瑠璃😚💖
とーま!
冬馬
なに??
瑠璃😚💖
やっほー
瑠璃😚💖
お父さんの調子はどう?
冬馬
安定してるっぽい
瑠璃😚💖
よかった
瑠璃😚💖
あのね
瑠璃😚💖
何回も言うけどね
瑠璃😚💖
私は
瑠璃😚💖
冬馬を見捨てないよ
瑠璃😚💖
だから、冬馬も私のこと見捨てないでね
瑠璃😚💖
あの…つまり…イコール…えっと…
冬馬
またそれ?笑笑
冬馬
最後は結局グダグダで終わるよね
瑠璃😚💖
ごめん…
瑠璃😚💖
でも今日はちゃんと言うから
冬馬
うん
冬馬
何??
瑠璃😚💖
私ね
ブブッブブッ
冬馬
ごめん
冬馬
父さんから
瑠璃😚💖
そっか
冬馬
ごめん
瑠璃😚💖
うん、また後で
冬馬
うん
父さん
冬馬
父さん
今から病院来れるか?
冬馬
ん
冬馬
平気だけど
父さん
じゃあ来てくれ
冬馬
了解
父さん
父さん、もうすぐ死ぬんだ
冬馬
知ってる
冬馬
だから行くの?俺も
父さん
ん〜
父さん
まだ平気だけど
父さん
急に冬馬の声が聞きたくなって
冬馬
俺も
冬馬
父さんの声聞くと安心するし
父さん
嬉しいこと言ってくれるな
父さん
じゃあまた後でな
冬馬
うん、待ってて
ガラッ
ピピッピピッ
冬馬
「え、父さん?」
先生
「息子さんですか」
冬馬
「はい…」
先生
「もう…手は尽くしました」
先生
「失礼します」
ガラッ
冬馬
「と…うさん?」
冬馬
「ちょ、嘘でしょ」
冬馬
「父さん…」
ピピッピピッという音が鳴り響く
冬馬
「父さん!!父さん!!」
冬馬
「まだダメだよ!」
冬馬
「とうさ…ん…」
ピーーーーーーー
冬馬
「父さん!!」
冬馬
「ま、まって…」
瑠璃😚💖
お父さん、どう?
冬馬
もう
冬馬
ダメだった
瑠璃😚💖
うそ
瑠璃😚💖
ごめん
冬馬
大丈夫
冬馬
なあ、瑠璃
瑠璃😚💖
なに?
冬馬
さっき、また後でって言ってくれたけど
冬馬
ごめん
冬馬
もう無理かも
瑠璃😚💖
大丈夫だよ
冬馬
大丈夫じゃない
冬馬
家族じゃないからそう言えるんだろ
冬馬
母さんの時もそうだった
冬馬
大丈夫とか簡単に言いやがって
冬馬
ふざけんな
瑠璃😚💖
冬馬…
冬馬
ごめん
冬馬
もう会わない
冬馬
誰とも会いたくない
冬馬
母さんと父さんのところ、行かなきゃ
瑠璃😚💖
ねえ!待って!
瑠璃😚💖
「冬馬!」
冬馬
「なんで…」
瑠璃😚💖
「私、言ったよね!?」
瑠璃😚💖
「冬馬を見捨てないって」
瑠璃😚💖
「だから、冬馬も私を見捨てないでって!」
瑠璃😚💖
「大丈夫って言うしかないの!」
瑠璃😚💖
「今から家族になるのじゃダメ?」
瑠璃😚💖
「今から家族になって冬馬の悲しさもらうの…ダメ?」
冬馬
「…瑠璃…」
瑠璃😚💖
「また後でって言ったじゃん!私!」
冬馬
「また後でなんか信じない!」
冬馬
「また後で…なんか…」
瑠璃😚💖
「冬馬…」
冬馬
「今から家族になるなんて」
冬馬
「遅い」
瑠璃😚💖
「っ…じゃあ…私の気持ちだけ聞いて」
冬馬
「やだ」
冬馬
「瑠璃…もう失うのが怖い」
冬馬
「大切な人をもう失いたくない」
冬馬
「瑠璃が大切だから」
冬馬
「瑠璃が好きだから」
瑠璃😚💖
「っ!!!」
瑠璃😚💖
「冬馬…」
瑠璃😚💖
「…私も好きだよ」
瑠璃😚💖
「私は冬馬の前からいなくならない」
瑠璃😚💖
「ずっと…冬馬が好きだよ」