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俺らは特別な関係になった.
ある日の下駄箱.
俺はテスト勉強のために早めに登校し、教室に早めに着いた.
テキストとワークを広げて解いていると
貴方が教室に入ってきた.
挨拶もせずに貴方はただ目を逸らして教科書を広げている.
たまに目が合うたびに体が震え、顔が真っ赤になっていくのが目に見えてわかる.
うブだ.
そうやって俺は若井の机に近づく.
でも貴方は俺に目線を合わせてくれない.
ずっと下を向いて俯いて ワークも教科書も見ずに
耳だけ赤く染めている.
俺が貴方の名を呼ぶと体が痙攣した.
俺は貴方の顎を持ちあげる.
貴方は変な声を出しながら俺を見つめていた.
真っ赤な顔で.まるで昨日のことを思い出して引きずっているみたいに.
俺の心に花が咲いた.
冷静を装いながら
俺は興奮した.
貴方が俺のせいで赤面になっているという事実に.
俺は耐えきれなくなって
強制的に貴方の唇を奪った.
甘い声を出しながら
涎が垂れる.
誰もいない教室の早朝.
貴方と人生で初めてのべろちゅーをした.
舌が絡み合い、貴方からさらに声が漏れる.
教室に貴方の声だけが響く.
ちゅぅっと唇が寄せ合う音.
ぐちょっと舌と涎が絡み合う音.
何もかもが俺を興奮させた.
いつぐらいまでしていたのだろうか.
ずいぶん長かった気がする.
唇が離れると貴方は潤んだ瞳をしている.
そしていう.
……テストなんかできるわけない.
今すぐにでもアレを握って喘がせたかったが、
そんな時間はなかった.
……藤澤か.
藤澤も同じく中心人物の1人.
そして、貴方と仲がいいんだ.
触れ合う体温.
俺は嫉妬で狂う.
俺は貴方を抱いたんだぞ
確かに聞こえた.
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