桃
今回は桃くん視点です
俺と青はすぐムカデというヤツらを 捕まえた
というか 青の力がほとんどだか、
桃
改めて思った
元から強かったけど ストゥの時は剣に関しては俺らが
魔法に関しては紫ーくん達が 強かった
でもすごいやつには変わらなかった
ただ俺はずっと
青を守らなきゃって思ってた
青は少し嫌そうな ウザそうな顔をして
青
と返した
桃
桃
青が強くなったんだったら
桃
不安とか消えて 戻ってきてくれるんじゃないかって 思ったんだ
青
でも青は戻ってくる気はなかった
何でそんなにこだわるんだ?
来年までに何があるんだ?
青
青
青
宿に帰ってくると直ぐに ストゥの兵に青が連れていかれた
俺は
俺たちは
青がおさえられている時 何も出来なかった
手を出してはいけなかった
俺達はつい最近国の眷属になった ここの国でいう翼の位置だ
だから国の命令でここまで来た兵を 止めることは出来ない
でも青は俺たちが眷属になったことを知らない
でもこれは国の安全のためにも他言は 出来ない
助けたかった
青はそんな事しない! なにかの間違いだ!!
言いたかった
青
桃
桃
青
俺は目があった時
咄嗟に逸らしてしまった
何も出来ない自分が嫌で
青にかける言葉も
青を見ることさえも
出来なかった
きっとみんなも同じだ
青が名前を必死に読んでも 答えるどころか 目さえ合わせられない
紫
俺たちは国に逆らえない
青を助けてやれなくて…
ごめん
こんな言葉だけじゃ済まないのは わかっている
でもそれしか言えない
青
青は泣き出して
青
かと思ったらハイライトを消して 笑っていた
青
すれ違いざまに聞こえた言葉
「やっぱり」
俺には理解で出来なかったけど
多分俺が分かってあげられなかった 君の話を
思い出そうとしても もう出来なかった
きっとその事で青は 「やっぱり」 なんて言ったんだろう
赤
青が出ていって 最初に声を出したのは赤だった
赤
赤
橙
黄
桃
桃
何も言わなかった俺に こんなこと言う資格があるか わかんないけど
桃
紫
紫
そう
青がストゥから消えて 急に流れ始めた噂
青はストゥを裏切った
変な話だ
確かに俺たちは国の指導者に 色々教えてもらったが まだ国の眷属でも保護下の人でも なかった
なのに裏切ったというのは 違うと俺たちは話していた
でもそれとほぼ同時に 眷属の話が上がり 周りからの期待などもあり 頷くしかできなかった俺たちは
青の噂を否定することが出来なかった
赤
黄
橙
紫
裏切った理由として 俺たちを国に取られたと思ったから と言われていた
確かに俺たちとほぼ居たし 俺は青の恋人でもあった
あっ"た"
青がそれら全てを自ら切ったのに 取られたと思うのと矛盾している
桃
紫
桃
桃
桃
赤
きっとみんな同じ考えだ
まさかこんなことになるなんて 思っていなかった
青からしたら 戻ってきてと言われて
裏切りものと言われている 信用なんてあるわけない
桃
「バカなんですか」
コメント
4件
続きめっちゃ楽しみです
悲しい(´;ω;`) 今度こそ青ちゃんが幸せになるといいなぁ…