純子
私達たまに逢うからいいのかな?
賢次郎
恋人の距離で良いと思う
純子
いつも一緒にいたくないんだね
賢次郎
同棲したことないから想像がつかない
純子
私は賢次郎が側に居てくれるだけでいい
賢次郎
それでいいの?
純子
OK
賢次郎
了解
純子
私障害の等級が三級になったら仕事したいな
賢次郎
純子の夢だね
純子
そうだよ
賢次郎
夢があるっていいね
純子
うん
賢次郎
夢が目標に変わるともっといいね
純子
うん
賢次郎
目標が現実になるともっともっといいね
純子
実現までかなり時間がかかりそう
賢次郎
頑張って
純子
うん
賢次郎
とりあえず第一歩は作業所の見学だね
純子
賢次郎は私がデイケア行かなくなったらどうする?
賢次郎
他に行く所ないからしばらくはデイケアに通うしかない
純子
そっかー
賢次郎
純子が仕事終わるまで病院で待っているよ
純子
まだかなり先の話しだけどね
賢次郎
あんまり頑張り過ぎないで
純子
二年間は一般就労に就けないと思う
賢次郎
二年間は訓練の時期だよ
純子
将来に向かって頑張るしかない
賢次郎
純子は夢に向かって努力するだけだよ
純子
一般就労が見つかるかどうかだよ
賢次郎
皆そこで苦労している
純子
そうだね
賢次郎
チャンスは誰にでも来るけどそれを掴めるかどうかだよ
純子
健常者よりも低い確率だけどね
賢次郎
この歳で仕事がないのは辛い事かな?
純子
辛いと思うよ
賢次郎
病気が再発するから親が仕事させてくれないんだよね
純子
怖がってたら何もできない
賢次郎
俺にも人生あるのに思うようにいかない
純子
賢次郎にもやれることあると思うよ
賢次郎
それを見つけているところ
純子
一般就労だけが仕事じゃないよ
賢次郎
どんな仕事でも楽ではないけど自分に合った仕事を見つけるのが目標かな






