シェアする
新井 彼岸
ちょーちょ、ちょーちょ、菜の葉にとまれ〜♪
新井 彼岸
菜の葉に飽きたら、桜にとまれ〜♪
ここから飛べば、『おはな』になれるかな
新井 彼岸
こんな醜い私でも、『おはな』になれば、少しはきれーになれるかなぁ
新井 彼岸
ちょーちょさんが、止まってくれるような、そんな
きれーな『おはな』
ガラガラガラ
女生徒
うわっ、ひが菌だ……
女生徒
最悪なんだけど……
いつもどーりのにちじょぉ
新井 彼岸
おはよーございまぁす♪
女生徒
うわきも……
女生徒
蝶羽ー。なんか言ってやってよ
江花 蝶羽
もー、しょうがないなー
これもいつものこと
江花 蝶羽
新井さーん?
新井 彼岸
あげちゃん!はよっ!
江花 蝶羽
きめーんだよ。失せろ
新井 彼岸
……
女生徒
ひが菌黙っちゃったよー?笑
女生徒
笑笑
江花 蝶羽
るっせ。あんたらがやれっつったんだろーが!
いつ、もの…こと……
新井 彼岸
(け、ど、きょーは、ちが、うんだ)
新井 彼岸
あげちゃん。あのね。私、『おはな』になるんだぁ
江花 蝶羽
はぁ?
新井 彼岸
あげちゃんみたいな……きれーな……
江花 蝶羽
ちょ、何言ってんの?ついに頭いかれた?
新井 彼岸
あげちゃんみたいな、ちょーちょもいーけど、私は『おはな』になるつもり
新井 彼岸
引き込まれるよーな。とてもきれーな……
江花 蝶羽
ちょ、彼岸……?
新井 彼岸
だから、今までありがとーね。そしてさよーなら
新井 彼岸
私のこと、もっかい見つけてね
嬉しそうに…でもどこか悲しそうに…それは笑った
江花 蝶羽
彼岸……!!!!!
それは今からどんな『おはな』になるのだろうか