タケシ
よし、着いた
タケシ
もう一人の俺を探さなきゃ...
タケシ
あ、
そこには俺そっくりの奴がいた
タケシ
いた!
タケシ
おい、お前
俺はそいつを引っ張って路地裏まで連れ込んだ
タケシ
お前がやったんだろ
タケシ(?)
・・・
タケシ
何か喋れよ
タケシ(?)
ふふふ
タケシ(?)
ハハハ
タケシ
な、なんで笑ってるんだよ
謎の笑いで変な汗をかきながらも俺は態度を変えない
タケシ(?)
ねぇ、気づかない?
偽物がとうとう口を開いた
タケシ(?)
僕は君のドッペルゲンガー
タケシ(?)
なのに、君は死なない
タケシ
た、たしかに...
タケシ(?)
それはね
俺はゆっくり固唾を飲みこんだ
タケシ(?)
僕は君のクローン人間だからなんだよ
タケシ
なっ
タケシ(?)
僕は君が生まれた時に実験で生まれたクローン
タケシ(?)
でも、20歳になったら僕はいらない子
タケシ(?)
いなくならなきないけないんだ
タケシ
じ、じゃあはやくいなくなれよ
タケシ(?)
ここまで来てまだ分からないのかい?
タケシ(?)
君の母がなぜ、ドッペルゲンガーと疑ったのか
タケシ(?)
それはね
タケシ(?)
君と僕が合わないため
タケシ
つまり?
タケシ(?)
僕が君と会うと
タケシ(?)
君を殺しちゃうから
グサっ
タケシ
うぅ...
俺の腹からゆっくり血が流れる
タケシ(?)
そこでゆっくり眠りな
タケシ(?)
僕の"偽物"
翌日
ミク
あ、タケシ!
タケシ(?)
あ、ミクおはよう
ミク
実は、あなたの事が好きでした!付き合ってください!
タケシ(?)
僕も君が好きだ!
タケシ(?)
フフフ、乗っ取り成功