支倉亜湖、旅館を継ぐ跡取り娘だが、若女将業が嫌で今は貸家となっている亡き祖母の家に一人で暮らす能天気女子。 ある日、亡き祖母の友達から手紙を受取り驚愕!祖母の友達の孫と同居する事になってしまった。 一緒に暮らすのはなんと、同じ学校で有名なイケメン男子、藤宮善だった。
こんな事ってある? 何よ孫って…知らないし。 だいたいなんでここ?
おばぁちゃんの友達って誰?もー、なんで~
ていうか、、
孫って男?女?
藤宮 史乃(善の祖母)
不在着信
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
支倉 亜湖
支倉 亜湖
私の亡き祖母の友達で史乃さんの孫、まだ詳しくは知らないが一緒に暮らす事が決まっていた。 両親の願いを踏み倒し決められた道より自ら決めて進みたいと懇願し家を出た。 それには祖母の後押しがあったからこそで、その祖母が亡くなって両親は心配ばかり。だからこそ一人より二人、ましてや祖母の信頼する友達の願いとあらば当然両親は首を縦に振る。 だから今私に拒否権はないのだ。
支倉 亜湖
インターホンが2回鳴る
支倉 亜湖
支倉 亜湖
支倉 亜湖
ドタドタと慌てて玄関先に来て止まる。 一呼吸して、ソローリと静かに玄関ドアに耳を当ててみる。
支倉 亜湖
ピンポン!また鳴されるインターホン。
支倉 亜湖
支倉 亜湖
鍵を開ける手がどんなにドキドキしているか… ガチャリとドアをゆっくり開けてみるとそこには…
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
ん?あれ…あれっ?見たことあるよね、私… この顔ってもしかして?ううん、もしかしなくてもだよっ
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
嘘だ、あの噂の藤宮善が目の前にいるー!!目の錯覚?白昼夢? ねぇおばぁちゃんの友達の史乃さんの孫ってほんとにあの藤宮善なの? てか、本物だよ… 知らない子はいないもん。 ほんとに、藤宮善がいるよ……
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
う…なんでわかったの!? 建前的な挨拶はしないとと思ってたんだけど
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
くー……なんか噂の藤宮善と違ーう!優しくなーいっ 私と同級生なのに俺様言葉でムカつくー
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
な…なんて奴なの…… おばぁちゃん、藤宮善は危険な奴だって知ってた? 容姿端麗な藤宮善、入学式前から注目の的になってた彼。 寡黙でいて友達と騒ぐ事もあってその時の笑顔は半端なく…優しさ見えた時の笑顔の破壊力は計り知れない。 当然女子は目にはハートが散乱、だから私もいつか本人と話してみたいと思ってた…… なのに、なのに…… こんな奴だなんてー!!
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
ただいま思考回路停止中……
停止中…
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
彼、藤宮善が言うと私のおでこをピン!と弾いた。
とんでもない宣言をされてしまった。 少なからず憧れていた人にまさかの彼女宣言。 嬉しいなんて言えない、だって彼は… 私のイメージしてた彼とは違うから。 噂は怖い、私は知ってしまった… そしてさらに、彼が私に言った一言が私の女心を砕く。
藤宮 史乃(善の祖母)
私、これからどうなるの? おばぁちゃん、これって神様のイタズラ?
あれから夕食を作ることになって、私が私なりに出来る料理は… レンジ様々チン料理。 わかっていた反応、上から目線の彼が睨むのは冷凍のペスカトーレスパ。
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
そこまで言うとは… 料理はしなくても出てきてたし、板さんが作ってくれてたんだもん。だから…出来ないんだよ、私。
支倉 亜湖
私はペスカトーレを手に自分の部屋へ。 一人ブツブツ文句言いながら食べていると玄関の閉まる音がした。 フォークを机に置いて溜息…… もういらないや。
なんでこうなるの… レンジで温めただけだけどちゃんと食べ物だよ。サラダくらいなら出来たかも… でも絶対文句言うでしょ、あの藤宮善だもの。 悔しい…… ムカつく…… 同居人だなんて私の方が知られたくないよ!
支倉 亜湖
しばらくしていつものように静かな一人暮らし時間の中、彼を気にせずお風呂に入りさっぱり。 タオルドライしまだ濡れる髪に流さないトリートメントでケアをする。 そんな時、玄関が閉まる音がした。
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
支倉 亜湖
藤宮 史乃(善の祖母)
支倉 亜湖
藤宮 善
支倉 亜湖
ビックリした……
ほんとに、ビックリしたの。
だって、藤宮善が怒ってるから。
藤宮君、もしかして私と同じでこの同居に戸惑ってる? 玄関開けたら私がいて驚いた? 同級生が同居人って困るよね…
支倉 亜湖
藤宮 善
支倉 亜湖
藤宮 善
支倉 亜湖
藤宮 善
支倉 亜湖
藤宮 善
藤宮 善
支倉 亜湖
藤宮 善
へ…
今、私の名前言った?
支倉 亜湖
藤宮 善
支倉 亜湖
藤宮 善
支倉 亜湖
藤宮 善
支倉 亜湖
藤宮 善
支倉 亜湖
藤宮 善
嘘でもって言い過ぎじゃないの? はー、覚悟決めなきゃね。 だって私たち、現実に今、二人でいるんだから。
藤宮 善
支倉 亜湖
支倉 亜湖
支倉 亜湖
藤宮 善
前途多難です。 神様、本当にイタズラしたんじゃないですか? 私と彼、これからどうなるんですか?
誰にも言えない秘密が出来てしまった…
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