大天使伝説

熱い

苦しい

段々薄れて行く意識

身体の自由が利かない

何が起こったか分からない

周りがざわついている

霞んでいる視界

何か赤黒い物が流れている

何故だろう

これで俺は....

俺は死んでいいと思えてる

何故か俺はこの複雑で居心地が悪い世界から去りたい

そう思っている

目が覚めた

今何時だろう

辺り一面、白い景色に運河が流れている

個々は？

スタスタと軽い足取りで歩いて来る男女二人

そして俺の肩をつかみ押し倒す

地に付く衝撃がない

まるで水の中にいるように

身体が沈んで行く

段々意識が薄れて行く

ふと、目が覚めた気がした

それは

女性らしき人が

プカプカ血を流しながら浮いていたのだから

目が覚めた

あれからどれくらいたっただろう

また俺は知らない場所にいた

そこは

いかにも異世界っぽい部屋だった

さっきからおかしいのだか

さっきからなぜこんなにいる所が変わってるんだ？

え？！

こんな甲高い声出たっけ？

俺の声確か普通だったよな

甲高い声

赤ん坊みたいだ

もしかして

さっき死んでて....

転生？