この作品はいかがでしたか?
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日曜日 午前7:30
集合時間は午前10時 まだまだ時間には余裕がある
朝食を終え 身だしなみの準備の最中だ
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姿見の前に立ち昨日りうらに選んでもらった服を りうらに言われたとおりに着た自分をまじまじと見つめる
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そんな不安をいだきながらも準備を進める
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いつも通り軽くメイクをし
いつも通りの匂いの香水も振りかける
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りうらに選んでもらったネックレスも身につけ
いつも通りのピアスも………
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そう思い引き出しの中にある まだ未開封の青色のピアスを手に取る
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昨日の記憶を思い出しなぜか顔が熱く心臓が大きく動いた
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そう何度も自分に言い聞かせ 大きく深呼吸をして落ち着かせた
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せっかくりうらに良いと言われたのに 結局つけずに行くのはもったいない気もする
かといってこれでいふに意識してる だなんて思われたら俺の人生は終わる…!
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今日は昼頃から小雨からにわか雨程度の雨が降るらしい
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そう思いカバンの中に青色のピアスをしまった
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時間にも余裕がある中俺はドアを開き家を出た
9時40分 そろそろ待ち合わせ場所が見えてきた
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そう思いつつも少しだけ楽しみな自分がいる
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『もうそろそろ目的地付きそうです』
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スマホを鞄にしまう際にピアスが目に入った
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どうせ髪で隠しとけば見えないだろ
そう思いながら こんなところで立ち止まってるのもよくないし 目的地まであるきながらつけることにした
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ブブッ…
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え?今待ち合わせの20分前だよね? なんでいんの?
先について身だしなみでも 確認しようと思ってたんですけど…
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まって絶対に本人には見せたくなかったのに…
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むりやり手を剥がされそうになる てかめちゃくちゃ力強いなお前!?
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見られた…終わった……
俺のこれからの学校生活終了… 学校中に広められてバットエンドや……(泣)
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こいつ…! さらっと『綺麗』って…!//
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よく平気で言えるような褒め言葉を 躊躇なくペラペラと喋るいふ
やっぱこういうのに慣れてんのかな…
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だが俺はそんなに褒められることの経験がないため うまく返す言葉も見あたらずつい顔を赤らめて黙ってしまった
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この空気最悪だ…… 俺がもっとうまく返せていれば…
そんな自虐が頭いっぱいに浮かぶ
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さ、さっき… いふ…『俺のこと意識してんの』って……
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なんかいふ…顔ちょっと赤い…?
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目を細め緩んだ口角を上げ頬を より赤らめたいふがまっすぐ俺を見つめる
つられて俺も頬を赤らめてしまった ……別に笑顔ではないが…
てか反則だろ!!その笑顔!! イケメンがやるもんじゃねぇ!!!
老若男女誰もが死ぬぞ!!
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なんだコイツ なんて言われるかわかってるくせに わざわざ俺に言わせんのか
めっっっっちゃムカつく〜〜〜
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感想は正直に述べたものの やっぱり最後に言った言葉は自然と 声量が下がってしまった
というか言ってる最中で後悔した それに普通に聞かれたくなかったし
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てか絶対聞こえてるだろこいつ
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鬱陶しい…!!!
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見なくてもわかるほどニヤニヤしてるいふ
絶対聞こえてただろ マジうぜぇ
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やっぱり
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俺の目の前で身長180センチの男が 手を顔に近づけてあざとくしかも 声も信じられないくらい高い声を出してぶりっ子してる…
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突然いつものトーンに戻る
こいつの喉どうなってんだ…?
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二人で…かぁ… よくもまぁ…そんな言葉をペラペラと…
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こんな優等生のことをあだ名で呼ぶときが来るなんて…
言い慣れない言葉で戸惑ったが今日はちゃんとやれるだろうか… 不安は募る一方だった
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いふ…いや、まろが俺の手をギュッと強く握り引っ張る
そのキラキラな笑顔ではしゃぐ子供らしさが 少しだけ愛おしく思えた
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そこにはキラキラと光る店の看板に 道には多くの客がいる
まさに女子高生がよく行くような 若者に人気であろう場所だった
もちろん俺には無縁だかな
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……いちいち止められて話づらいな…
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たしかいふの父親って 大手お菓子メーカー会社の社長だったっけ
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俺には家族なんていないからわかんないや
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なんで俺と見たいんだろ
それにこの映画……
恋愛系の映画やん!?
