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夏夢

……あ、エレベーターが開いた

夏夢

……ここどこ!?

ここは、滅びかけの世界です

夏夢

誰!?

ドラモンド

失礼、私の名はドラモンドと申します

夏夢

は、はぁ

ドラモンド

賢者様、あなたのお名前は?

夏夢

け、賢者?

ドラモンド

はい。この夜に来た者は賢者と言われています

クックロビン

従者のクックロビンです

ドラモンド

あの魔法使いの予言は正しかったようだな

夏夢

予言?

ドラモンド

いえ、なんでもありません

ドラモンド

ささ、どうぞこちらに!私たちはあなたのためを思っています

夏夢

えぇ!?ちょ、な、何が何だか……

おい!あれはなんだ!

空を飛んでる……魔法使いだ!

ドラモンド

ええい、もう来たのか

ヒースの言う通りだったな

そうだね。やっぱり待ち伏せしてた

夏夢

あ、あなた達は……?

カイン

俺はカインだ

ヒースクリフ

俺はヒースクリフと言います

夏夢

あ、あぁ、桐本夏夢です

カイン

夏夢か!よろしくな!

夏夢

あ、はい……(ものすごいフレンドリーすぎるー!)

ヒースクリフ

ヒースクリフです。よろしくお願いします

夏夢

よろしくお願いします

夏夢

(……この人達は、話しやすい)

ドラモンド

何しに来た魔法使い共め!賢者は渡さんぞ

夏夢

……

カイン

俺は正直あんたについて来て欲しい

カイン

けど、強制はしない

カイン

あんたが選んでくれ

夏夢

………!

誰かの記憶

夏夢のやりたいようにやりなさい

誰かの記憶

自分のためなんて言ってる奴、ろくな奴じゃないんだから

夏夢

決めました

夏夢

私が行くのは、カインとヒースクリフの方です!

カイン

……!本当か!?

ドラモンド

な、何を馬鹿なこと!

夏夢

ドラモンドさんの"私のため"は本当に私のためですか?

夏夢

あなたからは、来たての賢者を連れていって、何かを企てようとしてるようにしか思えません!

ドラモンド

な、何を……!

夏夢

私は、この世界について何も知りません

夏夢

そんな私から見ても、あなたの"私のため"は奥底で何か企んでるとしか思えません!

夏夢

あなたについて行くより、私はこの二人に着いていくのがいいと思っただけですから、これは私の意思です

ドラモンド

い、いやあなたは魔法使いに騙されてるんです!

カイン

あ、俺達魔力が……

ヒースクリフ

あ、そうじゃん!どうしよう!

夏夢

……(どうすれば…)

夏夢

(……賭けるしかない……!)

夏夢

お二人共、提案があります

カイン

なんだ?教えてくれ

ヒースクリフ

なんでしょう

夏夢

これは危険なことです。それでも構いませんか?

カイン

……あぁ、いざとなったら、俺が守ろう

夏夢

心強いです

ドラモンド

何をごちゃごちゃと……!

夏夢

…………です。出来そうですか?

カイン

……はは、本当に危険だな

ヒースクリフ

……でも今は、それしか方法がないよ

カイン

やるしかねぇな

夏夢

私のわがままに付き合わせてしまい、申し訳ありません

カイン

いいんだ、あんたが謝ることじゃあない

ヒースクリフ

そうですよ!賢者様が謝ることじゃありません!

夏夢

ありがとうございます

カイン

さぁ、賢者様。捕まっていてくれ

夏夢

おわっ!?お、お姫様抱っこぉ!?

カイン

変か?一番守りやすいんだが

夏夢

い、いえ、平気です

ドラモンド

ま、待て!

カイン

行くぞヒース!

ヒースクリフ

うん!

夏夢

わぁ~綺麗ですねー

カイン

落ちてなければもっと楽しめたろうにな!

ヒースクリフ

それは本当にそうだね!

まったく、危ないことをしますね

ヒースクリフ

……この声!

カイン

シャイロック!

シャイロック

私が来なければどうしてたんですか

カイン

賢者様の提案さ

シャイロック

大胆ですねぇ

夏夢

あはは……さすがに二人じゃないって思ってたから賭けだったけどね

シャイロック

そういえば賢者様がこちらにいるということは……

カイン

あぁ!俺達のところに来てくれるって!

シャイロック

そうですか。それはとても喜ばしいですね

ヒースクリフ

魔法舎に着いたら、他の人にも紹介しよう

夏夢

あ、あとこの世界についても教えて欲しいです

シャイロック

……え、説明してなかったんです?

カイン

あ、あはは……ちょっと急いでて

ヒースクリフ

説明する暇が無かったというか……

シャイロック

……はぁ、仕方ありませんね。スノウとホワイトに説明してもらいましょう

カイン

あぁ、そうするよ

夏夢

(この不思議な世界)

夏夢

(私がここに来たのは、単なる偶然か、必然か)

夏夢

(私の物語(シナリオ)は……)

夏夢

(カインにお姫様抱っこをされたまま、星が綺麗だと感じてる、今この時から始まる)
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