洋太
洋太
もちろん キィィィィィィっドんっ!!!!!!!!!
そうそれはいきなりの出来事だった
君と繋いでたあの手は
君と結んでいた小指は
僕から簡単に離れていった
洋太
聡美
聡美
洋太
洋太
洋太
洋太
聡美
聡美
どうやら一命を取り留めた聡美は
記憶が全て消えていた
洋太
俺は病室の前の廊下で情けなくしゃがんでいた
賢人
洋太
賢人
洋太
賢人
洋太
賢人
洋太
賢人
俺は思い出して貰えるように
毎日病院に行って土産を渡して
喋りかけていた
聡美
聡美
聡美
聡美
聡美
洋太
昨日の土産がゴミ箱に雑に捨てられていた
洋太
聡美
聡美
洋太
いつもなら帰る
だが今日はそうはいかない
なぜなら
聡美は事故の後遺症が残っており
思われても見なかった事態になったのだ
なんと,寿命があと5日だと言うのだ
それまでに思い出してもらうには時間が全然足りない
だから今日思い出してもらうんだ
洋太
聡美
聡美
聡美
洋太
俺は抱きついた
周りから見れば危ないやつに見えるだろう
聡美からも
聡美
聡美
洋太
聡美
洋太
聡美の力が抜け体が重くなった
洋太
洋太
聡美
息が浅く汗が吹きでていた
洋太
俺は急いでナースコールを鳴らした
すると医者やらなんやらが慌てて駆けつけてきてあたふたしていた
洋太
何分、いや、何時間待っただろう
医者が手術室からでてきた
医者
医者
洋太
医者
医者
洋太
洋太
洋太
医者
医者
洋太
頭を下げる医者を涙目で見下ろしながら叫んだ
洋太
聡美は静かにベットに横になっていた
聡美
聡美
聡美
洋太
聡美
聡美
聡美
聡美
洋太
俺は泣きながらさとみの手を握る
聡美
聡美
力が出ないのか俺の手から離れられなかった
洋太
洋太
聡美
聡美
俺は聡美の細くなった小指を俺の小指と優しく結んだ
聡美
聡美
聡美
洋太
彼女がもうすぐ光がなくなる美しい瞳から涙を流した
洋太
聡美
聡美
聡美
聡美
聡美
止まらない聡美の涙俺の涙も止まらなかった
洋太
洋太
聡美
聡美
聡美
聡美
聡美
聡美
聡美
聡美
聡美
聡美
聡美
聡美
聡美
洋太
洋太
聡美
洋太
洋太
洋太
聡美
聡美
聡美
洋太
聡美
聡美
聡美
聡美
聡美
最後に俺の小指を力強く結んでまた力は抜けていった
コメント
1件
泣けるーーー😭