出た。
〇〇
お父さん
お母さん
お父さん
〇〇
やばい、まじでしんどい。
間に合うかな。
あと、ちょっと...!
〇〇
駅が見えた...!
でも、集合場所の目の前の信号で
見事に引っかかった。
あーもう。
なんでこういう時に限って信号に引っかかるのかなぁ。
それに、ここの信号変わるの
結構遅いんだよね。冗談抜きで。
目の前にみんな見えてるのにっ!
信号[🔵●●](パッ...
あ、やっと変わった。
左右を確認せずに踏み出してしまったのが悪かったのか。
それとも、遅刻するギリギリに家を出たのが悪かったのか。
〇〇
🚗(キキーッ
ドンッ
運悪く、車に轢かれてしまった。
トラックくらいの大きさの車だった。
衝動が大きかったせいなのか、反動で飛ばされる。
通行人
トントン
今日は本当に運がないのだろうか。
頭から倒れてしまった。
頭が...ジンジンとする...。
いたい...あつい...ふわふわする...。
通行人
シャオロン
ロボロ
段々と、意識が遠のいていく気がする。
目の前もぼやけてきて
シャオとロボロの顔もぐちゃぐちゃ。
ああ...。
わたし、今から死ぬんだな...。
こんな状況でそんなことを考えていた。
🚑(ピーポーピーポー
誰かが呼んでくれたのであろう
救急車のサイレンの音が聞こえる。
昨日まではうるさいとしか思わなかったのにな...。
その音でさえも、今では心地よく感じている。
これは、もう時期わたしが死んでしまうからだろうか。
せめてと思い
最後の力を振り絞って声を出す。
〇〇
コネシマ
シッマの言葉を最後に
私の意識はプツンと切れた。
次に目が覚めたのは
地面がふわふわとしている所。
ここは、、、天界?
ああ、、、私、助からなかったんだな。
まあ、分かってたことだけど。
〇〇
天使
神様
神様
〇〇
神様
〇〇
神様
〇〇
それはまあ、分かってるけど...。
神様
神様
〇〇
神様
神様
神様
神様
〇〇
私は神様からとんでもない課題を
与えられたようです。
私、宿題は嫌いなんだって...。
・・・やるけどさ?
だって未練持って死んでるんでしょ?
神様
天使
(トンッ
〇〇
私はすぐそばにいた天使さんに
背中を押された。
もちろん
運動神経が抜群な訳でもない私は
いとも簡単に地上に降ろされた。