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“ボウフウリン” 多聞衆1年・教室
桜 遥
蘇枋 隼飛
楡井 秋彦
桜 遥
桜 遥
蘇枋 隼飛
楡井 秋彦
楡井 秋彦
ガララッ
楡井が勢いよく教室を飛び出した。
その瞬間。
杉下 京太郎
楡井 秋彦
ドン!
偶然同じタイミングで教室に 入ってこようとドアを開けた杉下と 楡井がぶつかった。
体格差で、楡井が吹っ飛ばされる。
楡井 秋彦?(in杉下)
しかし、痛みを訴える口調は 明らかに楡井のものではなかった。
杉下 京太郎?(in楡井)
楡井 秋彦?(in杉下)
杉下 京太郎?(in楡井)
杉下 京太郎?(in楡井)
普段の杉下ならば 絶対に出ないであろう声が、 教室に響き渡った。
桜 遥
蘇枋 隼飛
桜と蘇枋が駆け寄る。
そして、桜が差し伸べた手を…
楡井 秋彦?(in杉下)
楡井の姿をした杉下が振り払った。
桜 遥
蘇枋 隼飛
杉下 京太郎?(in楡井)
教室のドアで立ち尽くす巨体から、 力のない声がした。
杉下の姿をしているが、 間違いなく楡井である。
桜 遥
桜 遥
蘇枋 隼飛
蘇枋 隼飛
動揺を隠せない桜に対して、 体験者は冷静だ。
とはいえ、蘇枋はその際も 冷静だったが。
杉下 京太郎?(in楡井)
杉下 京太郎?(in楡井)
楡井 秋彦?(in杉下)
蘇枋 隼飛
桜 遥
桜は、目の前の 眉間に皺を寄せた杉下を指す。
楡井 秋彦?(in杉下)
蘇枋 隼飛
桜 遥
とうとう、杉下の悪態に 桜がキレる。
杉下 京太郎?(in楡井)
杉下の胸ぐらを掴んだ桜は、 楡井の言葉で思いとどまる。
桜 遥
楡井 秋彦?(in杉下)
杉下 京太郎?(in楡井)
蘇枋 隼飛
睨み合う桜と杉下を、 今度は蘇枋が制した。
するとそこに。
桐生 三輝
ドアに立つ楡井の背後から、 2人目の体験者が現れた。
杉下 京太郎?(in楡井)
桐生 三輝
桐生 三輝
桐生 三輝
これが正常な反応である。
杉下 京太郎?(in楡井)
桐生 三輝
蘇枋 隼飛
蘇枋 隼飛
桐生 三輝
桐生 三輝
桐生の脳裏に、苦い記憶が走る。
桐生 三輝
桐生 三輝
楡井 秋彦?(in杉下)
桐生 三輝
桐生 三輝
楡井 秋彦?(in杉下)
桐生 三輝
桐生 三輝
解決策を示そうとした桐生の口を 素早く蘇枋が手で塞いだ。
蘇枋 隼飛
桐生の口を塞ぐ手を下ろしながら、 蘇枋は静かに言った。
桐生 三輝
蘇枋 隼飛
桐生 三輝
蘇枋 隼飛
蘇枋が高らかに告げる。
杉下 京太郎?(in楡井)
楡井 秋彦?(in杉下)
楡井と杉下の 愉快な一日が幕を開けた。
楡井 秋彦?(in杉下)
楡井 秋彦?(in杉下)
蘇枋 隼飛
楡井 秋彦?(in杉下)
楡井163cm、杉下192cm。
蘇枋と桐生の時よりも 遥かな身長差がある。
杉下 京太郎?(in楡井)
蘇枋 隼飛
蘇枋がそう言った矢先。
ガララッ!
柊 登馬
けたたましい音とともに 教室に現れたのは、 “ボウフウリン” 四天王の一人。
柊である。
柊 登馬
桜 遥
話し合いは、 珍事件で忘れ去られていた。
柊 登馬
桜 遥
蘇枋 隼飛
弁解しようとする桜を蘇枋が制す。
蘇枋 隼飛
柊 登馬
大きなため息をつく柊。 怒りと胃痛を鎮めるために、 ポケットから出した 胃薬を服用する。
柊 登馬
柊 登馬
蘇枋 隼飛
ハァ、ともう一つため息をこぼして 柊は教室を去っていった。
蘇枋 隼飛
楡井 秋彦?(in杉下)
楡井 秋彦?(in杉下)
杉下 京太郎?(in楡井)
蘇枋 隼飛
杉下 京太郎?(in楡井)
楡井 秋彦?(in杉下)
杉下 京太郎?(in楡井)
蘇枋 隼飛
桐生 三輝
蘇枋 隼飛
蘇枋 隼飛
楡井 秋彦?(in杉下)
またもや、全ては蘇枋の 手のひらの上であった。
分担の結果。
桜、蘇枋、楡井、杉下が 同じ区域を担当することになった。
桜 遥
蘇枋 隼飛
蘇枋 隼飛
楡井 秋彦?(in杉下)
杉下が勝ち誇った笑みを浮かべる。
桜 遥
杉下 京太郎?(in楡井)
一人でズンズン進み出した桜を 楡井が追いかけていった。
路地裏。
女子高生
不良A
不良B
一人の女子高生に 二人の不良が絡んでいた。
女子高生
不良A
不良は強く女子高生の 腕を掴んで離さない。
桜 遥
嫌がる女子高生のもとに、 桜が駆けつける。
不良B
不良B
桜 遥
不良A
杉下 京太郎?(in楡井)
間もなくして、桜を追ってきた 楡井が現れた。
