ナイト・キラー
コツ...コツ...
俺の名前はナイト・キラー
この夜闇国最強の剣士。と呼ばれている
俺は勇者[ナイト・ウルフ]としての前世の記憶を持っている...
その時は命に変えても守りたい大切な仲間が居た。 ...もし...もし...今、この現代にいるのだとしたら
アイツらには幸せになって欲しい。
僕が原因で前は皆を悲しませた。 ...次こそはそんな思いさせたくないから
俺の事を思い出さず、安らかに...
幸せに暮らしてください。
でも...もし...もしも許されるならっ...
ナイト・キラー
1度だけでいいから...
ナイト・キラー
皆と...すれ違うように会いたいわ...
ナイト・キラー
......それにしても
ナイト・キラー
ここの国では女ってバレんようにするの面倒臭い...
ナイト・キラー
....ま、『改変』の力で余裕なんですけど
ナイト・キラー
女は戦うなとか...剣士になりたい奴も沢山いるのに
ナイト・キラー
酷いんだよな...
ナイト・キラー
あの国ではあんな事なかったんやけど...
ナイト・キラー
って、そんな事考えてもらちがあかないな
俺は....最強の兵士らしく振る舞わなければ
この国は...嫌いだな 国民ほぼ全員が殺し合いの事しか考えてない。
しかも俺の事を最強の剣豪と呼んでいるのは表。 裏では道具扱いしている。
本人にバレないようにしてるつもりだろうが... バレバレなんだよな
夜闇国総領
【ジッ...ジジッ...】
おっと、総領から連絡か?
夜闇国総領
【キラー。もうそろそろ前線に出てくれ】
ナイト・キラー
【今戦争中だったのか...】
ナイト・キラー
【静かだから気づかなかった】
夜闇国総領
【敵国が我々と同じくらい強くてな】
ナイト・キラー
【成程。面白いな】
夜闇国総領
【ふふw...それでこそキラー君だ】
ナイト・キラー
【で、俺はもう出て良いのか?】
夜闇国総領
【嗚呼。今回はキラー君が出ないとキツくてね】
ナイト・キラー
【....】
(俺が出ないといけない...どれだけ強いのか)
(俺が出ないといけない...どれだけ強いのか)
夜闇国総領
【それではよろしく頼むね】
夜闇国総領
【ヴォルフ・キラー君】
ナイト・キラー
【御意】
ヴォルフ・キラーは俺の偽名。 アイツらは俺の事をずっとヴォルフ・キラーだと思ってる
本当の名前をあまり教えたくないからな
ナイト・キラー
おっと、考えてる暇も惜しい...な
ナイト・キラー
そろそろ...行くか
そう言って俺は戦争前線へと向かった