そこにある『スナックお登勢』の上に『銀ちゃん』と言う店がある。 そこの扉の前に一人の少女がいた。
と言っても未成年くらいだろうかと見える少女だ。ロングヘアーの少女だ。 「ここが万事屋…」 少女はそう呟くと扉をノックする。 すると中から『ハーイ』と元気な女の声が聞こえて来た。 そして扉が開くと髪を2つ結びしている少女が現す。 腰には 『希望』と彫られた木刀を挿している。 「お待たせしました…。ってあ?もしかしてお客さん?」
星乃一歌
望月穂波
ロングヘアーの少女...星乃一歌はは自分の名前を言う。 2つ結びの少女は笑顔を浮かべる。
星乃一歌
天馬咲希
星乃一歌
一歌は2つ結びの少女....咲希の言葉に思わず頷いてしまう。
初対面の相手の下の名前で呼ぶのは少していこうあるが本人から言われたので呼ぶしかないだろう。
すると奥から銀髪天然パーマの男が姿を 現した。 その男も腰に挿しており、木刀には 『洞爺湖』と彫られていた。 咲希の木刀を見た時も思ったが、どこかのお土産で買ったのだろうかと疑いたくなる木刀をしている。 とりあえず相談してみなければわからない。
坂田銀時
天馬咲希
坂田銀時
銀ちゃんと呼ばれた男は驚いた様な顔を しながら叫ぶ。 そこまで知名度は高くないからだろう。 それがわざわざ噂を聞いてきたとなれば驚くだろう。
坂田銀時
一歌穂波「は、はぁ…」
銀ちゃん…坂田銀時は丁寧に言うと道を開ける。
望月穂波
天馬咲希
2人はは靴を脱ぎ丁寧に揃えてから上がる。 そして奥へ進むと、糖分と書かれた額縁が目に入るが気にしない。 中央にある長椅子2つとテーブル。 恐らくあそこで話を聞くのだろう。
坂田銀時
星乃一歌
望月穂波
坂田銀時
星乃一歌
この人も下の名前で呼んでくれと言ってきた。 この2人は苗字で呼ばれるのは慣れてないないのだろうかと考える。 とりあえず銀時と咲希が座っている椅子の向い側に座る。
坂田銀時
天馬咲希
そういうと咲希は台所へと入っていく。 2人「あっ、お構いなく....」
坂田銀時
よほど噂で来てくれたのが嬉しいがさっきの怠そうにしていた雰囲気はなく、キリッとしている。
望月穂波
坂田銀時
星乃一歌
望月穂波
坂田銀時
星乃一歌
望月穂波
坂田銀時
天馬咲希
坂田銀時
いつの間にか戻ってきた咲希はお茶を2人は「ありがとうございます」と一口を飲む。
坂田銀時
天馬咲希
咲希はそういうと銀時の隣に座る。
天馬咲希
望月穂波
坂田銀時
星乃一歌
2人は心配だなと思いながらも頼るしかなかった。 2人も武道も心得している。
坂田銀時
天馬咲希
2人は活き込んで立ち上がり、2人もそれに反応して立ち上がる。
坂田銀時
望月穂波
星乃一歌
天馬咲希
坂田銀時
天馬咲希
坂田銀時
本当に大丈夫だろうかと段々不安になってきた2人。 とりあえず4人は外に出ることにした。
銀時は先に歩いており、咲希は同い年である一歌と穂波と会話で盛り上がっていた。
天馬咲希
望月穂波
星乃一歌
一歌は咲希の方へとと話題を振った。 気になっていた事でもあるのは確かである。 何故、この子が銀時と一緒に万事屋を開いているのか。
天馬咲希
星乃一歌
天馬咲希
望月穂波
天馬咲希
星乃一歌
咲希の笑顔を見て、つられて2人も笑顔になる。 カリスマがあるのだろうか。 その時だ。
天馬咲希
望月穂波
星乃一歌
天馬咲希
坂田銀時
先を歩いていた銀時は相槌を打つ。
坂田銀時
天馬咲希
2人にも囮にする訳にもいかない。
望月穂波
星乃一歌
坂田銀時
天馬咲希
坂田銀時
咲希は頬を赤くしながら照れている。 銀時は軽く咲希のの頭を叩いて現実へと引き出す。
望月穂波
2人はそれを見ていた。 だが、それと同時に後ろから誰かに捕まれ、口に布を当てられて、裏路地まで連れていかれる。
坂田銀時
天馬咲希
2人はいなくなった一歌、穂波を確認してから黙り込む。
