碧人
希美……?
希美
碧人……?
希美
今、碧人の声が……。
碧人の横たわっている
ベッドをのぞき込む。
碧人は
綺麗なアーモンド型の
茶色に透き通った瞳を
パッチリと開けていた。
希美
碧人……。
希美
碧人……!
碧人
希美。
碧人
俺、事故に遭って……
碧人
それで……?
母親
嘘……
母親
碧っ……
母親
碧人!
碧人
母さん。
母親
碧人……
母親
良かった……
碧人
よくわかんないけど
碧人
心配かけてごめんね。
碧人が目を覚ました。
という事実は
私と碧人のお母さんにより
一晩で
広まった。
5年後
亜未
お母さん!
亜未
お買い物早く行こーよ!
希美
はいはい。
玄関の前で
私の娘
亜未が
足をジタバタさせている。
碧人
こら亜未。
碧人
お母さんを急かさないの。
亜未
でもさー
亜未
早く行かないと
亜未
プリキュアのソーセージが無くなっちゃうよー!
希美
そんなすぐ無くならないわよ。
碧人
そうだぞ。
私と碧人から
1文字ずつとって
『亜未』
希美
OKー
亜未
早く行こ!
亜未に
私と碧人は手を取られ
一気に引っ張られた。
終わり
いいと思った分だけ
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