イルマ(悪周期)
イルマ(悪周期)
琥珀(コハク)
自信に溢れた笑みを向け 教室移動許可証を差し出す
私がなんの問題もなく ただ頼めば判を押すと思っているらしい
現に後ろには問題児の生徒達が 談笑しながら時折私達を覗いている
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
イルマ(悪周期)
私のその一言で場が揺れた
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
イルマ(悪周期)
リード
琥珀(コハク)
アズ
ジャズ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
イルマ(悪周期)
クララ
心配そうな声を他所に 何も言わないイルマ様に近づく
片手で掴む移動許可証を奪い 私はそれを眺めた
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
ビリビリと目の前で破り 炎で一欠片も残さず燃やす
目を見開き、驚いた顔をするイルマ様
その後ろで同じ顔をさせ 目に見えて顔を青くさせる生徒達
我ながら大人気ないと思うが あの教室はあの方の物
生半可な彼らに渡すなど私はもちろん アイツも許すはずがない
他でもないアイツから怒られるのは 御免被りたい
問題児
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
え?と豆鉄砲でも食らったような声が 何重にも重なって耳に届く
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
ジャズ
リード
琥珀(コハク)
おお!!とあからさまに喜ぶ生徒達
子供は感情表現が豊かだよなぁ… なんて思いながらイルマ様に視線を戻す
不服そうな顔を浮かべ 苦虫を噛み潰したような顔のイルマ様
本来なら私の許可証も手に入れて カルエゴ君に王手をかけたかったのだろう
しかしそれは失敗に終わった
それが悔しい以外の何者であるか
一抹の光が見えた他の生徒達は そんな彼に気付きもしないのだろう
或いは気付きつつ 言葉が見つからず何も言えない者もいる
リード
イルマ(悪周期)
アズ
クララ
アズ
リード
ジャズ
リード
琥珀(コハク)
「 逃げる必要などないのだから___ 」
職員室に着くなり 私達を見て嫌な顔をしたカルエゴ君
そんな彼に許可証について説明し 呆れながら了承を貰い
カルエゴ君とイルマ様 2人の決着が始まった
イルマ(悪周期)
カルエゴ
イルマ(悪周期)
カルエゴ
カルエゴ君がそう言うと 本日2度目、空気が揺れた
リード
カルエゴ
ジャズ
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
彼の言っている事が分かったのか 生徒達はずるいなどと申し立てする
そんな彼らとは反対に 私は笑みを隠せないでいる
アズ
琥珀(コハク)
クララ
ジャズ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
サブロ
琥珀(コハク)
イルマ(悪周期)
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
カルエゴ
イルマ(悪周期)
カルエゴ
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
リード
琥珀(コハク)
カルエゴ
なんの事でしょう?と笑って返せば カルエゴ君は何も言わなくなった
けれどその空気は先程までの空気ではなく 少々落ち着いているように感じる
彼も少なからず安堵しているらしい
しかし、それだけでは終わらなかった
用務員
イルマ(悪周期)
用務員
イルマ(悪周期)
リード
ジャズ
用務員
用務員の方がそう口を開いた瞬間 ゾロゾロと職員達が入ってきた
1人1人がどうやらイルマ様のファンで 許可証を持ってきたらしい
その雰囲気が昔の雰囲気と重なった
イルマ(悪周期)
イルマ(悪周期)
イルマ(悪周期)
イルマ(悪周期)
イルマ(悪周期)
カルエゴ
そうしてカルエゴ君とついでに私は サインをする事になった
それを見届けた時 職員室がドッと湧く
カルエゴ
ダリ先生
カルエゴ
ダリ先生
琥珀(コハク)
琥珀(コハク)
ダリ先生
琥珀(コハク)
カルエゴ
琥珀(コハク)
その日、問題児クラスは 「王の教室」へ移動が決定した
コメント
8件
続きが楽しみです!いいな〜サリバン様のSD!
ああああ!好き、悪周期の入間くんの口調とかその他もろもろ全て好きです! 続き楽しみにしてます!