桜 遥
桜 遥
桜 遥
不良A
そう言いながら、不良が 殴りかかってくる。
ドカッ、バキ…
圧倒的に桜が優勢だ。
しかし。
不良B
女子高生
杉下 京太郎?(in楡井)
もう一人の不良が、 女子高生に飛びかかった。
その手には 光るものが握られている。
杉下 京太郎?(in楡井)
楡井はとっさに手を伸ばす。
バシッ
カランカラン…
杉下 京太郎?(in楡井)
楡井自身が一番驚いていた。
届かないだろうと思いつつ 伸ばした手は、見事にナイフを 弾き落としていたのだ。
杉下 京太郎?(in楡井)
杉下の長い手足でならば、 普段の楡井に到底できないことも 難なくやってのけられる。
杉下 京太郎?(in楡井)
杉下 京太郎?(in楡井)
桜 遥
楡井は不良に立ち向かっていった。
楡井 秋彦?(in杉下)
杉下が息を切らして走っている。
楡井 秋彦?(in杉下)
時は数分前に遡る。
蘇枋 隼飛
蘇枋 隼飛
楡井 秋彦?(in杉下)
蘇枋が指す方向には、 ピンク色のバッグを手に 走る男がいた。
奥には転んだ女性が見える。
蘇枋 隼飛
楡井 秋彦?(in杉下)
杉下はすぐに駆け出した。
そして、今に至る。
蘇枋 隼飛
前で走る蘇枋が声をかける。
楡井 秋彦?(in杉下)
楡井 秋彦?(in杉下)
立ち止まる杉下の言葉に 蘇枋は頷き、再び男を追い始めた。
杉下は息を整え、踵を返す。
そのまま、逆方向へ走っていった…
ドサ…ッ
桜 遥
杉下 京太郎?(in楡井)
果敢に飛びかかったはいいものの、 慣れない体で振り上げた 楡井の拳には、 期待したほどの威力はなく…
そのまま不良に一発喰らい、 倒れてしまった。
その後桜が助太刀に入り、 不良二人は無事に撃退された。
桜 遥
杉下 京太郎?(in楡井)
杉下 京太郎?(in楡井)
桜 遥
桜 遥
桜 遥
そう言って、桜は顔を赤らめる。
杉下 京太郎?(in楡井)
女子高生
女子高生
杉下 京太郎?(in楡井)
女子高生
女子高生
女子高生は真っ直ぐな瞳で 楡井を見つめる。
杉下 京太郎?(in楡井)
照れくさそうに、楡井が頬をかく。
横の桜はすでに真っ赤だ。
女子高生
桜 遥
女子高生
女子高生は深々と一礼し、 去っていった。
杉下 京太郎?(in楡井)
桜 遥
桜の指す方向には、 男の首根っこを掴んだ蘇枋と 女性に寄り添う杉下が見える。
杉下 京太郎?(in楡井)
桜 遥
桜と楡井は駆け出した。
女性
楡井 秋彦?(in杉下)
ペコペコと頭を下げて去っていく 女性に、杉下が言う。
蘇枋 隼飛
桜 遥
蘇枋 隼飛
そう言って、蘇枋は その手に掴んだ男を指す。
蘇枋 隼飛
ピシャリと言い放つ蘇枋の言葉に 男は力なく頷いた。
蘇枋 隼飛
桜 遥
杉下 京太郎?(in楡井)
楡井 秋彦?(in杉下)
杉下 京太郎?(in楡井)
楡井 秋彦?(in杉下)
杉下 京太郎?(in楡井)
楡井 秋彦?(in杉下)
楡井 秋彦?(in杉下)
楡井 秋彦?(in杉下)
杉下 京太郎?(in楡井)
楡井 秋彦?(in杉下)
杉下 京太郎?(in楡井)
杉下 京太郎?(in楡井)
楡井 秋彦?(in杉下)
杉下 京太郎?(in楡井)
楡井 秋彦?(in杉下)
楡井 秋彦?(in杉下)
楡井 秋彦?(in杉下)
杉下 京太郎?(in楡井)
楡井 秋彦?(in杉下)
蘇枋 隼飛
楡井 秋彦?(in杉下)
杉下 京太郎?(in楡井)
桜 遥
蘇枋 隼飛
蘇枋 隼飛
桜 遥
楡井 秋彦?(in杉下)
三人が学校のある方向へ 歩き出す。
杉下 京太郎?(in楡井)
楡井も追いつこうと歩き出した時…
足元の石に躓いた。
杉下 京太郎?(in楡井)
楡井 秋彦?(in杉下)
そのまま最後尾の杉下に…
ドン!
勢いよく、ぶつかった。
桜 遥
蘇枋 隼飛
杉下 京太郎
楡井 秋彦
杉下 京太郎
楡井 秋彦
楡井 秋彦
蘇枋 隼飛
蘇枋 隼飛
桜 遥
桜 遥
蘇枋 隼飛
桜と蘇枋が話している間、 楡井と杉下は己の体があることの 喜びを噛み締めていた。
楡井 秋彦
杉下 京太郎
桜 遥
桜 遥
桜の言葉に賛同するように、 三人は桜に続いて歩き出した。
ちょっといい体験だった、と 楡井はその日の日記に綴った。
リクエストにお応えさせて いただきました! いかがでしたかね…? 私自身、書いててとっても 楽しかったです! 他にも見てみたい二人が ありましたら、コメントで 教えてください!! ではでは、また次の話で! ありがとうございました〜!