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翌朝

翠桜(みお)

でっまえ♪でっまえ♪ウキウキ

今日はおサボり‪𝐃𝐚𝐲‬!

ご飯だけでもサボっちまえばこっちのもんよ!

あ、ちなみになんで台所に立ってるかって?やることがなぁい(サボりとは)

翠桜(みお)

はぁ〜…

南雲

翠桜ちゃ〜ん♥ギュッ

翠桜(みお)

!!

南雲

なぁんで昨日何もしなかったの〜?

翠桜(みお)

あんたが勝手に潰れただけじゃないの……知るか

後ろから抱き締めてきた南雲の手を抓る

南雲

い、いたたたた!!!

翠桜(みお)

今日はもうやる気無いから出前ね

南雲

お、じゃあ支払っておくよ〜

翠桜(みお)

もう払った

南雲

え…

翠桜(みお)

それじゃ、私寝るから

翠桜(みお)

届いたら起こしt_

ピーンポーン…

翠桜(みお)

……取り入ってくるわ

南雲

待って待って待って!その格好で出ちゃダメ!

翠桜(みお)

んぁ…?まぁいいや……じゃあ取ってきてよ

南雲

そのつもりだったし〜

南雲

翠桜ちゃん無防備過ぎて怖いんだけど?

翠桜(みお)

知らないわよ…

南雲はブツクサと文句を言いながら玄関の扉を開けて荷物を受け取って 戻って来た

南雲

めっちゃ買うじゃん笑

戻ってきた第一声がそれだった

翠桜(みお)

仕方ないでしょー…お腹すいてたんだから

南雲

恐らくいつも食べてる量なんだろうけど……こうやって見ると本当僕らよく食べるよね

翠桜(みお)

そうよ?

冷蔵庫から麦茶と冷えたコップをふたつ取り出しリビングに持っていく

南雲

マ〇クにド〇ノにピザ〇ット…よく買うねぇ

翠桜(みお)

うるさーい、私の金で食うんだから文句言うなよ

今日は生憎2人とも休み…昨日会えなかった分を今日で補われる…

翠桜(みお)

(めんっどくさ…)

南雲

あ、ねぇねぇ昨日さ!

翠桜(みお)

んぁ?面白い人でも居た?

南雲

いや、そうじゃないんだけどさ

南雲

お土産ですっごい可愛いのあったんだ〜♪

翠桜(みお)

そうなの?良かったね

南雲

お揃いで買って来たんだ!

翠桜(みお)

じゃあご飯食べたら見ようかな…

翠桜(みお)

て言うか…良くもまぁ可愛いのなんて買ってきたわね

翠桜(みお)

あんたそういうの嫌いじゃん

南雲

え〜?翠桜ちゃんと一緒なら嫌いなのでも着けるし買うよ?

翠桜(みお)

…そう、なら私もたまにはあんたの好みに合わせてみようかしら

南雲

え!!✨

翠桜(みお)

偶にはよ

色々話しながら朝食後…

翠桜(みお)

食べた食べた〜♪満足

南雲

あ、お土産!✨

翠桜(みお)

はいはい…笑

南雲はゴミを捨てて手を洗ってお土産の入った色んな袋を持って来た

南雲

見て見て〜♪

翠桜(みお)

おぉ…なかなかな量だな笑

南雲は椅子に座り袋からコップやら ネックレスやら指輪やらを取り出した

翠桜(みお)

色々買ってきたのねぇ…

南雲

どう?可愛いでしょ

南雲

僕がすぐに仕事を終わらせて半日掛けて見たんだよ

翠桜(みお)

仕事が終わったんなら直ぐに戻ってこいよ…

南雲

寂しかったの〜?も〜、可愛いなぁ♥

翠桜(みお)

違うわ、お前の機嫌取りが面倒臭いからだよ

南雲

…‪💢

南雲

翠桜ちゃんって僕の事嫌い?

翠桜(みお)

ん〜?何でよ

触っていたコップから目を離し南雲の方に視線を送る

南雲

いっつも冷たいじゃん、真冬とか言うやつには優しいのにさ

翠桜(みお)

??真冬はそりゃあ未成年だからね

南雲

気安く抱き着かせてさぁ

翠桜(みお)

君にも許してるじゃないの

南雲

そ、それは…そうだけどさぁ…

南雲

でも冷たくない?

翠桜(みお)

それはみんなそうだから

翠桜(みお)

そんなに嫌なら出て行こうかしら

南雲

そ、それは嫌!

翠桜(みお)

もう何なのよ…

南雲

…少しは素直になってよ

翠桜(みお)

素直だね

南雲

…マイルドって言えばいいの?柔らかくしたら?

翠桜(みお)

こんな業界に居ると冷たくなるのも当然よ

またコップに視線を戻しコップの縁を撫でる

翠桜(みお)

これ、可愛いわね〜

だが、南雲はそんな私が気に食わないのか不機嫌になる

南雲

ねぇねぇ〜、お話はちゃんとしようよ〜

南雲

俺の事、嫌いなの?って、聞いたでしょ?

南雲はムッス〜と明らか拗ねた表情で 見詰めてくる

翠桜(みお)

はぁ〜…(ガチでしつこ……)

南雲は不機嫌になるとめちゃくちゃ聞いてくる…特に自分が不機嫌な原因を…

今で言えば… 「なんで俺の事が嫌いなのか」 と、 「なんで俺の質問に答えないのか」

南雲

答えてくれないの?

翠桜(みお)

南雲…私しつこい男は嫌いよ?

南雲

へぇ…じゃあ僕の事は嫌いなんだ

翠桜(みお)

拗ねてんねぇ笑

肘を着いてケラケラと軽く笑う

南雲

僕は…結構マジメな話、こんなに好きなのに何で嫌がるの??執拗い?それとも…

まだ……彼の事 好き?それとも… 好きだった?

翠桜(みお)

!!てんめぇ…‪💢

南雲

だから…頻繁に通うんでしょ?あそこのお店

翠桜(みお)

その話どこから聞いたんだ

南雲

さぁ??

南雲

君のことは…【なんでも】知ってるつもりだよ

翠桜(みお)

マジでなんでも知ってん
じゃん…その話、誰にも話したことは無いわよ

南雲

ちなみに…この話は彼本人も知らない…そして、君も心の端の隅では想っていた事…ある種の本心ではないが本心のようなもの…

南雲

良いねぇ、君のような
可愛くて…綺麗な人に好かれる彼が…羨ましいよ

翠桜(みお)

…っさい、選ばれなかった私が惨めになるだろ……
黙ってろ

南雲

……そんな君を愛せるのは僕だけだよ

こいつは…最低だ

人の弱みに漬け込み…そして、取り入ろうとする

翠桜(みお)

…南雲、そろそろ本気で怒るよ

南雲

彼は一般人の女性と結婚して子を成した…

南雲

君が着れないような綺麗で真っ白なウェディングドレスを…彼は、他の女性に
着せた

南雲

でも、僕は君に真っ赤で…綺麗なんて単語じゃ表せないウェディングドレスを
着せてあげる

翠桜(みお)

アホらしい…

南雲

ま、この話は黙って置いてあげる…でも、真っ赤なドレスを身にまとった君を独り占めするっていう話は本気だから…気を付けてね♥

翠桜(みお)

チッ…いけ好かねぇ奴
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