テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

ロザル

では、自分の病室に戻ってくれ。

はい。

分かりました。

リサ

俺はここに残っても
よろしいでしょうか?

ロザル

構わん。

では、また。

ガチャッ

リサ

バンッ!(机叩く音)

リサ

司と類にあの魔法を封印させるって…
正気ですか?!

ロザル

あぁ。正気だ。

リサ

あの魔法を封印した者は
寿命が5分の一以上減るんですよ?!

リサ

そんな…ことを…

ロザル

何故だ?
それは可能性の話だろう?

ロザル

私は例え1%でも
可能性が残っているの
なら迷わない。

リサ

だとしてもっ…!
その話を二人にしてから
話して下さいよっ…

ロザル

…話はそれだけか?

リサ

そうです。
この話がしたかったんですよ…!

ロザル

そうか。ならもう済んだな。

リサ

…!

ロザル

類と司は、あの魔法を封印する。

ロザル

それはあの二人が決めた事だ。

ロザル

それまでにお前は、
あの二人の魔力を
底上げしておいて欲しい。

リサ

…仰せの儘に。

魔法を封印、か…

もしかして、その問題を解決したら
セカイの穴が塞がって
僕達も帰れるんじゃないかい?

あ、そういえばそうだった…

君ねぇ…

バンッ!

ビクッ!

リサ)あの…継…る……正気…!

この声はリサ?
どうしたんだろうか…

そういえば、
なぜ魔法を封印する
必要があるんだ?

隊長は『国が荒れていた』って
言っていたけど…

その程度で国が動くのか?

何かもっと強大な力が
動いている気がする…

例えばどんなものだ?

その魔法を使って
悪巧みをする人とか?

リサ達に聞いてみるか?

そうだね。

ロザル

…ふー。

ロザル

(キツい言い方を
 してしまったかもな…)

ガラガラッ

失礼します!

失礼します。

ロザル

おぉ。どうした?

あの、俺達が封印する魔法って
何か集団の組織が狙っていたりします?

ロザル

…そこまで見抜いたのか?

ロザル

話したくはなかった。

それって…!

ロザル

いるよ。二つね。

二つも!?

ロザル

そうだ。

ロザル

まずは組織から説明するか。

ロザル

まず、【CBNEI】という
少数精鋭部隊だ。

【CBNEI】、ですか…

ロザル

ボス、幹部4人と後処理&医療班で
わずか13人。

その集団はどれくらい強いんですか?

ロザル

今のお前たちなら
四天王の最弱を倒せるな。

そんなに強いんですね。

ロザル

ああ。あとは【Devoted Evil】だな。

【Devoted Evil】。

ロザル

こいつらは人数は多い。
だが、強さはお前らの方が上だ。

ロザル

この二つの組織が、
魔法の封印を解かそうとしている。

ロザル

この魔法を解く方法は…

ロザル

自分の寿命を
十分の一くらい削る。魔法を使わなければならない。

寿命を?

ロザル

そういった魔法もあるんだ。

ロザル

さらにこれを封印する
魔法の代償は、
封印解除の寿命の
削られ方のほぼ倍だ。

そんなに…

ロザル

とにかく、この魔法が
【CBNEI】や【Devoted Evil】の手に
渡れば世界はとんでもないことになる…

ロザル

それこそ、破滅するだろう。

ロザル

だからお前たちの力が必要なんだ。

そういうことだったんですね。

ロザル

これを話してしまうと、
お前たちが逃げてしまうと思ってな…

というか、その魔法って
具体的に何なんですか?

ロザル

う〜ん…詳しくは私も知らなんだ。

ロザル

魔法がどんなものかは
少しくらいなら分かるがな。

ロザル

えっと確か、

ロザル

タイムワープ出来る魔法、

ロザル

地雷の様な魔法、

ロザル

生命を消し炭に出来る魔法、

ロザル

神の力を使うことが出来る魔法、

ロザル

雷を操れる魔法、

ロザル

不老不死になれる魔法…

そんなのが【CBNEI】?の
手に渡ったら大変じゃないですか?!

悪用が出来る魔法しか無いね…

ロザル

これが世に放たれてしまったら…

それこそ国が崩壊する…

ロザル

分かってくれてありがとう。

ロザル

もう用は済んだかい?

はい。

では、これで。
ありがとうございました!

ロザル

またね。

ガラガラッ

loading

この作品はいかがでしたか?

17

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