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電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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チャイムが鳴った瞬間、 私は自分の机の中をトンネル工事 みたいに掘り進めていた
…ない 体操服どこにもない
_____
体育館に向かうクラスの列を 横目に見ながら 私半分泣きそうになってた
そこに、なつが覗き込んでくる
なつ
_____
なつ
なつ
_____
頭抱えたまま二人で教室を 出ようとしたその時
侑
振り返ると—— 宮侑、宮治、角名が廊下にいた
今日も勝手にうちの教室に 寄ってきたらしい
そして いつの間にかなつは ソソクサと逃げていた
_____
侑
角名
侑
治
侑
侑
侑
私はため息をつきながら言った
_____
治
角名
_____
侑
侑がひょいっと私の前に立つ
侑
_____
侑
侑は、なぜか持っていた体育着を 見せる
_____
侑
_____
侑
ぐいっと近づいてきて、私の顔を覗き込む侑
近い。近いって
_____
侑
サラッと。ほんまにサラッと言う。 こういうとこがズルい
侑
侑が少しだけ笑って、声を落とした
侑
_____
言葉が喉で止まった
どこからか、 「ほわ〜〜〜」ってなつの声が 聞こえる
侑
_____
侑はお構いなしでジャージを私に 渡そうとする
私はあたふたしながら手を伸ばした
その瞬間——
指先が、侑の指先にふわっと触れた
ほんの一瞬のことやったのに、 背骨までビリッとくるくらい熱い
侑の肩がピクッと跳ねる
侑
侑の喉が小さく鳴った気がした
私が慌てて手を引っ込めると、 侑は逆にその手を追いそうな勢いで前のめりになった
_____
侑
侑が急に目をそらして、耳だけ真っ赤になる
侑
_____
侑
_____
後ろで治と角名がざわつく
治
角名
侑
侑が二人を押し返して、 私にもう一度ジャージを差し出す
侑
_____
侑
角名
治
三人は手を振りながら帰って行った
ぐいっ
私はなつに袖を引っ張られた
なつ
_____
なつ
_____
なつ
_____
……なんなん。 あいつ今日ずっと変やん
でも——
侑のジャージ、 抱えてるだけでちょっとあったかい
胸が、ほんの少しだけ、くすぐったかった
最近投稿できてなくてすいません インフルなっちゃってました 良ければなのですが、 コメントお待ちしております！ いいね♡30で次出ます！ （多分5日以内に出せるかもかも！）
コメント
4件
えぐいえぐい最高すぎる天才ですか
今回も最高でしたー！！！ いつも3人でいるのも尊いし、体操着貸してくれるのも優しいしその上顔真っ赤になって照れちゃうのとか最高すぎます、、、！！！
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