けん
パラレル...
華
ワールド__?
りこ
颯太、詳しく教えて
颯太
ああ
颯太
パラレルワールドとは
現実世界と並行して存在している 全く別の世界、異次元のこと
颯太
つまり、俺らとりこが生きてる世界そのものが違うってことだ
りこ
世界が、違うの...?
りこ
私と、3人の?
りこ
そ、そんな........
りこ
簡単には信じられないよ
颯太
だろうと思った
颯太
だから、実際に試してみようと思う
けん
実際に試すって、どうやって?
颯太
そんなの簡単だ
颯太
同じ時刻に同じ場所に集まればいいだけだろ
華
もしりこがそこに居なければ...
りこ
私はパラレルワールドにいる、ってこと...?
颯太
そういうことになるな
りこ
.....っ
颯太
...だが、帰る方法も必ず存在するはずだ
颯太
安心しろ
颯太
絶対連れ戻してみせる
りこ
......うん
りこ
ありがとう、颯太...
華
というか思ったんだけど...
華
なんで生きてる世界が違うのに、
同じグルラで会話できてるの?
同じグルラで会話できてるの?
けん
それ、俺も思った!
けん
普通会話できないよな?
華
てことはやっぱり、嘘なんじゃないの?
華
ねえ、颯太?
りこ
確かにそうだね...
颯太
いや...
颯太
それについては、俺も言及できない
颯太
何でも知ってるわけじゃないからな
りこ
そりゃ、そうだよね...
りこ
でも不思議
華
余計怖くなってきたよっ
けん
...まあ、一旦試してみようぜ
けん
明日、予定ある人?
誰も返信をしない
けん
いないみたいだな
けん
じゃ、明日の午前12時
けん
柏木公園前の像で集合な
りこ
私、目印で青いワンピースを来ていくよ
けん
俺は青いマスク
颯太
それじゃあ俺は、青い靴
華
私も青のパーカー着ていくわ
りこ
青づくしだね笑笑
けん
確かに笑笑
颯太
りこ、ちょっとは心に余裕も出てきたか?
りこ
うん
りこ
なんか、皆が味方だって思うと
りこ
すごく心強くて
りこ
ほんとに感謝してる
颯太
ああ
颯太
どういたしまして
颯太
だが、夏休み期間中に戻ってこれるように
颯太
俺らも努力しないとな
りこ
みんな...
華
そうだね
けん
りこのためなら
颯太
あれ、けん
颯太
お前そんなにりこのこと好きだったっけ?
けん
は、は?
けん
好きじゃねえし!!
けん
勘違いすんなよ!
颯太
何焦ってんだよ
華
け、けん!?
りこ
ふふっ
りこ
ありがとね
けん
....
華
笑笑
颯太
笑笑
翌日
柏木公園前には、すでにりこが到着していた。
りこ
(約束通り、青のワンピースを身に纏って)
りこ
(すごく目立つようにした)
りこ
......
りこ
(これで3人がいなかったら__)
りこ
(.....グルラではああ言ったものの)
りこ
(やっぱり不安だな...)
そんなことを考えている間にも
どんどん時間は過ぎ去って行く。
もちろん、3人の姿は見えない
りこ
(....もしかして)
りこ
(本当に.....)
ピコン
りこ
あ、着信音
りこ
颯太からだ
りこ
(こんなメッセージを送ってくるってことは)
りこ
(みんなもう、同じ場所にいるんだ...)
りこ
とりあえずグルラ開くか...
一方
華たちは
華
.......
華
約束の時間、20分過ぎたよ
けん
だな...
華は落ち着かない様子で、時折腕時計を覗いている
颯太
約束の場所はここ
颯太
間違いないよな?
華
うん、間違いない
けん
合ってるはずだ
華
じゃあ、やっぱり.....
颯太
そうかも知れないな
けん
.......
颯太
(けん、りこのことになるとどうにも)
颯太
(ソワソワしてるよなぁ...)
颯太
(....やっぱり好きなんだな)
颯太
(りこのこと)
颯太
.......
華
?
華
(なんか今、颯太が一瞬笑ったように見えたけど)
華
(......まあ、気のせいだよね)






