2月
まぁ色々あって哉翔君とは仲直り出来たものの、茅野に誤解され、
後にまさかの付き合ってましたという報告。
紡希 絢
もうすぐ今年が終わる。だからクラス委員として忙しい日々を送っていると人間関係図があやふやになってきた。
紡希 絢
紡希 絢
ワタシハ?
紡希 絢
どうなんだろう。
琴葉 茅野
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
琴葉 茅野
琴葉 茅野
12日、日曜日。
茅野が家に来て一緒にチョコを作る。
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
琴葉 茅野
琴葉 茅野
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
琴葉 茅野
琴葉 茅野
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
琴葉 茅野
紡希 絢
紡希 絢
龍君が付き合いだして焦ったりしていないかな…
だとしても、今回のタイミングで告白するだろう。
紡希 絢
きちんと渡せるかな、
きちんと言えるかな、
不安が募る中、私は冷蔵庫から牛乳を取り出す。
紡希 絢
2月14日。放課後。
朝からみんながチョコを交換だの渡したりしていたが、
案の定、
哉翔君は大量に貰っていて、こちらの渡す気が失せ始めた。
紡希 絢
私は、袋ミニ切りしめて哉翔君に声をかけようとする。と、
西原 幸
紡希 絢
幸ちゃんの声
同じく、放課後の人の少ないタイミングを狙っていたのだろう。
私は反射的に隠れてしまう。
平 哉翔
西原 幸
平 哉翔
哉翔君は呆れた口調で言う。
西原 幸
平 哉翔
紡希 絢
私はより一層強く袋を握りしめる。
西原 幸
予想していた言葉、
わかっていた言葉、
なのに、
この先の哉翔君の返事が聞きたくなくて、
紡希 絢
泣くな、
泣くな、
私は涙をこらえてその場を静かに去った。
哉翔君にはチョコレートを渡せないまま。
紡希 絢
弱虫、意気地無し、
死ぬほど後悔している。
1人反省会の真っ最中。
紡希 絢
あの後哉翔君はなんて言った?
「俺も、お前のことが…」
なんて、
有り得なくもない話。
紡希 絢
優柔不断
こういう時にきちんと決断ができない。
あの時ためらったはず。
渡そうか渡すまいか、
なのに、私は逃げてきた。
その答えからすらも。
紡希 絢
今日は疲れた。
眠ってまた明日、全てを聞こう。
コメント
1件
うわぁあ…「その答えからすらも」っていう文章すきです。