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思い出買います。第1話

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思い出買います。第1話

1 - 思い出買います。第1話

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2019年06月23日

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おい!てめぇ何様だ!

悠太

あなた達に売る物はないと言ってるんです。帰ってください。

悠太

他のお客様に迷惑です。

なんだと?調子のんなよ?あぁ?

こっちは客だぞ、どんな態度だよ!

こんなとこのおにぎりうめぇわけねぇだろうが

馬鹿が!

悠太

(何なんだあの客…)

悠太

ほかのお客様こちらにどうぞー!

閉店後…

店長

悠太君、ちょっといいかな?

悠太

はい。店長。

店長

君はお客様に対する態度がなっていないよ。

悠太

どうしてですか。あの客が悪いんですよ!!

店長

…何はどうあれ、君はもうクビだ…

店長

悪いな。

悠太

そんな!まだ1週間も経っていないのに…

悠太

すいません。1週間ありがとうございました。

店長

悪いな。またどこかで。

帰宅後

悠太

なんでだよ…俺が何かしたかよ…

悠太

1週間で1万5000円かよ…

悠太

生活やばいな…

悠太

借金もしてるし…

ガンガンガンガンガン!!!

悠太

まじか…まだ金ないよ…

借金取り

おいゴラァ!金まだかゴラァ!

借金取り

さっさと返せコラァ、

悠太

す、すいません。まだお金無くて…

借金取り

ふざけんなよ?あ?

借金取り

なんだその封筒、貸せ!

悠太

あっちょっと!

借金取り

お、金あるじゃねーか。

借金取り

1万4000円か

借金取り

今日は帰ってやるよ。

悠太

あっちょっと!待って!

バタン

悠太

なんでだよ…

悠太

1000円ポケットに入れてて良かった…

悠太

あぁー!俺の人生最悪だぁ!

数日後、悠太は夜の街に出かけていた

悠太

はぁ…いいことねぇかな…

占い師

君、何か困ってるのかい?

悠太

ん?あぁ、おっさんにはわかんねぇさ。

占い師

まぁまぁ、何に困ってるか言ってみなさい。

悠太

まぁ…金で…

占い師

なるほど…

占い師

いい話があるぞ。

占い師

たくさんの金を手に入れるチャンスだ。

悠太

え?まじ?

占い師

あぁ。嘘はつかない。

悠太

ひ、人殺しとかはいやだぞ!

悠太

金が欲しくても犯罪には手を染めたくない!

占い師

そんなんじゃないさ。

占い師

君の思い出を売るんだ。

悠太

思い出を…売る?

占い師

そうだ。

占い師

君の辛い思い出、楽しい思い出、なんでもいいんだ

占い師

私に売ってくれないか?

悠太

どういうことだ?

悠太

売る?

占い師

そうだ。

占い師

思い出に釣り合った金を渡す。

悠太

売ったらどうなるんだ?

占い師

その思い出はなくなる。

占い師

覚えてないんじゃなく

占い師

君の中でなかったことになる。

悠太

な、なるほど…

悠太

じゃあ、1回売ってみるよ…

占い師

決心が着いたか。さて、どんなのを売るんだ?

悠太

辛い思い出でいいか?

占い師

別にいいが、楽しい思い出の方が金は多いぞ。

悠太

うん…最初のだからな。

悠太

別にいいよ…

占い師

そうか。で、どんなものだ?

占い師

教えてくれ。

悠太

今日、コンビニバイトをクビになったんだ。

占い師

…ほう。その思い出ででいいのか?

悠太

うん。これでいいのか?

占い師

どっちかと言うと記憶だか、いいだろう

占い師

やるぞ

悠太

え、やる…って……

数十秒後

占い師

終わったぞ。目を覚ませ。

悠太

ん…あ、おっさん。

悠太

終わったって?なにが?

占い師

記憶が安定していないのか。

占い師

お前は今、思い出を売った。

悠太

あぁ、そうだった…

悠太

どんな思い出だ?

占い師

言っても分からないさ。覚えてないんだからな。

悠太

そ、そうか…ならいいや。

悠太

で、金は?どこにあるんだ?

占い師

お前の左ポケットに入れといたさ。

占い師

見てみなさい。

悠太

お、おう…

悠太

!!!

悠太

10万円!?

占い師

ああ。受け取りなさい。

悠太

あ、ありがとう!

占い師

私はいつでもここにいる。

占い師

金に困ったら来なさい。

悠太

ありがとう。おっさん。

悠太

また今度な…

第2話へ続く…

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