こういうの俺初めてなんだけど…
てかまろはこれを俺と見たかったの?? なんで???マジでなんで????
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部屋が暗くなると同時にブザーの音が鳴り響いた
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……
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………
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う、うわっ…うわぁ…! キ、キキキキス……しそう…!!!
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うわぁぁぁあ!!! あの二人キ、キキキキキキキスしてるぅぅ!!////
や、まじか! こんな普通にキスシーン流れるんか!! やばい心臓が!!バクバク言ってる!!! 静まれ俺の心音〜〜!!!
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落ち着けない!!
あ、そうだ…! まろ、まろは今どんな表情を……
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めっっっっちゃ虚無じゃん!!!!!!
なんで!?お前これ気になってたんじゃないの!?
なんでそんな虚無なん!?
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終わるまで耐えるしかないか…
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めっちゃ種類あって迷う……✨
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バナナチョコ…? あ〜!いいよね!美味しいよね〜!
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流石ご子息 お金に余裕があるのかな
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薄いけどもちもちのクレープ生地にたっぷりの生クリームに チョコのほろ苦さといちごの甘酸っぱさがマッチしてて…!
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なに急に顔赤く…し…て……
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しょうちゃんやほとけっちと同じように接してしまった
焦りを隠し切ることもできず いふの目の前に突き出したクレープをそそくさと自分の方に戻す
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ひと…くち…?
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こちらに大きく口を開けて俺が 食べさせるのを待っているようだ
え…?てことは…
あ、あーん……!? マジでやるの!?
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か、間接キスにあーんまで……
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え?俺?
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お、俺まで間接キス……///
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いふの大きな手が俺の顔に少しだけ触れる
なぜかその一瞬体が敏感になり 触れた途端小さく背中が跳ねた
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まろが手についたクリームを口の中に入れた
それって俺の食べかけじゃないの…?
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恥ずかしすぎて味なんて感じてる余裕もなかった
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女子たちに殺させるかもしれん…!!
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その顔は反則だって…… そんなんやられたら断れないじゃん…!
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カバンの中には一本の折りたたみ傘
自分が濡れるのはもちろん嫌だか まろを置いて俺だけさして帰るのも気が引ける
てかそもそも天気予報で小雨だとか 聞いてたのになんだよこの雨の量は!!
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まぁ、嘘だけど 普通に歩いて20分はかかる
でもこの雨の勢いじゃただじゃすまないだろう
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バシッ
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少しだけ顔を赤らめたいふが真剣に俺を見つめてくる
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今聞こえるのは雨の地面を弾く音
人の会話
歩く度になる水の弾く音が混ざった足音
俺たちはこんなにも近くにいるというのに 今このときまで一言も喋ってはいなかった
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てかこれ…
マッッッッジで気まずい!!!!
なにか話すこと…話すこと……!
この静かな気まずい空気をなんとか 避けるべく俺は必死に話題を探し求めた
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俺が濡れないようにこっちの方へ傘を多くさしてくれていたのか まろの肩がかすかに濡れているのが見えた
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ぐいっ
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勢いに身を任せまろをこっちの方へひっぱり傘の中に無理やり入れた
目を開くと
俺の目と鼻の先にまろの顔があった
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コメント
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え、てぇてぇですか?あっ時差コメ失礼しました!
尊いの一言しか出てこないんですが() もうデートじゃんこんなん!! 恋人にしか見えないよ!?お似合いだね すごく!!!(落ち着け) はぁあ桃くんが可愛すぎてやばい… 桃くんはもうめっちゃうぶでピュアで 可愛いけど、たまに青くんが見せる 照れた感じのがめっちゃいい… お互いうぶで可愛いですほんとに() 最高すぎた…青桃尊い…( ´ཫ` ) 続き待ってます♡((