そして.....。 銀時・咲希「誘拐されたァァァァァァ!?」 今頃気付くのであった。 とある廃坑。 そこに2人は捕まっており、末に眠っている。 傍には少し太った男がおり、2人をジッと見つめている。
誘拐犯
どうやらストーカーらしい。
銀時と咲希が言い合っている隙に連れ去ったのだ。 そして2人は目を覚まし、動いた眉をゆっくりと開く。
とある廃坑
星乃一歌
望月穂波
誘拐犯
星乃一歌
望月穂波
2人は動こうとしたが縛れているのに気付く。 捕まってしまったのだと気付くとゾッとする。
誘拐犯
望月穂波
星乃一歌
誘拐犯
星乃一歌
男の言葉に2人は反応する。 一体何が許せないと言うのだろうか。
誘拐犯
そういって男が手を伸ばしてくる。 2人は体を動かして、何とか拘束から脱出しようともがく。 お互いの目が合い、男の息が荒い。
望月穂波
星乃一歌
誘拐犯
望月穂波
誘拐犯
そう言うと男は唇を突き出し、穂波に顔を近づけていく。
そして、後数センチとなった瞬間だった。 「ピザの配達に参りましたァ!」 「30分は経ってないよ!」 「ひでぶぅ⁉」 壁を破壊して入ってきた原付きに乗った2人組はそのまま男を轢く。 その光景には2人は唖然としながらも やってきた2人を見る。 それは銀時と咲希だったのだ。
坂田銀時
天馬咲希
望月穂波
星乃一歌
2人が来てくれた事により安心感が 溢れてくる。 咲希は原付きから降りて、2人の 拘束を解く。 銀時は原付きを止めてから降りると轢いた男を見る。 「お、お前一歌ちゃんと穂波ちゃんといた奴!なんでここの場所がわかったんだよォォォォォ⁉」
坂田銀時
誘拐犯
坂田銀時
誘拐犯
坂田銀時
望月穂波
銀時の言葉に思わずツッコミを入れてしまう穂波。 そして銀時は木刀を構えると男を見る。
誘拐犯
男は叫ぶと銀時の横を通り抜けていき、 2人の方へと向かう。 その手にはナイフがある。
2人は薬がまだ残っているのか、うまく立てないでいる。
誘拐犯
2人「!」
2人は覚悟して目を閉じる。 だが、その瞬間木刀が振るわれ、男のナイフを弾いた。 そこには手に木刀を持った咲希が いたのだ!
天馬咲希
誘拐犯
咲希はそう言うと木刀を横凪ぎに振るい、男の腹部に叩き込んで殴り飛ばす。
坂田銀時
天馬咲希
坂田銀時
銀時はそう言うと2人へと近づく。
坂田銀時
2人「はい、ありがとうございます…」
2人は立ち上がろうとするが、バランスを崩しそうになる。 それを銀時は受け止めて支える。
坂田銀時
2人「はい!」
そう言って、銀時は原付きに乗る。 咲希は息を整えながら2人に近づく。
天馬咲希
星乃一歌
天馬咲希
望月穂波
天馬咲希
咲希はそう言うと銀時の後ろに乗り銀時はそれを確認すると原付きを走らせて去っていく。 その後後ろ姿を見ながら一歌と穂波はとある事を考える。
一歌穂波「(万事屋か…。2人とも個性的な人だった…とこかひかれるものかあったね。 あ、そうだ!)」
2人はとある事を思い付くと家の中へと戻って行った。
そして次の日。 万事屋銀ちゃんの家にて。 銀時が朝に目を覚まし起き上がる。銀時は頭をボリボリと掻きながらふすまを開けて居間の方へと行く。 そこには咲希と一歌と穂波がいて 席につく。
天馬咲希
望月穂波
星乃一歌
坂田銀時
望月穂波
坂田銀時
天馬咲希
坂田銀時
銀時はお茶を飲んで固まる。
坂田銀時
天馬咲希
星乃一歌
望月穂波
坂田銀時
天馬咲希
坂田銀時
天馬咲希
坂田銀時
望月穂波
銀時は頬杖をつく。
坂田銀時
2人「ありがとうございます」
天馬咲希
一歌穂波「うん、よろしくね!咲希/銀さん、咲希ちゃん!」
ここから始まる銀色の侍と19人の少年少女達の物語。
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