月
陽会長
月
陽くんは、目を逸らして少し俯いた
陽会長
陽会長
月
少しずつ、崩れていく
陽くんを覆ってしまった笑顔のポーカーフェイス
月
月
陽会長
月
月
陽会長
月
ゆらりと視線をあげた陽くんとは
目が合ってるのに、合ってないみたいで
噛み合わない視線がとても居心地悪くて、気持ち悪かった
そしてそれはじりじりとわたしを焦らせる
月
陽会長
陽会長
陽会長
月
陽会長
月
月
陽会長
月
月
陽会長
陽会長
月
月
陽会長
月
月
陽会長
月
陽会長
陽会長
月
陽くんのわたしを見る目が、俯瞰したような
一線引いたような、そんな雰囲気を感じさせた
その瞬間、わたしはついぶつけてしまった
月
陽会長
いつものふわっとした、甘い優しい声が目の前で響く
パッと顔を上げると陽くんはわたしの目前で言った
陽会長
月
月
月
陽会長
陽会長
月
陽会長
月
陽くんはわたしを置いて生徒会室を出て行った
わたしが顔を上げたときにはもう、陽くんは笑ってなんていなかった。
陽会長
陽会長
陽会長
陽会長
河本くん
河本が、燐咲は?とでも聞きたげな顔をする
陽会長
河本くん
陽会長
家に向かってとぼとぼと歩くと上から声が聞こえる
風太センパイ
月
風太センパイ
月
少し前に言ってくれた言葉を思い出し、わたしはじっとセンパイの目を見る
だから相談くらいならいつでも乗る、またおいで
月
月
風太センパイ
月
椿
椿
月
月
椿
月
椿
桐村くん
椿
桐村くん
椿
桐村くん
椿
桐村くん
桐村くんが駆けていくのを見てから言う
月
月
感心してそう言うと
椿はからっと笑った